彼女に「今から」と送られたまま1時間。送るか我慢か迷った末、俺が打った3連投の最後は「おーい」
歩いて10分の距離
午後2時、駅前のカフェで彼女との待ち合わせ。彼女からのメッセージで「今から」と届いたのを確認して、俺はアイスコーヒーを1杯注文しました。彼女の家からこのカフェまでは歩いて10分の距離です。15分もあれば顔を見られるはずでした。
20分が経ち、コーヒーを半分まで飲み終えても彼女は現れません。「途中でなにか買ってるのかな」と思って、もう少し待つことにしました。30分が経った頃、ようやく違和感が芽を出しました。歩いて10分の距離なのに、30分来ない理由が思い当たらなかったのです。
送るか、我慢か
40分が過ぎた頃、ホットコーヒーを追加で注文しました。「今どこ?」と送ろうとしては、消す。それを何度も繰り返していました。重く見られたくなかったのです。普段は「待たされても気にしないタイプの彼氏」でいたかった。
でも、頭の中ではよくない想像が膨らんでいきました。事故にあったのかもしれない、急に体調が悪くなったのかもしれない、あるいは、来るのが嫌になったのかもしれない。
実は以前に付き合っていた人にカフェで2時間待たされたあげく、メッセージで別れを切り出された経験がありました。あの記憶が、ゆっくりと蘇ってきていました。
3連投を打った3時
午後3時。俺は耐えきれずに送信ボタンを押しました。「今からの続きは?」。冗談めかした文面に直すのに、それでも10分以上かかりました。送ってから30秒経っても既読がつかず、「体調悪い?」と続けて打ちました。さらに10秒後、「おーい」とだけ送りました。
3通目を送り終えてしばらくすると、ようやく既読がつきました。「ごめん!もうすぐ着く!」と返信が届きました。コーヒーをもう一口飲んで、自分の手元を見ると、お代わりした2杯目もほとんど空になっていました。たった1時間で、俺はずいぶんと長い距離を心の中で歩いていたようでした。
そして...
カフェに駆け込んできた彼女に「来た。よかった、本当に」と笑って迎えました。彼女は「ごめん、寄り道してて」と謝り、ドラッグストアの袋からのど飴を取り出しました。俺のために選んでくれていたのだと知って、笑い声が少しかすれました。
「3連投、面白かった」と彼女に言われて、俺は「正直、どこかで倒れてるのかと思って」と返しました。冗談半分でしたが、半分は本当でした。普段は冷静に見せていても、待たされる時間に弱い自分がまだ消えていないこと。それを彼女に少しだけ知ってもらった日でした。
(30代男性・営業職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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