"僕が絶対ママを守る"と言った息子が、私の彼氏に告げた"ある条件"に涙が止まらなかった
「僕がママを守るから」幼い息子の決意
私が離婚したのは、息子がまだ4歳のときでした。元夫との関係は冷え切っており、これ以上一緒にいることは難しいと判断しての決断。周囲からは「子どもがかわいそう」という声もありましたが、私は息子との二人暮らしを選びました。
離婚直後、息子は時折「パパは?」と尋ねることがありました。そのたびに胸が締め付けられる思いでしたが、できるだけ穏やかに説明するよう心がけていました。
ある夜、息子が突然「ママ、泣かないで。僕が絶対ママを守るから」と言ったとき、私は涙が止まりませんでした。
まだ小さな手で私の頬に触れながら、真剣な表情で語る息子。その姿は、私にとって何よりの支えとなっていったのです。
新しい出会いと息子の複雑な気持ち
それから3年が経ち、息子は7歳になりました。私は職場で知り合った彼と少しずつ距離を縮めていくように。彼は穏やかで誠実な人柄で、私に対していつも丁寧に接してくれました。
しかし、息子の反応は複雑なものでした。彼が家に来ると、あからさまに不機嫌になることもあれば、わざと私に甘えて見せることも。さらには「ママは僕のなのに」という言葉を漏らしたこともありました。
私は息子の気持ちを無視して関係を進めることはできないと感じていました。彼にもその旨を伝え、二人は焦らずゆっくりと時間をかけることを選んだのです。そんな彼の想いが伝わったのか、少しずつですが、息子の表情にも変化が見え始めました。
息子が彼に告げた「ある条件」
ある日のこと。彼が私に「正式にお付き合いしたい」と伝えたいと申し出ました。私は「息子にも話を聞いてほしい」とお願いし、三人で向き合う時間を設けることに。
彼が「ママと一緒にいたいと思っている」と話すと、息子はしばらく黙っていました。そして、真っ直ぐ彼の目を見てこう言ったのです。
「一つだけ約束して。ママを絶対に泣かせないって約束できる?僕、ずっとママを守るって決めてたんだ。でも僕だけじゃ守れないこともあるかもしれないから……だから、一緒に守ってくれる?」
まだ幼い息子が絞り出した、精一杯の言葉でした。彼は目を潤ませながら「約束する。一緒に守らせてほしい」と答え、息子の小さな手をしっかりと握りました。私は二人の姿を見つめながら、頬を伝う涙を止めることができませんでした。
そして...
あれから数カ月が経ち、三人の関係は穏やかに深まっています。息子は相変わらず「ママは僕が守る」と言いながらも、彼と一緒にいる時間を楽しむようになりました。
私は振り返ります。息子があの言葉を言ってくれたとき、私はこの子に何度も救われてきたんだと気づきました。そして今、息子が誰かを信じようとしてくれていることが、何より嬉しいのです。
新しい家族のかたちは、まだ始まったばかり。でも、小さな守り人が差し出した手を、大人たちがそっと受け止めたあの瞬間から、三人の未来は静かに、でも確かに動き始めていたのです。
(30代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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