彼氏がカラオケで毎回同じ失恋ソングを選ぶ→「何かあった?」と聞いたら、歌詞のメモに残ってた一言に震えた
毎回同じ失恋ソングを歌う彼
Kさんは普段から口数が少なく、感情を表に出すタイプではありません。そんな彼が唯一、気持ちを込めて歌うのがカラオケの時間でした。ただ、ここ数か月、彼が必ず選ぶ曲がありました。それは、別れをテーマにした切ない失恋ソング。
最初は「好きな曲なんだな」と思っていたのですが、何度も続くうちに少しずつ気になり始めました。もしかして、私との関係に何か思うところがあるのだろうか。歌詞の内容を考えると、不安が胸をよぎることもあったのです。けれど、直接聞くのはためらわれて、しばらくはそのまま過ごしていました。
思い切って聞いてみた日
ある日のカラオケで、彼がまたその曲を選んだとき、私はようやく口を開きました。「ねえ、いつもこの曲歌うよね。何かあった?」。できるだけ軽い調子で聞いたつもりでしたが、声が少し震えていたかもしれません。
Kさんは歌い終わると、マイクを置いて少し黙り込みました。そして、照れくさそうに視線をそらしながら、スマートフォンを取り出したのです。「見せたいものがあるんだ」。そう言って差し出された画面には、あの曲の歌詞が表示されていました。けれど、よく見ると歌詞の横に、小さな文字でメモが書き込まれていたのです。
歌詞に残されていた"一言"
メモにはこう書かれていました。「ここの部分、Aに届けたい」「この気持ち、俺も同じ」「いつか気づいてくれたら」。失恋ソングの歌詞の中から、彼が私に伝えたい言葉を一つひとつ選んでいたのです。
彼は静かに話し始めました。「この曲、別れの歌だけど、俺には違う意味があって」。歌詞に出てくる「離れたくない」「ずっとそばにいたい」という言葉。それは彼にとって、私への想いそのものだったのだそうです。口下手な彼は、言葉で伝える代わりに、歌に気持ちを乗せていたのでした。目頭が熱くなるのを、私は止められませんでした。
そして...
あの日以来、カラオケでの時間が私にとって特別なものになりました。彼が歌うとき、私は歌詞の一つひとつに耳を傾けるようになったのです。Kさんも少しずつ変わり始めました。歌い終わった後、「この曲のここ、Aみたいだなって思った」と、照れながらも言葉にしてくれるようになったのです。
不器用でも、ちゃんと届けようとしてくれる気持ち。それを知ることができて、本当によかったと思っています。これからも彼の歌に耳を傾けながら、二人の時間を大切に重ねていきたい。そんなふうに思える今が、とても幸せなのです。
(20代女性・フリーター)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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