「お前の代わりなんていくらでもいる」と言い続けた結果→彼女たち全員が揃って現れた
いつからか変わってしまった自分
付き合い始めのころ、僕は彼女のことを本当に大切に思っていました。一緒に過ごす時間が心地よく、彼女が笑ってくれるだけで十分だった。あのころの気持ちに嘘はなかったと、今でも思っています。
けれど、交際が長くなるにつれて、僕の中で何かが少しずつ変わっていきました。「いてくれて当たり前」という感覚が、いつの間にか根を張っていたのです。気がつけば、「お前がいなくても困らない」「お前の代わりなんていくらでもいる」そんな言葉を、まるで軽い冗談のように口にするようになっていました。
自分をごまかし続けた日々
実は、彼女だけではありませんでした。僕は同じ時期に、複数の女性と関係を持っていました。それぞれに顔を見せながら、誰のことも本当には大切にしていなかった。そのことに気づいていなかったわけではありません。
でも僕は、その後ろめたさに向き合う代わりに、「みんなこんなものだ」「本気じゃないから大丈夫だ」と自分に言い聞かせていたのです。誰かを傷つけている事実から目をそらし、都合のいい理屈で自分を守っていたのです。
全員が目の前に揃った日
ある日、彼女から「話がある」と呼び出されました。指定された場所に行くと、そこにいたのは彼女だけではありませんでした。僕が関係を持っていた女性たちが、全員揃って黙って座っていたのです。
誰も声を荒らげることはありませんでした。ただ一人ずつ、落ち着いた声で「もう終わりにします」と告げていった。責められるよりもずっと重い沈黙でした。最初は何が起きているのか、頭がうまく追いつきませんでした。けれど、彼女たちの揺るぎない目を一人ずつ見ているうちに、自分がどれほどのことをしてきたのか、ようやく理解したのだと思います。僕は何も言えませんでした。
そして...
あの日から、僕はひとりになりました。当然の結果だと頭ではわかっていても、部屋に帰るたびに広がる空白は、想像していたよりもずっと重いものでした。
「代わりなんていくらでもいる」。あんなにも軽々しく口にしていた言葉が、今は鋭い棘のように胸に刺さっています。代わりなんかじゃなかった。彼女たちはそれぞれに、かけがえのない時間を僕に差し出してくれていた。それを踏みにじっていたのは、ほかでもない僕自身だったと痛感しました。
(20代男性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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