「自分は息子を守っているつもりだった」夫を諦めかけた私が、息子の涙で気づいたこと
夫が顔を上げなくなった日々
息子が生まれてから2年ほど経った頃、夫が休日のほとんどをスマホとゲームに費やすようになりました。話しかけても画面から目を離さず、息子が「パパ遊んで」と寄っていっても返事はありません。
リビングのソファで毎晩遅くまで配信を見ては、朝はぐったりしている。私は何度か話し合おうとしましたが、夫は「俺の自由だろ」と取り合いませんでした。
私はある日、自分の中で決めたのです。夫はもう変えられないかもしれない。でも息子だけは、絶対にこうなってほしくない。それから私は、息子にスマホやタブレットを触らせないことを、自分の中の絶対のルールにしてきました。
つい出てしまったひとこと
その日は、月に一度のママ友とのランチ会でした。彼女のお嬢さんと息子がブロックで遊んでいて、私たちは園の話で笑い合っていたのです。彼女のお嬢さんが「飽きた」とぐずり始めて、彼女がバッグからスマホを取り出し、動画を見せ始めると、私は反射的に
「子供にスマホ見せるとか信じられない」と口にしていました。声を荒げたつもりはありません。けれど、隣に座っていたママ友の表情がこわばったのが、はっきりわかりました。私はそっと息子の方に視線を向けました。ブロックを組み立てていたはずの息子が、手を止めてこちらを見ていたのです。
「ママだけずるい」
息子は組み立てかけのブロックを離して、その場で泣き出しました。
「ママだけずるい。僕も見たい」
涙で顔をくしゃくしゃにして、息子は私を真っ直ぐに見上げていたのです。
私は、すぐには言葉を返せずにいました。ママだけずるい。その言葉が、私の中にずっとあったものを全部ひっくり返したのです。自分は息子を守っているつもりだった。でも息子には、自分の正しさを押し付けるだけの母親に見えていたのかもしれません。
ママ友は黙ってスマホをしまい、自分のお嬢さんを抱き上げて話を逸らしてくれました。
そして...
玄関で別れる時、私はママ友に「ごめんね、さっきの言い方」とだけ伝えました。彼女は穏やかに「ううん、気にしないで」と返してくれました。
その夜、息子が眠ってからソファでスマホをいじる夫を見つめながら、思いました。
翌朝、息子に「動画、ママと一緒に見ようか」と声をかけました。息子は驚いた顔をして、それからゆっくりとうなずきました。
息子を守る盾のつもりだったルールは、息子を縛る鎖でもあったのかもしれません。少しずつ、息子と一緒に決めていけたら。あの日の息子の涙を、私はこれから何度でも思い出すと思います。
(30代女性・専業主婦)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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