「お前なんか他に相手いないだろ」と言って振った元カノ→半年後に再会して、一人になっていたのは俺のほうだった
「上」に立っていたつもりだった
彼女と付き合っていた2年間、自分のほうが上だと思っていました。LINEの返信が遅ければ不機嫌な態度を見せ、友達と出かけると嫌味を言い、服装にまで口を出す。彼女はいつも「ごめんね」と謝ってくれていました。それを優位だと勘違いしていたのです。
あの日、引き留めてほしくて言った言葉が「お前なんか他に相手いないだろ」でした。すがりついてくると思っていました。でも返ってきたのは落ち着いた「別れよう」の一言だけ。あの瞬間の彼女の目の、一切の迷いがない静けさを、今でも思い出します。
崩れていったのは俺のほうだった
翌日にはLINEが来ると思っていました。1週間、2週間、1カ月。通知は一度も鳴りませんでした。焦りを紛らわすように合コンに行きましたが、話が弾まない。マッチングアプリも始めましたが、誰と会っても彼女と比べている自分がいました。仕事でも集中できなくなりミスが増えました。
一方、共通の友達からは彼女が転職した話、習い事に通い始めた話、笑顔で過ごしている話が次々と聞こえてくる。「お前なんか」と見下していた相手が、自分よりずっと前に進んでいる。その事実が、じわじわと胸を締めつけていきました。
再会した夜
半年後、共通の友人の誕生日会で彼女と再会しました。会場に入ってきた彼女を見た瞬間、息が止まりました。髪型が変わり、着ている服のテイストも変わり、何より表情が違う。あの頃のどこか遠慮がちな雰囲気が完全に消えていました。
「変わったな」と話しかけるのが精一杯でした。返ってきたのは「ありがとう」の一言だけ。
それ以上話す気配はなく、彼女は友達の輪に戻っていきました。その夜、自分の周りに人が集まらないことに気づきました。話しかけても会話が弾まない。途中からグラスを傾けることしかできなくなっていました。
そして...
帰り道、一人で歩きながらLINEを開き、元カノに「俺が間違ってた」と送りました。既読はすぐにつきました。返ってきたのは「気づいてくれてありがとう。あの言葉のおかげで変われたから」。そのメッセージを読んだ瞬間、膝から力が抜けるような感覚がありました。怒られるほうがまだ楽だったかもしれません。
あの捨て台詞が彼女にとっては「踏み台」だったということ。それは「お前なんか」と見下していた自分が、彼女にとっては人生の通過点でしかなかったということに気がつきました。
(20代男性・エンジニア)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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