「再婚した家の子とは、遊ばせたくないの」。ママ友のその一言に、私は笑うしかなかった
息子の様子が変わった日
小学2年生の息子には、同じクラスに毎日のように遊ぶ男の子がいました。放課後になると「今日も遊んでいい?」と目を輝かせて聞いてくる姿が微笑ましくて、新しい土地での学校生活もうまくいっていると安心していたのです。
ところがある週から、息子が一人で帰ってくるようになりました。「どうしたの、最近一人だね」と聞いても、少し目をそらして「別に」とだけ答えます。
翌日、夕食の支度をしていると、息子がぽつりと漏らしました。「あいつ、最近一緒に帰ってくれないんだ」。何かあったのだろうかと気になりましたが、子供同士のことだからとしばらく様子を見ることにしました。
参観日の帰り道
数日後の参観日。帰り道で、その子のお母さんと偶然並んで歩くことになりました。子供たちの話題になったとき、思い切って切り出しました。「最近うちの子と遊ばなくなったみたいで」。
彼女は少し間を置きました。それからまっすぐ前を向いたまま、「ごめんね」と言い、続けました。「再婚した家の子とは、遊ばせたくないの」。その言葉を、すぐには受け止められませんでした。返す言葉が見つからず、「そう、なんだ」と小さく笑ってしまいました。笑うしかなかったのです。
息子に伝えられなかったこと
帰宅した息子が「今日もあいつ、避けてた」とつぶやきました。「ごめんね。お母さんがダメだって」と、友達から言われたのだそうです。息子の伏し目がちな横顔を見て、胸の奥がぎゅっと締まりました。
私が再婚したことで、息子がこんな思いをしている。「ママのせいかな」とは聞かれませんでした。けれど聞かれなかったことが、余計に苦しかったのです。私の選択が息子を傷つけている。その事実が、喉の奥にずっとつかえていました。
そして...
あの日から、息子は何も言わずに別の友達と遊ぶようになりました。子供なりに、受け入れたのだと思います。でも、以前のように無邪気に「今日も遊んでいい?」と聞いてくることは、もうありません。
私が選んだ再婚という道が間違っていたとは思いません。今の家族を、大切に思っています。でも、あのママ友の一言が、胸のどこかに刺さったまま抜けないのです。息子には何も悪いところがないのに。その一点だけが、どうしても飲み込めないままでいます。
(30代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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