モラハラ彼氏に「お前に優しくしてくれるのは俺だけ」と言われていた私→別れてから人生が一変した
「俺だけ」という呪い
「お前に優しくしてくれるのは俺だけ」。彼が口癖のように繰り返すその言葉を、いつしか本当のことだと思うようになっていました。
友人からの食事の誘いも、「あいつら本当にお前のこと考えてると思う?」と言われれば断るしかなく、気づけば私の世界は彼だけになっていたのです。
会社の飲み会も、学生時代の友人との集まりも、少しずつ遠ざかっていきました。「俺がいないとお前は生きていけないだろ」。その言葉に頷くたび、本当にそうなっていく自分がいました。
ひとりで決めた夜
別れを決めたのは、ある夜の電話がきっかけでした。残業で疲れ果てた私に彼は「俺を待たせるなんて、どういうつもり?」と言いました。謝りながら、ふと気づいたのです。私はいつも謝ってばかりだ、と。
翌日、「別れたい」と伝えると、彼は笑いました。「無理だよ。お前は俺なしじゃやっていけない」。その言葉を聞いた瞬間、不思議と胸の奥が凪いでいくのを感じました。「やっていけるかどうか、自分で確かめたい」。そう伝えました。
戻ってきた世界
別れて最初の週末、3年ぶりに友人とランチに行きました。「久しぶりに笑顔が戻ったね」と言われたとき、自分がどれだけ笑っていなかったかを初めて知りました。友人が撮ってくれた写真をSNSに載せると、懐かしい人たちから次々にメッセージが届きました。
半年の間に、3人の方から好意を伝えられました。驚くしかありませんでした。彼に「お前なんか誰にも相手にされない」と言われ続けていたからです。
そして...
「俺だけがお前に優しい」。あの言葉は優しさではなく、鎖でした。私の周りから人を遠ざけ、笑顔を奪い、「俺がいないと生きていけない」という状況を、彼自身が作り出していたのです。今、私の毎日には小さな幸せがあふれています。
友人との何気ない会話、同僚のさりげない気遣い、一人で決める休日の過ごし方。先日、職場の後輩に「先輩といると安心します」と言われたとき、"優しくしてくれるのは彼だけ"なんて嘘だったと、改めて実感しました。
あの3年間で失っていたのは、彼の優しさなんかではありません。私自身の世界でした。
(20代女性・営業)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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