彼女が猫のために付けたペット見守りカメラを忘れて...→信頼を裏切った代償は、取り返しのつかないものだった
二人と一匹の暮らしは、確かに幸せだった
彼女と同棲を始めて約1年。穏やかで芯の強い彼女との暮らしは居心地がよく、俺にとっても「この先もずっと一緒にいるのだろう」と自然に思える関係でした。
以前から猫を飼いたがっていた彼女と一緒に、保護猫の譲渡会へ足を運びました。そこで出会ったキジトラの子猫をお迎えしたのです。小さな体で部屋中を走り回る猫は、二人の間に新しい笑顔をたくさん運んでくれました。
帰宅すると「おかえり」と言ってくれる彼女と、足元にすり寄ってくる猫。この暮らしは、確かにかけがえのない日々だったのです。少なくとも、そのときは。
軽い気持ちで始まった、取り返しのつかない過ち
きっかけは、職場の飲み会で知り合った女性でした。話が合い、連絡先を交換し、やり取りを重ねるうちに距離が近づいていった。俺は「ちょっとした息抜き」「友達の延長」と自分に言い訳をしながら、その関係を断ち切れずにいました。
やがて俺は、彼女が仕事に出ている時間帯を見計らって、その女性を自宅に招くようになったのです。リビングにペット見守りカメラがあることなど、すっかり頭から抜け落ちていました。「バレるわけがない」。そう思っていました。
自分だけは大丈夫。その慢心が、すべてを壊すことになったのです。
差し出された画面に、言葉を失った
ある日の夕方、彼女がいつもより早く帰宅しました。「おかえり、早いね」と何気なく声をかけた俺に、彼女は一言も返さず、黙ってスマートフォンの画面を差し出しました。
そこに映っていたのは、まぎれもない自分の姿でした。女性と二人、リビングのソファで親密に過ごす映像が、鮮明に記録されていたのです。
頭が真っ白になるとは、まさにこのことでした。
頭の中で必死に言い訳を探しましたが、映像の前では何の意味もありません。彼女の目は怒りで燃えているというよりも、深い悲しみと失望で揺れていました。
その表情を見た瞬間、自分が取り返しのつかないことをしたのだと、ようやく理解したのです。俺はただ頭を下げることしかできませんでした。
そして...
「本当にごめん」。泣きながら何度もそう繰り返しました。けれど彼女の決意は揺らぎませんでした。
同棲の解消はあっという間に進み、彼女は猫を連れて新しい部屋へ引っ越していきました。
がらんとした部屋に一人残されたとき、俺は初めて自分が何を失ったのかを思い知りました。それはすべて、自分の身勝手な行動が招いた結果だと思います。
(20代男性・エンジニア)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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