「その服はやめて」と言われ続けて3年→気づけば私の服は全部彼の好みに。目が覚めて最初にしたこと
「それ、似合わないよ」から始まった日々
彼と付き合い始めた頃、私はカラフルな服が好きでした。明るい黄色のカーディガンや、花柄のスカート。自分なりに楽しんで選んでいたつもりです。
けれど彼は、私が新しい服を着るたびに「うーん、それはちょっと…」「俺はこっちのほうが好きだな」と言いました。否定というほど強い言葉ではありません。だからこそ、私は深く考えずに受け入れてしまったのだと思います。
「彼が喜ぶ服を着よう」。そう思ったのは、きっと優しさのつもりでした。けれど気づけば、買い物のたびに「彼はこれを気に入るかな」と考えるようになっていたのです。
クローゼットを開けて気づいた違和感
ある日、久しぶりに会った友人から「最近、雰囲気変わったね」と言われました。褒め言葉かと思いきや、どこか心配そうな表情。「前のほうが、あなたらしかった気がする」と続いた言葉に、胸がざわつきました。
帰宅してクローゼットを開けたとき、息が止まるような感覚がありました。ベージュ、白、黒、ネイビー。落ち着いた色ばかりが整然と並んでいます。どれも「彼に褒められた服」でした。
「私が好きで選んだ服は、どこにいったんだろう」。そう思った瞬間、涙がこぼれました。3年かけて少しずつ、自分の「好き」を手放してきたことに、ようやく気づいたのです。
「自分で選ぶ」ことを思い出した日
その週末、私は一人で街に出ました。目的は決めず、ただふらりと歩いて、目に留まった服を手に取ってみる。それだけのことが、どれほど久しぶりだったか分かりません。
あるショップで、鮮やかなグリーンのブラウスが目に入りました。昔の私なら迷わず手に取っていた色。けれど頭の中で「彼は気に入らないだろうな」という声が聞こえてきます。
でも、そのとき思いました。「私が着たいかどうか」が一番大切なのではないか、と。試着室の鏡に映った自分は、久しぶりに生き生きして見えた気がしました。迷った末、私はそのブラウスを買って帰りました。
そして...
彼とは話し合いをしましたが、理解してもらえず。お互いを責めるような結末ではありません。ただ、私には「自分を取り戻す時間」が必要だったのです。
今、クローゼットには少しずつ「自分で選んだ服」が増えています。派手な色ばかりではありません。けれど「これが着たい」と思って買った服たちは、袖を通すたびに小さな自信をくれます。
誰かの好みに合わせることは、愛情の形かもしれません。でも、自分の「好き」を大切にすることも、同じくらい大事なこと。そう気づいたあの日から、私の毎日は少しずつ、でも確かに変わり始めています。
(20代女性・アルバイト)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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