彼の「おはよう」のメッセージが突然敬語になった朝→「おはようございます」の裏にあった理由を知って泣いた
初めての「おはようございます」
月曜日の朝、スマホを開くといつもの彼からのメッセージが届いていました。ただ、その中身が違います。「おはよう」ではなく「おはようございます」。一瞬、誰かから転送されたのかと思ったほどでした。
前日は普通に夕飯の話をしていましたし、喧嘩をしたわけでもありません。何度読み返しても、「ございます」に変わっている。こちらも「おはようございます」と返すべきか、いつも通り「おはよう」と返すべきか。悩んだ末に、絵文字だけを送りました。
何度聞いても「なんとなく」
その日からずっと、彼のメッセージは敬語のままでした。「今日は何時に会いましょうか」「お疲れさまでした」。どこか遠くから知らない人が話しているような気がして、胸の奥がざわざわします。
思い切って「なんで敬語なの?」と聞いてみました。彼は「なんとなくだよ」と答えました。なんとなくで人の話し方が変わるはずがない。責めているようで、でも何かを追い詰めたくなくて、それ以上は聞けませんでした。私、何かしたのかな。それとも、気持ちが冷めたのかな。
彼の部屋で見つけた写真
週末、彼の部屋を訪ねました。テーブルの上に、見覚えのない写真立てが置かれていました。穏やかに微笑むおばあさまの写真。「2週間前にね、祖母が亡くなったんだ」と、彼はぽつりと言いました。
「どうして教えてくれなかったの」と声が震えました。彼はしばらく黙ってから、祖母が生前、祖父との古い手紙を見せてくれたこと、そこに書かれていた丁寧な言葉の一つひとつをずっと覚えていたいと話してくれました。「大切な人には、言葉の一つひとつを丁寧に選びなさい」。それが祖母の口癖だったそうです。
そして…
彼は「照れくさくて、ちゃんと話せなかった」と小さく笑いました。敬語の「おはようございます」は、彼が祖母との約束を守ろうとした、ぎこちない最初の一歩だったのです。
その夜、私は初めて彼に「おはようございます」と返信しました。小さな変化の裏に、こんなに大切な気持ちが隠れていたなんて。明日からもきっと、私たちは敬語と普段の言葉を行ったり来たりすると思います。それでも、彼が選んでくれる言葉の一つひとつを、今度はちゃんと受け取りたいと思いました。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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