「なんで既読つけて30分も放置するの?」と送った私→「返信考えてた」の後に届いた長文で怒れなくなった話
いつもと違う既読
付き合って2年、彼との連絡はだいたい一定のリズムでしていました。仕事終わりに「お疲れさま」と送れば、長くても10分以内には返ってくる。短くても、絵文字一つでも、必ず何かしら返ってくるのが当たり前になっていたのです。
その夜、21時すぎに「お疲れさま。今日どうだった?」とメッセージを送りました。既読はすぐにつきました。スマホを伏せて家事をしながら、ちらちらと画面を確認します。10分が過ぎても返信がきません。
詰問のメッセージ
20分が経った頃、何か怒らせたのか、それとも他のことで頭がいっぱいなのか。考えれば考えるほど、既読の文字が冷たく見えてくるのです。
30分が経った頃、「なんで既読つけて30分も放置するの?」。送信ボタンを押した直後に、少しだけ後悔したのです。重いと思われたかもしれない。でも、画面を見ながら待たされていた30分の自分の気持ちを、彼に知ってほしい気持ちのほうが勝っていました。
続けて届いた長文
すぐに返事が来ました。「返信考えてた」。それを見て、また苛立ちかけたそのとき、立て続けに彼からメッセージが3つ届いたのです。
「ごめん、今日仕事で大きなミスして、ずっと頭の中ぐちゃぐちゃで」
「いつもみたいに『大丈夫』とか書こうとしたんだけど、嘘になりそうで打っては消してた」
「ちゃんと答えたかったから時間かかった。ごめん」
怒ろうと思って構えていた言葉が、行き場を失ってしまったのです。30分の沈黙の中で、彼はずっと私への返事を考えていた。それも、嘘をつかないために。
そして…
しばらく考えてから「先に言ってくれればよかったのに」とだけ返しました。本音は、待たされた30分が苦しかったということ。けれど、彼が嘘をつかないために黙っていたのなら、それを責めるのも違う気がしたのです。
会えない夜のメッセージは、相手の表情も声も奪ってしまいます。だからこそ、沈黙の意味を勝手に決めつけてはいけないのだと思いました。怒りきれないまま、でも完全には腑に落ちないまま、私はその夜のやりとりを閉じたのです。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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