彼女が泣きそうな顔で教えてくれた語尾の違い→僕が3日間スマホにメモを取り続けた理由
「全然違う」と訴えてきた彼女
その夜、夕食の最中に彼女が箸を置いて、こちらを見ました。「ねえ、『わかった』と『わかったー』全然違うよ」と。
正直、最初は意味がわかりませんでした。同じ言葉の語尾が伸びるかどうかだけの違いに、何の差があるのか。
「同じじゃないの?」と聞き返したら、彼女は少し困った顔で説明してくれました。
「『わかった』だけだと、私の話を流された気がするの」
その瞬間、僕は前の晩のことを思い出しました。ゴミ出しを頼まれた時、スマホから目を離さずに「わかった」と返した自分。その時、彼女がどんな顔をしていたかまでは知りません。
ちゃんと理解したい、と思った
「ごめん、ちょっと実験させて」気づいたら、僕はそう口にしていました。うまく説明できないけれど、僕は本気で彼女の言う「違い」を理解したかったのです。彼女がうまく言葉にできない感覚を、適当に流して頷くのが、この瞬間からは絶対に嫌だと思いました。
夜、彼女が寝たあと、僕はメモアプリを開きました。日付、時刻、シーン、僕の返事、そして彼女の表情。これから3日間、自分の言葉に対する彼女の反応を全部記録してみようと思ったのです。彼女には言いませんでした。意識すると、自然な反応が見られなくなる気がしたからです。
観察した、彼女の小さな表情
翌日から、僕は意識して両方を使い分けました。素っ気ない「わかった」のあとに「いま、どっちだった?」と聞き、彼女の表情をメモしました。気づいたのは、彼女自身も無自覚なほど細かい変化があるということです。
「わかった」だけのとき、彼女は一瞬目線を落とします。眉が少し下がります。逆に「わかったー、まかせて」と返したときは、頬がふっと緩むのです。
3日目の夜、彼女が「もういいよ」と少し強い声で言いました。観察を続ける僕の態度が、彼女には不誠実に見えていることがわかりました。記録を取ること自体が、彼女を傷つけ始めていたのです。
そして...
その夜、お風呂から上がると、彼女がソファでスマホを手にしていました。画面はメモアプリ。全部見られていました。咄嗟に言い訳しそうになって、やめました。
「君のことを誤解したくないんだよ」それしか言えませんでした。
彼女はメモをスクロールしながら、何度かうなずいていました。「もういいよ、ばかじゃないの」返ってきた声は、もう怒っていませんでした。たぶん、語尾の違いを完璧に聞き分けられる日は来ません。それでも、彼女が言葉にできない小さな感情に、自分が鈍感でいるのは嫌だと思います。
メモはもう取りません。代わりに、彼女の顔をちゃんと見てから返事をすることに決めました。
(20代男性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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