彼がLINEのプロフィール写真を「二人の写真」から「風景」に変えた日→理由を問い詰めたら......
見慣れたアイコンが消えた朝
交際3年目を迎えた私たちは、お互いのLINEアイコンに二人で撮った写真を設定していました。それは付き合い始めた頃の旅行先での一枚で、私にとって大切な思い出の象徴でもあったのです。
ある朝、彼にメッセージを送ろうとしたとき、ふと目に入ったのは見知らぬ風景写真。海辺の夕焼けに変わったアイコンを見つめながら、一度深呼吸をして、冷静に聞いてみることにしました。
「アイコン変えたんだね。何かあった?」
既読がついてから返信までの数分間が、とても長く感じられたことを覚えています。
曖昧な返事と募る不安
彼からの返信は「ちょっとね。また話すよ」という短いものでした。いつもなら絵文字を使う彼が、そっけない文面だけを送ってきたことが余計に不安を煽ります。
その日から数日間、彼の態度には特に変化がないように見えました。デートの約束も普通にできるし、電話での会話も穏やかなまま。けれど、あのアイコンのことが頭から離れず、私はつい彼のSNSを確認してしまう自分がいました。
もしかして、誰かに見られたくない理由があるのでは。そんな疑念が少しずつ膨らんでいったのです。週末のデートで直接聞こうと決めたものの、どう切り出せばいいのかわかりませんでした。
問い詰めた先にあった真実
週末、いつものカフェで向かい合った私は、思い切って本題を切り出しました。彼は少し困ったような顔をして、ゆっくりと話し始めました。
実は彼の職場に最近、新しい上司が異動してきたそうです。その上司は部下のプライベートにまで口を出すタイプで、彼のLINEアイコンを見て「彼女がいるなら残業も頼みにくいな」と言い放ったとのこと。
その後、上司からのLINEには驚くべき内容が書かれていました。
「プライベート優先するやつに大事な仕事は任せられない。独身のふりしとけ」
彼はこの理不尽な圧力に従うしかないと思い、泣く泣くアイコンを変えたのだと言います。私に余計な心配をかけたくなくて、すぐに説明できなかったことを彼は何度も謝りました。
そして...
彼の話を聞いて、私の中にあった疑念は消えていきました。同時に、彼がひとりで抱え込んでいた苦しさを想像して、胸が痛くなりました。
その夜、彼からLINEが届きました。
「ちゃんと話せてよかった。アイコンのこと、会社辞めたら絶対戻すから」
私は少し考えてから返信しました。
「無理しないでね。写真は関係なく、私たちは私たちだから」
後日、彼は社内の相談窓口に上司の言動を報告したそうです。すぐに状況が変わるかはわかりませんが、彼が一歩を踏み出したことを私は誇りに思いました。
アイコンはまだ風景写真のまま。でも、私たちの間には以前より深い信頼が生まれた気がしています。いつか二人の写真が戻る日を、焦らずに待とうと思います。
(20代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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