「うちの子と関わらないで」息子の親友のママにお願いした私→親友のご家庭事情を知ることになってしまい...
「あの子といると成績が下がる」と思い込んだ理由
息子の親友・ケンタくんは、明るくて優しい子でした。息子もよく「ケンタと遊んでいい?」と目を輝かせて聞いてきて、私も最初は二人の仲を微笑ましく見守っていたのです。
ところがある時期から、息子のテストの点数が落ち始めました。私の頭に浮かんだのは、ケンタくんのことでした。彼は成績があまり良くないと息子から聞いていて、一緒にいる時間が長くなってから息子が変わった気がして。
私には、中学受験に失敗した過去があります。あのときの悔しさと情けなさは、今でも胸の奥に残っています。息子には同じ思いをさせたくない。その一心が、いつしか「成績の悪い子と付き合えば引きずられる」という思い込みに変わっていました。
「なんでダメなの?」と泣いた息子
ある夜、息子に「しばらくケンタくんとは遊ぶのを控えなさい」と告げました。理由を聞いてくる息子に「勉強に集中してほしいから」とだけ答えました。
「なんでダメなの? ケンタは悪いことしてないのに」
息子は泣きながら訴えます。私は言葉が見つかりませんでした。「悪いことはしていない」その通りです。でも止められなかった。
そしてケンタくんのお母さんへ事情を伝え、うちの子と関わらないでほしいとお願いの連絡をしたのは、それから数日後のことでした。
偶然見かけた、深夜の光景
それから数週間が経ったある夜、私はスーパーの駐車場でケンタくんのお母さんを見かけました。時刻は深夜0時近く。疲れた足取りで歩いていました。
翌日、気になって息子に何気なく聞いてみると、思わぬことがわかりました。
ケンタくんのお父さんは体を壊して仕事を休んでいて、お母さんが昼も夜もパートをかけ持ちしているのだと。そしてケンタくんは毎晩、小さな弟と妹の面倒を見てから、自分の勉強をしているのだと。
そして...
私はケンタくんのお母さんに電話をしました。
「先日は勝手なお願いをして、申し訳ありませんでした」と謝ると、しばらく沈黙があって、「いえ、うちの子の成績のこともわかってますから」と元気のない声が返ってきました。
それから私は、ケンタくんを家に招くようにしました。息子と並んでリビングのテーブルで勉強する二人を見ながら、あのとき自分が何を怖れていたのかをずっと考えていました。
相手の子の"見えていない部分"を想像する余裕を、私はあのとき持てていなかった。ケンタくんの頑張りが教えてくれたのは、成績じゃなくて、その子の生き方でした。
(30代女性・主婦)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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