「ごめん、今週もちょっと」と断り続ける親友→心配でしつこく連絡した私が"本当の理由"を知った夜
冷たくなった親友の返事
最近、大学時代からの親友の様子がおかしい気がします。 週末に誘っても「ごめん、また今度」ばかりでした。 最初は忙しいのかと思っていました。
でも、それが何度も何度も続くと、さすがに気になってきます。 「私、何か悪いことした?」 そんな考えが頭をよぎるようになっていました。
メッセージの既読がつくのも遅くなりました。 昔はすぐに返信してくれたのに、最近は丸一日経ってから短い返事が来るだけです。 その距離感が、たまらなく寂しかったのです。
心配とさびしさのあいだで
私は彼女のことが大切でした。 だからこそ、この変化が怖かったです。
気づけば、前より強い言葉で連絡していました。 「今週末どう?」「ねえ、返事して」
返ってきたのは、またしても「ごめん、今週もちょっと」という短いひとことでした。 胸の奥がざらついて、思わず指が動きました。
「あんた最近付き合い悪くない?」
送ったあと、すぐに後悔しました。 言い方がきつかったかもしれないです。 でも本音でした。避けられているように感じて、悲しかったのです。
それでも返事は来ません。既読だけがついて、時間だけが過ぎていきます。 耐えきれなくて、私はもう一度メッセージを送りました。 「何かあった? 私、怒ってる?」
耐えきれず電話をかけた夜
このままじゃだめだ。 そう思って、思い切って電話をかけました。
「ねえ、ほんとに何があったの? 私、ずっと気になってて」 自分でも驚くくらい、声が震えていました。
しばらく間をおいて、親友がぽつりと話し始めました。 お母さんが倒れたこと。介護と仕事で毎日いっぱいいっぱいだったこと。 誰にも言えずに、ずっと一人で抱えていたこと。
受話器越しに、彼女の声が少しずつ震えていくのがわかりました。 私は言葉をなくして、ただ話を聞いていました。
そして…
「…そんな大変なこと、一人で抱え込んでたの?」
気づけば、私の声も震えていました。 自分のことばっかりでした。彼女が大変なときに、私は「避けられてる」と勝手に拗ねて、余計な言葉をぶつけていました。
「ごめん、私、全然気づいてあげられなくて。しつこくしてごめんね」 そう言うのが精一杯でした。
電話の向こうで、親友が小さく泣いているのがわかりました。 「今度会ったとき、話聞かせて。私、手伝えることあったらなんでも言って」 ようやく言えたその言葉は、自分の罪滅ぼしのようでもありました。
誘いを断られると、つい「冷たくされた」と思ってしまいます。 でも、相手には相手の事情があります。 それに気づかず、しつこく責めるような連絡をしていた自分が、情けなかったです。
次に会う約束をして、通話を切ったあと、私はしばらくスマホを握りしめていました。 友情って、近すぎず遠すぎず、ちょうどいい距離で支え合うことなんだ。 あの夜、ようやくそんなことがわかった気がしました。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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