不倫の代償は大きい!? 絶対に知っておくべき法的リスク
“不倫”このちょっとフォービドゥン(禁断)な響きを持つ行為に何故か人は魅かれてしまいます。その先に続くのがたとえ荊棘(けいきょく)の道程だと解っていても…。映画やドラマ、小説などでは不倫を題材にした物の人気は高く、それもまた人々の憧れに拍車をかける要因の一つになっているようですが、現実の社会的ペナルティーは決して小さなものではなく、また、近年我が国での法的傾向が少々変わりつつあるのを皆さんはご存知でしょうか?
常識と非常識

生物としては珍しい事ではなく至極当たり前の行為で、また人間社会でも国によってその捉え方はまちまちであり、一夫多妻を認めている国があるのは皆さんもご存知のことと思います。
無論、一夫多妻と不倫は全くの別物であり、それを認めている国での罰則は逆に日本よりもはるかに重いもののようです。そもそも不倫から一夫多妻に発想が行くこと自体少々男性的な発想かもしれませんが…。男女間でも差異があるくらいですから、それが国と国、種と種ではどれ程の隔たりがあるかは想像に難くなく、人類の正義は他の種にとっては破滅をもたらしかねない邪悪であり、この国の常識は他国では非常識である可能性があります。
今回は皆さん自身に実際に起こり得る日本国内の不倫に関する法的見解についてお知らせしたいのですが、前述の通り社会的制裁を理解していながらも、不倫に魅力を感じてしまうのは何故なのでしょうか?
ロミオとジュリエット効果
心理学者ドリスコールが提唱した「ロミオとジュリエット効果」というものがあります。ある目的を達成する時に、そこに行き着くまでの過程で障害が大きい程それを乗り越えた時に人は充実感を得て、幸福を感じる傾向が見られるというもので、マーケティングにおいても、今多くの人がハマっているスマホのゲームで苦労してレア・アイテムを入手した瞬間や、人気デザイナーの日本未発売のバッグなどを大変な苦労の末に手に入れた時に感じる幸せなどがそれです。
恋愛においても、ロミオとジュリエットのように二人で障害を乗り越えるというシチュエーションの方が、平坦なものよりも一層感情が昂ぶるということです。「私はそんな馬鹿な真似はしない」と思っている人も、何かの拍子に激情に駆られて荊の道を突き進む可能性は十分にあります。
少々長い前置きになりましたが、荊(いばら)の道に突き進む前にお知らせしたい興味深い判例があります。
2014年3月の大阪地裁の判例

江戸時代には「不義密通」と云われ、死罪になることもあったようですが、現代日本においては刑法上では抵触せず、民事上の賠償が生じる可能性がありますが、金銭的な賠償だけでなく何度も申し上げたとおり、針の筵(むしろ)に座ることになる危険性は多大にあります。
これまでは肉体関係がなければ民法上の不貞行為には当たらないとされてきました、しかし去年の3月大阪地裁での判決では、肉体関係が無かったことは認められたものの「社会通念上相当な男女の関係を超えたもの」とされました。
このカップルは、男性が妻帯者で同僚の未婚女性と食事などのデートを重ねてはいましたが、一線は越えないプラトニックな関係でした。男性の求めに応じず、肉体関係を拒否してきた女性にも前述の通りの理由で損害賠償の支払いが命じられました。
この判例により、不倫裁判に於いての今後の傾向が大きく変わっていくことが予想され、男女の関係は無いただの友達という言い訳は通用しなくなっていくことでしょう。
これを踏まえて、今後の恋愛も御用心下さい!!
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