登山中にゴミをポイ捨てした彼氏に注意した登山者は、彼の会社の取引先の社長だった
楽しいはずの登山デートで見えた、彼氏の一面
付き合って半年になる彼氏と、初めての登山デートに出かけた日のことでした。彼は普段から明るく社交的で、職場でも評判の良い営業マン。私もそんな彼のことを信頼していて、この日をとても楽しみにしていたのです。
登山道を歩き始めて1時間ほど経ったころ、彼はポケットから飴の袋を取り出しました。そして口に含んだあと、当たり前のようにその包み紙を足元に落としたのです。私は一瞬、目を疑いました。「え、今捨てた?」と聞くと、彼は笑いながら「このくらい大丈夫だよ、誰も見てないし」と軽く答えるばかり。その言葉に、私は何とも言えない違和感を覚えました。
見知らぬ登山者からの静かな一言
そのとき、後ろから一人の男性が追いついてきました。年配の方で、しっかりとした装備を身につけた、登山に慣れている様子の人です。その方は私たちの横を通り過ぎる際、足を止めて静かにこう言いました。
「若い方、今落としたもの、拾っていただけますか」
彼氏は一瞬きょとんとした表情を浮かべましたが、その男性の穏やかながらも毅然とした雰囲気に気圧されたのか、渋々ながらも包み紙を拾い上げました。男性は小さくうなずくと、「山はみんなのものですから」とだけ言い残し、先へ進んでいきました。彼氏は少しバツが悪そうにしていましたが、その後は何事もなかったかのように歩き続けたのです。
翌週、会社で再会した「あの人」
それから数日後のこと。彼氏から突然、青ざめた様子で連絡がありました。「この前の登山で注意してきた人、うちの取引先の社長だった」と。
聞けば、彼の会社にとって重要な取引先の社長が来社した際、彼氏はその場に同席していたそうです。名刺交換をした瞬間、あの日の登山者だと気づいて固まってしまったのだとか。社長は特に何も言わなかったものの、彼氏は終始落ち着かなかったと打ち明けてくれました。
「どこで誰が見ているか分からないね」と彼は苦笑いしていましたが、私はその言葉に少し引っかかるものを感じました。誰かに見られているから正しく振る舞うのではなく、見られていなくても同じ行動ができるかどうか。それが本当の姿なのではないかと、心の中で思ったのです。
そして...
この出来事をきっかけに、私は彼との関係について深く考えるようになりました。彼の本質が悪い人だとは思いません。ただ、あの瞬間に見えた無意識の行動が、どうしても心に残っていたのです。
数週間後、私は彼と話し合い、少し距離を置くことにしました。別れを選んだわけではありませんが、お互いの価値観について改めて見つめ直す時間が必要だと感じたからです。
彼もあの日以来、自分の行動を振り返ることが増えたようで、最近は「ちゃんとしなきゃと思うようになった」と話してくれました。人は誰でも失敗することがあります。大切なのは、そこから何を学ぶか。私たちの関係がこの先どうなるかは分かりませんが、この経験は二人にとって必要な気づきだったのかもしれません。
山の空気のように澄んだ気持ちで、これからの日々を歩んでいけたらと思っています。
(20代女性・営業職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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