学生時代、罰ゲームで幼馴染に告白した僕→十数年後「ずっと後悔していた」と本当の気持ちを伝えた結果
友達のノリで始まった、最低な「告白」
中学生のころ、僕には家が近所の幼馴染がいました。異性として意識していたかと聞かれると、当時の僕には正直よくわからなかった。ただ、一緒にいるのが当たり前で、大切な存在だったことは間違いありません。
ある日の昼休み、悪ノリした友人たちから「お前、あいつに告白してこいよ」とけしかけられました。断ればよかったのですが、あのころの僕は、仲間内の空気を壊すのが怖くて、軽い気持ちで「いいよ」と言ってしまったのです。
放課後、教室に残っていた幼馴染のもとへ向かい、緊張した"ふり"をしながら「好きだ」と告げました。幼馴染は一瞬目を見開いて、それからみるみるうちに頬を赤く染めていきました。その表情を見た瞬間、胸の奥がちくりと痛んだのを覚えています。
僕が壊したもの
数日後、幼馴染がどこか嬉しそうな表情で僕に近づいてきたとき、周りには例の友人たちがいました。みんなニヤニヤしながらこちらを見ている。その空気に流されるように、僕は笑いながら言ってしまったのです。
「あんなの本気にしないでよ」。友人たちがどっと笑い声を上げる中、幼馴染の表情がすうっと凍りついたのが見えました。
あの時の表情を、僕は今でも忘れることができません。その場では友人たちと一緒に笑っていたけれど、胸の奥にはざらざらとした不快感がずっと残っていました。
それからというもの、幼馴染は僕と目を合わせなくなり、一緒に帰ることもなくなりました。やがて別々の高校に進学し、連絡を取ることもなくなりました。
十数年越しの同窓会、伝えたかった本当の気持ち
大人になり、職場の後輩が飲み会の余興で似たようなことをしているのを見たとき、あのとき自分がやったことの意味を、ようやく理解した気がします。それからというもの、あの日の出来事は「若気の至り」では済まされない後悔として、僕の中で重みを増していきました。
幼馴染のあの凍りついた表情が、ふとした瞬間にフラッシュバックのように蘇るのです。
そんなとき届いた同窓会の案内。行くべきか何日も迷いましたが、もしあの子が来ていたら、せめて謝りたい一心で会場に足を運びました。
久しぶりに見た幼馴染は、落ち着いた雰囲気の大人の女性になっていました。楽しそうに周囲と話すその横顔を見ながら、僕は覚悟を決めました。
「少しだけ話せないか」。静かな場所で向き合い、まず「あのときは本当にひどいことをした。ずっと後悔していた」と頭を下げ、そして「今度こそ本気で伝えたい、好きだ」と伝えました。
そして...
「気持ちは嬉しい。でも、あのときの私はすごく傷ついたの。今はもう気にしていないけれど、同じ気持ちで応えることは難しいと思う」
覚悟はしていたつもりでも、やっぱり胸の奥が痛みました。でも不思議と、言葉にできてよかったという安堵の方が大きかったのです。
「そうだよな。ごめん、ありがとう」。それだけ伝えて、僕はその場を離れました。取り返しはつかなかったけれど、自分の過ちをごまかさず向き合えたこと。それが僕にとっての、遅すぎた、でも必要なけじめだったのだと思っています。
(20代男性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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