付き合って半年、私だけが「好き」と言っていた→勇気を出して確かめてみた結果
いつも一方通行だった「好き」
彼と付き合い始めて半年が過ぎた頃のことです。デートを重ね、一緒に過ごす時間も増えていきました。けれど、ひとつだけ気になることがありました。「好き」という言葉を口にするのは、いつも私だけだったのです。
LINEで「好きだよ」と送ると、返ってくるのはスタンプひとつ。直接伝えても「ありがとう」と照れ笑いするだけ。最初は「シャイな人なんだな」と思っていました。でも、半年経っても変わらない状況に、少しずつ不安が芽生え始めていたのです。
彼は優しい人でした。重い荷物を持ってくれたり、体調を気遣ってくれたり。行動では大切にされていると感じる瞬間もあります。それでも「好き」という言葉がないだけで、こんなにも心が揺れるものなのだと、初めて知りました。
聞きたいのに聞けない日々
「私のこと、本当に好きなのかな」そんな疑問が頭をよぎるようになっても、直接聞く勇気は出ませんでした。もし「そこまで好きじゃない」と言われたら。そう考えると、怖くて言葉が出てこなかったのです。
友達に相談すると「行動で示してくれてるならいいじゃん」と言われました。確かにそうかもしれない。でも、私が欲しかったのは、たった一言の「好き」だったのです。贅沢な悩みだと分かっていても、心のどこかでずっとモヤモヤしていました。
気づけば、自分から「好き」と言う回数も減っていきました。言っても返ってこない寂しさに、少しずつ疲れてしまったのかもしれません。
震える声で聞いた夜
ある夜、いつものように電話で話していたときのこと。「ねえ、聞いてもいい?」と切り出した私の声は、自分でも分かるほど震えていました。
「私のこと……好き?」
言った瞬間、心臓が止まりそうでした。電話の向こうで、彼が息をのむ気配がします。数秒の沈黙が、何分にも感じられました。
「……ごめん、俺、そういうの言うの苦手で」
彼の声は小さく、どこか申し訳なさそうでした。やっぱり聞かなければよかったのかもしれない。そんな後悔が胸をよぎった、その時です。
そして...
「でも……好きだよ。ちゃんと、好き」
絞り出すような声で、彼はそう言いました。不器用で、たどたどしくて、でも確かに届いた「好き」という言葉。涙がこぼれそうになるのを必死でこらえながら、私は「ありがとう」と返すのが精一杯でした。
彼は続けて「言わなくても伝わってると思ってた。ごめんな」とつぶやきました。伝わっていなかったわけではないのです。ただ、言葉にしてほしかった。そのことを、彼なりに受け止めてくれたのだと思います。
(20代女性・営業職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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