「友達に見せたいから、うちらのチャット面白くして」とお願いした私。彼から届いた返事に頭を抱えた話
見せられないチャット履歴
最近、女友達で彼氏とのやりとりを見せ合うのが流行っていました。「うちの彼ロマンチックすぎ」「うちはお笑い担当」と、それぞれが自慢げにスクショを共有する中、私だけが画面を伏せてしまうのです。私と彼のやりとりは、本当に普通でした。「今日何時に帰る?」「ご飯炊いておくよ」「了解」。決して仲が悪いわけじゃないけれど、人に見せられるような華やかさが、ひとつもありません。そのことが少しだけ引っかかっていて、ある夜、思い切って彼にメッセージを送ってみました。「友達に見せたいから、うちらのチャット面白くして」と。
期待と違う返信
返信は思ったより早く届きました。画面を開いて、私は思わず眉を寄せます。「先週の朝、起きたって送ってきたの覚えてる?」「あれから1時間、既読つかなかった話する?」そういう話じゃない、と慌てて入力しました。「やめて、それじゃない」。続けて「もっとさ、面白いやつ」と打つと、彼からの返事はあっさりとしたものでした。「リアルが一番面白いでしょ」。私が見せたかったのは、こんな自分のずぼらな話じゃありません。コンビニで甘いものを大量に買った話とか、寝坊して既読をつけ忘れた話とか、友達の前で広げたい話題ではありませんでした。
友人グループでの大盛り上がり
結局、面白い話題はもらえないまま、私はヤケになって、そのやりとりのスクショを友人に送りました。「うちの彼、こういう人なんだよね」と、自虐っぽく添えて。反応は予想外でした。「リアルすぎて好き」「次の集まり連れてきて」。グループチャットの通知が止まらず、誰一人として私の意図した方向で笑ってくれません。むしろ、私のずぼらな日常がそのまま素材になって、彼の評価がどんどん上がっていったのです。一番見せたくない自分が、一番面白がられている。
そして...
家に帰ってから、私はもう一度、彼との過去のやりとりをゆっくりスクロールしました「ご飯炊いておくよ」「了解」。短い言葉のやりとりが、淡々と並んでいるだけです。私が「面白くして」と頼んだとき、本当は「私を素敵に見せて」と言いたかったのかもしれません。彼はそれを受け取らずに、ありのままを返してきた。少し恥ずかしくて、少しだけ救われた気もしました。今度、自分のずぼらな話を友達に披露するなら、自虐じゃなくて笑い話として伝えよう。そう思えたのは、たぶん、彼が私を変な方向に飾らなかったからだと思います。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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