初詣デートで彼がやたら景品を狙う→「何が欲しいの?」って聞いたら、彼の不器用な愛に気づいた話
抽選会に夢中になる彼
参道を歩いていると、神社の境内に福引きの抽選会ブースがありました。普段のSさんは、こうしたイベントにはあまり興味を示さないタイプ。「どうせ当たらないし」と素通りすることがほとんどでした。
けれどその日は違いました。抽選会を見つけた途端、「ちょっとやってみる」と言って列に並んだのです。一回目は外れ。すると彼は「もう一回」とまた列の最後尾へ。二回目も外れると、また並び直す。その繰り返しでした。普段の彼からは想像できない姿に、私は驚きながらもそばで見守っていたのです。
「何が欲しいの?」と聞いてみると
三回目も外れたとき、思わず笑いながら聞いてみました。「そんなに何か欲しいものがあるの?」。Sさんは少し困ったような顔をして、「いや、まあ、ちょっとね」と曖昧に答えるだけでした。
それ以上は教えてくれませんでしたが、何か狙っているものがあるのは明らか。景品の一覧を見ると、日用品から縁起物までさまざま並んでいます。その中に、ペアのお守りがあることに気づきました。もしかして、と思いましたが、確信は持てないまま。けれど彼の真剣な横顔を見ていると、何だか応援したい気持ちになったのです。
当たった瞬間に見えた彼の本心
四回目の挑戦で、ついに鐘の音が鳴りました。「おめでとうございます、二等です!」。係の方の声に、Sさんは嬉しそうにガッツポーズ。そして景品のペアのお守りを受け取ると、少し照れくさそうに私に差し出したのです。
「はい、これ。当てて渡したかったんだ」。買えば済む話なのに、わざわざ当てて渡すことにこだわった理由。それは彼なりの「かっこいいところを見せたい」という想いだったのです。何度外れても諦めなかった姿、当たった瞬間の誇らしげな笑顔。その全部が愛おしくて、胸がじんわりと温かくなりました。
そして...
帰り道、二人でお守りを分け合いました。「来年も一緒に来ような」と照れくさそうに言う彼の言葉が、何よりも嬉しかったのを覚えています。
思えば、Sさんはいつもこうして不器用な形で気持ちを伝えてくれる人でした。言葉にするのが苦手な分、行動で示そうとしてくれる。その姿勢が、私にはとても愛おしく感じられるのです。お守りは今も大切に持ち歩いています。ふとした瞬間に手に取ると、あの日の彼の誇らしげな笑顔が浮かんで、自然と笑顔になれるのでした。
(20代女性・事務職)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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