30歳を過ぎても結婚しない姪「可哀想に」→私が何も言い返せなくなった姪の一言とは
姪への心配
姪は昔から賢い子でした。良い大学を出て、良い会社に就職して。でも、35歳になっても結婚していないことが気がかりでした。このまま一人で年を取っていくのかと思うと、可哀想でならなかったのです。
「いい人いないの?」「紹介しようか?」顔を合わせるたびに声をかけていました。姪のためを思っての言葉でした。少なくとも、私はそう信じていたのです。
時代の変化に気づかず
私の時代は、女性は結婚するのが当たり前でした。結婚して家庭を持つことが、女性の幸せだと教えられて育ったのです。だから姪にも、同じ幸せを味わってほしかった。
でも今思えば、それは私の価値観の押し付けでした。時代は変わり、生き方も多様になっている。そんな当たり前のことに、私は気づこうとしていなかったのです。姪が笑顔で流していたのは、我慢していただけだったのかもしれません。
姪からの言葉
あの日のお盆のこと。私はまた、つい言ってしまいました。「あなた、このままじゃ一生一人よ。可哀想に」と。すると姪が、まっすぐ私の目を見て言ったのです。
「私は今の生活に満足しています。結婚だけが幸せじゃないと思うので」と。
衝撃を受けました。周りの親戚も黙っています。私は何も言い返せませんでした。
そして...
帰宅してから、姪の言葉をずっと考えていました。私は姪を心配していたのではなく、自分の価値観を押し付けていただけだったのかもしれない。「可哀想」という言葉が、どれほど姪を傷つけていたか。ようやく気づいたのです。
結婚していなくても、姪は自分の人生を楽しんでいる。それを「可哀想」と決めつけていた私の方が、よほど狭い考えだったのでしょう。あの日以来、結婚の話は一切していません。姪の生き方を尊重すること。それが私にできる、遅すぎた償いだと思っています。
(60代女性・主婦)
本記事は、読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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