眠さを優先した僕の一言→深夜のタクシーが、別れの始まりだった
いつもより長い時間
その日は仕事で疲れていましたが、彼女が来てくれるので部屋を片付けて待っていました。一緒に映画を観たり話をしたりするうちに、いつもより時間が経つのが早く感じられました。
彼女との時間は楽しかったのですが、明日も朝早くから仕事があることを考えると、正直なところ早く寝たい気持ちもありました。気づけば時計の針は終電の時間を回っていて、僕も「あ、もうこんな時間か」と言いましたが、疲れていたこともあり、どうするべきか考える余裕がありませんでした。
軽い気持ちの提案
彼女が「終電、なくなっちゃった」と言った時、僕の頭にはいくつかの選択肢が浮かびました。泊まっていってもらうこともできるけれど、明日も仕事だし、彼女も泊まる準備をしてきていないだろうと考えました。それなら、タクシー代は僕が出すから気をつけて帰ってもらった方が、お互いにとって良いのではないかと思ったのです。
そんな軽い気持ちで「タクシーで帰れば?俺、眠いし」と提案しました。タクシー代を出すつもりだったことは伝えようと思っていましたが、眠気に負けて言葉が足りなくなってしまいました。
伝わらなかった思い
彼女の表情が曇ったことに、その時は気づきませんでした。いや、気づいていたけれど、何が間違っていたのかすぐには理解できなかったのです。何か言った方がいいのかと思いましたが、どんな言葉をかければいいのかわからず、結局何も言えませんでした。
その後、彼女が僕が呼んだタクシーに乗るために玄関に向かいます。僕は「気をつけてね」と声をかけましたが、返ってきたのは小さな「うん」だけでした。その時、何か大切なものが壊れてしまったような気がしました。
そして...
翌朝、仕事に行く途中、昨夜の自分の言動を振り返りました。終電を逃してしまった彼女に対して、心配や気遣いの言葉もなく、ただ自分の眠気を優先してしまったこと。配慮が足りなかったことに気づきました。
後日、僕は彼女から別れを告げられました。大切な人を大切にできてなかったのだから当然の報いです。正直、彼女から振られたことからまだ立ち直れていません。これからは相手の気持ちをもっと考えられる自分になろうと心に強く誓いました。
(20代男性・消防士)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作しています。個人が特定されないよう、一部内容を編集しています。
(ハウコレ編集部)
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