Q. 「おせちは体に悪い」って本当ですか?【管理栄養士が解説】
2026.01.01 20:45
提供:All About
【管理栄養士が回答】おせちには、栄養が偏りがち、塩分や糖分過多になりやすいといった特有のリスクがあります。おせちを健康的においしく楽しむための具体的なコツと、一緒に食べるべき食品をご紹介します。(※画像:Shutterstock.com)
Q. 「おせちは体に悪い」って本当ですか?
Q. 「『おせちは体に悪い』と聞きました。本当のところはどうなのでしょうか?」
A. 塩分・糖分過多で体に負担をかけるおそれも。上手に工夫して食べましょう
おせち料理は伝統的なお正月の食事ですが、日持ちさせるための工夫がされています。その結果、塩分や糖分が過多になりやすい面があります。例えば、おせち料理の定番である「煮物」は、砂糖やしょうゆを多用するため、糖質と塩分が高いです。「かまぼこ」や「伊達巻」などの練り物も、製造過程で塩分が多くなる傾向にあります。
また、正月三が日の食事をおせちで済ませてしまうと、どうしても栄養素が偏ってしまうため、注意が必要です。特に食物繊維やビタミン、ミネラルなどの微量栄養素が不足しがちになります。
一方で、おせち料理は、栗きんとんや豆、昆布巻きなど、栄養豊富な食材をとれる貴重な機会でもあります。大切なのは、特徴を理解した上で、上手にバランスをとることです。
より健康的におせちを楽しみたいなら、全体の食事量を調整したり、大根や人参などの生野菜、おひたし、和え物といった箸休めを意識してとったりすることをおすすめします。これらは、不足しがちな食物繊維やビタミンを補うのに役立ちます。
メタボ研究を行いエビデンスに則ったダイエットを教える管理栄養士。小田原短期大学 食物栄養学科 准教授。女子栄養大学大学院(博士課程)修了。前職の病院での栄養科責任者、栄養相談業務の経験を活かし、現在は教壇に立つ傍ら、実践に即した栄養の基礎を発信している。
執筆者:平井 千里(管理栄養士)
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