「なんで分かってくれないの」家事分担で毎晩ケンカ→ToDoリストを見せ合った日、私は言葉を失った
「やってる」の意味が、違っていた
共働きの我が家。私はフルタイムで働きながら、朝は子どものお弁当を作り、夜は夕食の準備をして、寝かしつけをして、やっと一息つく頃には日付が変わっていることも珍しくありませんでした。
夫も仕事は忙しいはずです。それはわかっています。でも帰宅後の夫がやるのは、食器を食洗機に入れることと、たまに洗濯機を回すこと。しかも食器は汚れが残っていることが多く、洗濯物は干されないまま朝を迎えることもしばしばでした。「食器に汚れが残ってる」「洗濯物、干してないじゃん」と指摘すると、「やってる」と言われ、私の中で何かが擦り減っていくのを感じていました。
毎晩のケンカ、もう疲れた
「ちゃんとやってよ」「俺だってやってる」。毎晩同じやりとりが繰り返されました。私が指摘すれば夫は不機嫌になり、黙れば家事は溜まっていく。どちらを選んでも、疲れるのは私でした。夫が自分なりにやろうとしてくれたこともあります。でも仕上がりが気になって、つい『もういい、私がやる』と取り上げてしまったこともありました
ある夜、また同じケンカになったとき、言葉がうまく出てきませんでした。「なんで分かってくれないの」と声を絞り出すのがやっとでした。夫は黙ったまま、困ったような顔をしていました。怒っているのではなく、本当にわからないのだと、その表情で気づいたのです。
「知らなかった家事」
知人に相談したところ、夫婦カウンセリングを勧められました。正直気が進みませんでしたが、このままでは何も変わらないと思い、夫に提案しました。そして、夫婦でカウンセリングを受けることにしました。カウンセラーから提案されたのは、お互いが1日にやっている家事を全て書き出すことでした。
私のリストは42項目。朝の支度から夜の片付けまで、細かく書き連ねました。一方、夫のリストは8項目。「やっぱり」と思いかけたとき、夫のリストの中身が目に入りました。「毎朝ゴミを出す前に分別し直す」「排水口の掃除」「週末に自転車の空気を入れる」どれも、私が知らないところでやってくれていた家事でした。
「排水口、掃除してくれてたの?」私の知らないところで夫も家事をしていました。見えていなかったのは、お互い様だったのです。
そして...
その日から、私たちは分担表を一から作り直しました。書き出してみると、「名前のない家事」がこんなにもあったことに驚かされます。夫が気づかないうちにやっていたこと、私が当たり前にこなしていたこと。どちらも、相手には見えていなかったのです。
完璧な分担ができたわけではありません。今でもときどき、お互いの認識がずれることはあります。でも「見えていないだけかも」と思えるようになったことで、責める前に確認する余裕が生まれました。
(30代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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