見上愛・秋田汐梨・和内璃乃、“男女交際禁止”はどう思った?「これこそまさに青春」撮影エピソードも<「恋愛バトルロワイヤル」座談会>
2024.09.06 19:30
“男女交際禁止”の校則のもと、生徒同士のリーク合戦が繰り広げられるハラハラの展開に、配信直後から盛り上がりを見せるNetflixドラマシリーズ「恋愛バトルロワイヤル」。男性チームに続き、俳優の見上愛さん、秋田汐梨さん、和内璃乃さんも座談会を開催!気になる“バトルロワイヤル”の裏側を3人に振り返っていただきました。
配信直後から話題!センセーショナルな学園ドラマ
「人を好きになることは罪ですかー?」“男女交際禁止”の校則が制定された超エリート高校を舞台に 嫉妬・羞恥・背徳・憎悪が渦巻く前代未聞のバトルロワイヤルが始まるー。
男女交際禁止の校則を破り、退学を余儀なくされた女子生徒が学校法人を訴えたという実際の出来事を基にしたオリジナルストーリーで、Netflixシリーズの日本製作ドラマでは初の学園ドラマ。
見上はオーディションで見事に主役を掴み、宮世琉弥、水沢林太郎、豊田裕大、秋田汐梨、和内璃乃、本田響矢ら才能あふれるアップカミングな俳優たちが集結した。
男女交際禁止の校則に「賛成とか反対とは言えない」
― 最初に脚本を読んだときの印象から教えてください。見上:脚本を書かれた方のおひとりの首藤凛さんが女子校出身だとおっしゃっていて、私も女子高出身なので、自分が経験したことのある葛藤が描かれている脚本だと思いました。校則だけではなくいろんなルールのなかで自分の居場所をどう作っていくのか、悩んでいた頃のことを鮮明に思い出しました。学校のなかでお金持ち特有のバトルが繰り広げられていくところはフィクションだからこその面白さがあったので、どう描かれていくのか楽しみになりました。
秋田:私は最初、このドラマはフィクションだと思っていたので、男女交際禁止の校則がある学校の実話をベースにしていると聞いて衝撃を受けましたし、さらにストーリーが興味深く感じられました。いろんな形の恋愛が描かれているので、共感できる人が多い作品になるんじゃないかなと思いました。
和内:とにかくいろんな要素が詰まっているので、どんな映像になるのかすごく楽しみだなと思いました。「男女交際禁止」の学校生活での悩みや葛藤が、現代の視点で丁寧に描かれていて、今の時代ならではの見応えのある作品になる予感がしました。
― 男女交際禁止の校則については、どのように感じましたか?
見上:実際に男女交際禁止の校則があること、裁判になってからもその校則がなくなっていないこともニュースで知っていました。遠くにいるとブラック校則だと簡単に言えてしまうけれど、その校則を作った理由があるはずなのでひとことで賛成とか反対とは言えないなとは思いました。この作品のなかでも、校長先生がなぜこの校則を制定したのかというところも描かれています。
秋田:自分が実際にこの高校の生徒だったら窮屈だろうし嫌になると思いますが、学生にとっては校則って絶対的なものですよね。とは言え、自然な感情までも縛られすぎると、この物語のようなことが起こり得るだろうなと思いました。
和内:私はこういう校則が実際にあることを知らなかったんです。自分の高校時代は恋愛をするのが当たり前の環境でしたし、恋愛を通して成長することもあると思うので、男女交際禁止の校則があったらみんながどういう風に動くのか、すごく興味深いなと思いました。
見上:私の場合は女子校で恋愛以外に楽しいことがあるのを知っていたので、意外と校則を守れるかもしれないです。でもこの作品にも描かれているように、運命の人に出会ってしまったら気持ちは止められないのかなとも思います。
高校時代の“不安定さ”を役柄に
― それぞれが演じたキャラクターをどのように捉えて、どんなところを大事にして演じたのか教えてください。見上:セリフの中にもあるのですが、唯千花は強くて優しい人になりたい子だと捉えていました。彼女はたぶん最初は自分の弱さに気付けていなくて、恋愛や友達との別れ、親や先生との関係のなかで、自分の新しい面に出会っていくんですよね。新しい自分を知っていろんなことを乗り越えて成長していく話だと思っていたので、自分の知らない感情に出会ったときの揺れを大事にしました。 自分が高校生のときの不安定さみたいなものを一生懸命思い出して、そのときに起こることに気持ちを反応させながら、ブレない芯の強さみたいなものを持つことも意識していました。
秋田:私が演じた紗和の恋愛の対象は女性です。男子校と合併したことで、自分の好きな人が男性と仲良く接することに敏感になり過ぎて嫌悪感を持つようになるんです。それ以外にも、女性だから生徒会長になれなかったとか、恋愛以外の面においても男性を敵対視してしまい、好きな子が離れていったことで周りの人たち全員が信じられなくなっていって。自分を見失って、自分の行動に理由を見つけられない子なんじゃないかなと思いながら演じていました。孤立してしまうキャラクターですが、紗和の不器用だけど真っ直ぐな思いが伝わると嬉しいです。
見上:確かにかわいいシーン、あったよね。
和内:お泊まりシーンがかわいかったので、注目してほしいです(笑)。私が演じたあやみは教師と恋愛していて大人びて見えるんですけど、その反面、その時々の感情にすごく素直な一面もあって。私はどちらかというと感情を内に秘めて抱え込んじゃうタイプなので、あやみのように突発的に感情を表に出すために、自分自身も考えすぎずに演じようと心がけていました。
見上:考えすぎないことって、大変だよね。
和内:難しかったけど、自分なりに頑張りました。
3人が心動かされたシーンは?
― 完成作を観て、心動かされたシーンについて教えてください。和内:美山とスクールカウンセラーの篠田さんが、大人と子供の違いについてやり取りしているシーンが印象的でした。今、自分がちょうどその狭間にいるので、どちらの言っていることもわかるけど、お互いになかなか理解し合えない部分もあるなと思ったりもして。ふたりの会話がすごく心に響きました。
見上:唯千花の親友の恵麻とのシーンが心に残っています。恵麻が退学になってしまってふたりで抱き合うシーンは、撮影が始まって3日目ぐらいだったんです。まだ仲が深まっていないのに不安だなと思っていたのですが、向き合った瞬間にそこには完璧に恵麻がいて…。恋愛と引き換えにこんなにも大切な友達を失わなきゃいけないんだ、っていう気持ちが自然に湧いてきました。
秋田:あのシーンは本読みの時点でもうふたりの空気感が出来上がっていて、私もうるっとくるくらい感動しました。
見上:本当!?嬉しい。
秋田:私は紗和と唯千花のシーンです。紗和は校長先生に言われたことを信じて、使命感を持って行動していたと思うんですけど、自分の気持ちがわからなくなっているんですよね。そんななかで唯千花が紗和の気持ちを代弁してくれるようなシーンがあって。そこで紗和が初めて自分の気持ちにちゃんと向き合うのですが、演じているときも完成したものを観たときも、いいシーンだなと思いました。
見上:私がそのセリフを言ったシーンと、紗和がひとりになって泣き出すシーンは別々の日に撮っているんです。だからすごく大変だろうなと思っていたのですが、完成した映像を観たら素晴らしいシーンになっていました。
秋田:あのシーンが、私のクランクアップでした。
― ほぼ同世代の方たちが集まった現場の雰囲気はいかがでしたか?
見上:私がちょっとお姉さんなのかな。結構待ち時間が被ることはあったんですけど、みんなで何をしていたんだろう。特にゲームとかもしていないよね?
秋田:愛ちゃんはずっと寝てたよ(笑)。
見上:そうみたいだね(笑)。真面目に本を読んでいました、とか言ってほしかった(笑)。
秋田:愛ちゃんはいつも話をまわしてくれていた印象があります。「最近いいことあった?」とか質問してくれて。
和内:今日、久しぶりに会ったときも聞いてくれました。
見上:お姉さんだから(笑)。みんなにカメラが配られて、空き時間に写真を撮りあったりしたのも楽しかったよね。その写真が劇中でも使われていると思います。
和内:そういう時間もありながら、それぞれ自分のペースで過ごす時間もあったりして、良いバランスでした。
秋田:きゃぴ!って感じじゃなかったよね(笑)。
見上:そうそう!無理してみんなで一緒にいなきゃって感じじゃなくて、しゃべりたいときにしゃべりたい人としゃべる、みたいな(笑)。みんなの自立した感じがすごく心地よかったです。
文化祭のダンスシーンは猛特訓「これこそまさに青春」
― 撮影中、みなさんの絆が深まった瞬間はありましたか?秋田:皆んなで練習もしたし、ダンスシーンだと思います。
見上:確かに!地方で撮影したんですけど、東京で何回かスタジオを借りて先生に教えていただいて練習をしたんです。実際にステージで踊るシーンはすごく団結感があって、暑いけどみんなで乗り切ろう!っていう感じでしたね。
和内:私はそのステージを見ていたんですけど、みんなものすごく輝いていました。本当にキラキラしていて、これこそまさに青春だよね、って。
見上:あとはあやみちゃんがひとりで校長室に乗り込んで、みんなで行くシーンもかなり一致団結感があったと思います。
― もしも学生時代に戻れるとしたら、どんなことがしたいですか?
見上:私はひとつ心残りがあって。学校の中庭で演劇をやりたかったのに、日程とか細かい問題でやれないまま卒業しちゃったんです。演劇部にいて脚本を書いていたので、自己満足かもしれないけど、それは実行に移したかったですね。
秋田:私は部活に憧れがあります。すでにお仕事を始めていて実家の京都から東京に通っていたので、続けるのが難しかったんですよね。中学1年生のときだけ吹奏楽部に入っていたんですけど、土日の練習に参加できないのが申し訳なくて辞めてしまって。高校生のときはチア部やダンス部に憧れていたので、文化祭で踊ってみたかったです。
見上:絶対にかわいいだろうなぁ。やってほしい!
和内:私は学生時代に悔いはないのですが、強いて言うなら文化祭でステージに立ってみたかったです。いつもすみっこで機材をいじっているタイプだったので、もしもギターが弾けたり、歌がうまかったりしたら…、という思いはあります。
― これから「恋愛バトルロワイヤル」をご覧になる方に、メッセージをお願いします。
見上:たくさんのキャラクターの人生が詰まった作品なので、同じ世代の人は共感できるキャラクターがきっと見つかると思います。大人は親の目線で見ることもできるし、学生から距離があるからこそ見えてくるものもあると思うので、いろいろな世代の方に楽しんでいただけたらなと思います。
秋田:愛ちゃんが言った通り本当にたくさんの要素が詰まっている作品で、いろんなことが起こるので私も一気に観てしまいました。いろいろな恋愛も描かれていて、登場人物の誰かしらには共感していただける作品だと思うので、ぜひ楽しんで観てほしいです。
和内:ふたりと重なってしまうのですが、本当に一人ひとりのストーリーにいろんな要素が入っている素敵な作品なので、どんな年齢の方でも、どんな立場の方でも、必ずどこかに共感できる部分があると思います。
― ありがとうございました。
生徒同士のリーク合戦、そして理不尽な校則を押し付ける学校側との前代未聞のバトルロワイヤルの行方とは―。
注目の若手俳優が演じた魅力的なキャラクター、令和ならではの視点で描かれた様々な恋愛模様、恋愛や友情がもたらす成長のドラマは、観るほどに引き込まれてしまうはず。(modelpress編集部)[PR]提供元:Netflix合同会社
「恋愛バトルロワイヤル」あらすじ
良家の子女が通う超エリート女子高校に入学した有沢唯千花(見上愛)。娘の将来を考えた母の千尋(吉田羊)は無理をして学費を工面するが、ふたりの生活は楽ではない。唯千花が高校2年に進級したときに、男子校と合併して明日蘭学院として共学化。色めき立つ生徒たちだったが、新たに「男女交際禁止」の校則が制定される。しかも違反し性交渉をした生徒は退学処分という厳しい内容だった。早速、生徒会がラブホテル周辺などでパトロールを行う通称 “ウサギ狩り”が始まると、退学者が続出。唯千花の親友も退学へと追い込まれる。そんな中、離婚した夫の多額の借金を背負わされた母を救うため、唯千花は正体を明かさないまま違反者からお金を受け取り、証拠写真を揉み消す“ラブキーパー”としての活動を始める。一度は恋愛を諦めていた生徒たちだったが、救世主の出現により、恋愛模様はより複雑に入り乱れる。恋愛には興味がなかった唯千花だったが、生徒たちの真っすぐに恋をする気持ちにふれ、さらには自分も真木陵悟(宮世琉弥)に惹かれ始め、心境が変化していく。
ついにはある事件をきっかけに、恋愛禁止の撤廃を要求するため、唯千花は学校を訴え裁判を起こすことを決意するがー。
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