「戻ってきたら考えてやるよ」元カノに勢いで送ったLINE→翌日、彼女のストーリーには婚約指輪が光っていた
金曜の夜、元カノに送ったメッセージ
その夜、友人との飲み会の帰り道でした。終電間際の駅のベンチに座りながら、ふとスマホを開いてしまったのです。彼女と別れて2年以上。新しい出会いを探すわけでもなく、ただ毎日をやり過ごしていました。酔った頭に浮かぶのは、あの頃の記憶ばかり。気がつくと、LINEのトーク画面を開いていました。
「最近どう? 」「お前みたいな女はどうせ一人だろ。戻ってきたら考えてやるよ」本心はまるで逆でした。寂しかったのは自分の方。素直に「元気にしてる?」と送ればよかったのに、見栄を張らずにはいられなかったのです。
返信のない朝
翌朝、目が覚めて送信履歴を見た瞬間、後悔しました。なぜあんなことを書いたのか。メッセージに返信はありません。返事がないという事実が、彼女の答えそのものだと気づくのに、そう時間はかかりませんでした。「ごめん、昨日は酔ってた」と打ちかけて、やめました。取り消すには遅すぎるし、言い訳を重ねればさらに惨めになるだけ。スマホを握ったまま、何もできずにいました。
ストーリーに映った、知らない指輪
その日の夜、なんとなくSNSを開きました。彼女のアイコンにストーリーの印がついています。タップすると綺麗に光る婚約指輪の写真。投稿されたばかりのようでした。「一人だろ」と送ったその翌日に、彼女はプロポーズを受けていたのです。世界で一番タイミングの悪い男は、間違いなく自分でした。
そして...
スマホをそっと閉じて、天井を見上げました。彼女はずっと、まっすぐに自分の幸せへ向かっていた。一方の自分は、強がりでしか気持ちを伝えられないまま立ち止まっていたのです。
あのLINEを送らなければよかった、とは思いません。あの一通があったからこそ、自分に足りなかったものがはっきり見えた気がします。次に誰かを大切に思えたとき、今度は素直な言葉を届けられる自分でありたい。胸の奥がじわりと痛むのを感じながら、夜が明けるのを待っていました。
(30代男性・販売職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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