「あの新人マジ使えない。早く辞めてほしい」上司のLINEが“本人”に届いた朝→スクショを撮った私がとった行動
必死だった3カ月
中途採用で入った会社は、想像以上にスピードが速い職場でした。業務の流れを覚えるだけで精一杯で、周りに迷惑をかけている自覚はありました。それでも毎晩マニュアルを読み返し、わからないことはメモして翌朝確認し、できることを増やしていました。
直属の上司は、必要最低限のことしか話さない人でした。「嫌われてはいないけど、期待もされていないんだろうな」。そう感じながらも、とにかく食らいつくしかないと自分に言い聞かせていました。
光った通知
朝の支度をしているとき、スマホに上司からのLINE通知が光りました。業務連絡かと思って開いた画面に並んでいたのは、「あの新人マジ使えない。早く辞めてほしい」という文字でした。
何度読み返しても、自分のことを言っていたのです。指が震えて、スマホを落としそうになりました。でも、次の瞬間には反射的にスクリーンショットを撮っていました。これは証拠になる。そう思いました。
30秒後の取り消し
スクショを撮った直後、画面に「メッセージの送信を取り消しました」と表示されました。おそらく30秒も経っていなかったと思います。でも、私はもうメッセージを開いていました。既読はついたはずです。
その日、出社した上司は少しだけ目が泳いでいるように見えましたが、何も言ってきませんでした。
私は昼休みに人事部を訪ね、スクリーンショットを見せました。担当の方は画面を確認すると、表情を変えずにうなずいて「わかりました。対応します」と言いました。手が震えていたけれど、黙って飲み込むことだけはしたくなかったのです。
そして...
翌週、上司は別室で面談を受けたそうです。詳しいことは私には知らされませんでしたが、面談があったらしい日の午後、廊下で上司とすれ違いました。何か言いたげな目をしていた気がしましたが、私はまっすぐ前を向いて歩きました。
その後、上司の態度が少しだけ変わりました。挨拶を返してくれるようになり、指示のあとに「わからなかったら聞いて」と一言添えるようになったのです。
あのLINEの文面は、ずっと忘れられないと思います。でも、あの朝泣かずにスクショを撮った自分のことは、少しだけ誇りに思っています。「使えない」と言われた場所で踏みとどまると決めたのは、誰かに認めてもらうためではありません。自分で自分を諦めたくなかっただけです。
(30代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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