彼女に毎晩「今日何してた?」と聞き続けた自分が、"業務日報"で返されて初めて気づいたこと
聞かずにはいられなかった理由
前の彼女に浮気をされました。共通の友人から「知らなかったの?」と言われたとき、ショックを受けました。あの経験が、自分に「知らないことが怖い」という感覚を植えつけたのだと思います。
今の彼女と付き合い始めて、最初は意識していませんでした。でも彼女が友達と出かけた夜に返信が遅くなると、あの頃の不安がよみがえる。知らない時間があることが怖くて、毎晩「今日何してた?」と聞かずにはいられなくなっていました。
日報が届いた夜
金曜の夜、いつものようにLINEを送ると「【本日の業務報告】」という文字列が返ってきました。出勤時間から入浴時間まで、1日の行動が時系列で並んでいる。「……なにこれ?」と返したら、「日報だよ。毎日報告してほしいんでしょ?」。思わず「いや、そういうことじゃないだろ」と打ちましたが、そう打った瞬間、じゃあ何が知りたかったのか、自分でもうまく答えられませんでした。
翌日も、その翌日も同じ形式で届きました。3日目の夜、電話で「お前さ、怒ってる?」と聞きました。彼女は淡々と「怒ってないよ。聞かれたことに正確に答えてるだけ」と言いました。その瞬間、自分が彼女にしていたことの意味がようやく分かりました。自分は彼女の気持ちを聞いていたのではなく、行動を確認していたのです。
元カノの影を押しつけていた
電話を切ったあと、過去のLINEを遡りました。彼女が友達と飲みに行くと言ったとき「誰と?」「何時まで?」と聞いていた。飲み会の写真を送ってくれたとき「男いないよね?」と返していた。帰りが遅くなったとき「次から先に言ってよ」と送っていた。どれも自分の中では心配しているだけでした。
元カノにされたことがトラウマになっているのは事実です。だからといって今の彼女を疑っていい理由にはならない。自分の不安を、彼女の自由を制限することで埋めようとしていた。それは心配ではなく、ただの支配でした。
そして...
4日目の夜、「監視みたいになってた。ごめん」と送りました。何度も書いては消して、この一言になりました。彼女からは「心配してくれるのは嬉しかった。でも、聞き方を変えてほしい」と返ってきました。
翌朝、代わりに「今日、楽しいことあった?」と送りました。彼女の返信は「お昼に会社の近くに新しいパン屋見つけた! クリームパンがすごくおいしかった」。今まで一度も聞けなかった、彼女の1日の中の小さな幸せでした。自分が本当に知りたかったのは、こういうことだったのだと、ようやく気づきました。
(20代男性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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