「明日友達と遊ぶ」と送っただけで止まらない彼の質問攻め。「取り調べ?」と返してみた
「明日友達と遊んでくる」と送ったら
月曜の夜、ベッドに寝転びながらスマホを開きました。明日は中学時代からの友達3人と久しぶりにカフェで会う約束があり、その報告のつもりで彼に「明日友達と遊んでくる」と送ったのです。
すぐに既読がついて、彼から返信が来ました。「男?女?」。最初の質問に少し笑いながら、「女」と返しました。彼は普段から私の予定に細かい人ではなかったので、軽い確認だろうと思っていたのです。
ところが、その後すぐに次のメッセージが届きました。「何人?」。私は素直に「3人」と返信。それでも特に違和感はありませんでした。彼が私の交友関係を気にする日もあるんだな、くらいの気持ちで。
しかし、画面の上にはまだ吹き出しが連なって出てきていたのです。
止まらない確認の連鎖
「どこ行くの?」「カフェ」「何時まで?」「夕方くらい」。返事を打つたびに、すぐ次の質問が返ってきます。最初は答えるのが楽しかったはずなのに、5問目を超えたあたりから、返信を打つペースが次第に落ちていきました。
ベッドに寝転んだまま天井を見上げました。今日は仕事で疲れていて、本当はもうおやすみと送って眠りたかったのです。それなのに、また次の質問が来るのではないかと身構えてしまう自分がいました。
そしてとうとう「みんな彼氏いるの?」というメッセージが届きました。さすがにこれは、と思いました。明日のカフェの予定を伝えただけなのに、なぜか取り調べを受けているような気分になってきたのです。
普段の彼ならこんな聞き方はしません。何か心配ごとでもあるのかな、と思いつつ、私はある一言を打ちました。
「取り調べ?」と送った瞬間
「取り調べ?」。たったひとこと返信しました。皮肉にしては優しいつもりで、冗談として受け取ってほしい気持ちもありました。送信した直後、既読がつくのが速くて、彼が画面を見つめていたのが伝わってきました。
しばらく返事が来ませんでした。彼があれだけ矢継ぎ早に質問してきていたのが嘘のように、画面はぴたりと動かなくなったのです。私はベッドに座り直し、スマホを枕元に置いて、少しだけ後悔し始めていました。
そして次に届いたメッセージは、たった一行でした。「......気をつけて楽しんで」。彼の照れと反省のように見えて、私は思わず笑ってしまいました。
ああ、ただ心配だっただけなんだ。それなら最初からそう言えばいいのに、と。
そして...
私は「心配ならそう言えばいいのに」と返信しました。すぐに「ごめん」のスタンプが届いて、その後に「ちょっと不安だったから聞いちゃった」とぽつりと送られてきたのです。
彼が普段見せない弱さを見られた気がして、なんだか愛おしさのような気持ちが湧いてきました。質問攻めは確かに重苦しかったけれど、その奥にあったのは私を疑う気持ちではなく、私を大切に思う不器用さだったのかもしれません。
翌日、友達と会ったあと、私は自分から「カフェ楽しかったよ、今帰り」と写真付きで送りました。彼からは「ありがとう」と短い返信。
ちょっと面倒な彼氏だけど、こういう不器用さも嫌いじゃないなと、電車の窓に映る自分の顔を見ながら思ったのです。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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