「嫁なんだから料理くらい」毎年マウントを取る義姉→今年の正月、義姉の夫が明かした“ある事実”で親族が静まり返った話
毎年繰り返される義姉からの言葉
夫と結婚して5年。義実家への帰省は毎年の恒例行事でしたが、私にとってそれは決して楽しいものではありませんでした。
夫の姉である義姉は、顔を合わせるたびに私の料理について厳しい言葉を投げかけてきたのです。「お正月くらい、もう少しまともなもの作れないの?」「嫁のくせに料理も満足にできないなんて、弟も気の毒ね」。そんな言葉が、毎年のように繰り返されました。
私は料理が得意ではないことを自覚していましたが、それでも家族のために日々工夫を重ねていたのです。しかし義姉は、自分の作った煮物や手の込んだおせち料理を見せながら、私を見下すような態度を崩しませんでした。夫も義両親も、波風を立てまいとするのか、その場を取り繕うばかり。私は毎年、ただ黙ってやり過ごすしかなかったのです。
今年も始まったいつもの正月
今年の正月も、例年通りの光景が繰り広げられようとしていました。
義実家のリビングには親族が集まり、テーブルには義姉が持参したという重箱が並んでいます。「今年も頑張って作ったのよ」と得意げに蓋を開ける義姉。色とりどりのおせち料理は確かに見栄えがよく、義母も「さすがね」と褒め称えました。
そして義姉の視線が私に向けられます。「あなたは何か作ってきたの?ああ、そうよね、期待してないから大丈夫よ」。笑いながら発せられたその言葉に、私は唇を噛みました。今年こそ何か言い返したい、そう思いながらも、場の空気を乱すことへの恐れが勝ります。俯く私の横で、夫は気まずそうに視線をそらすだけでした。
義姉の夫が静かに口を開いた
その時、普段は穏やかで口数の少ない義姉の旦那さんが、静かに口を開いたのです。
「あのさ、みんなに言っておきたいことがあるんだけど」。突然の発言に、親族の視線が一斉に義姉の旦那さんへ集まりました。義姉の旦那さんは淡々と、しかしはっきりとした口調で続けます。
「このおせち、毎年こいつが作ったって言ってるけど、全部義母さん……つまり俺たちの実家の母親が作って届けてくれてるものなんだよね。こいつは詰め替えてるだけ」
一瞬、部屋の空気が凍りつきました。義姉の顔がみるみる青ざめていきます。「ちょっと、何言って……」と慌てる義姉を遮るように、旦那さんは「毎年弟の嫁さんのこと馬鹿にしてるの見てて、俺はずっと嫌だったんだ」と静かに告げました。
義両親も言葉を失い、重い沈黙がリビングを包んだのです。
そして...
あの正月から数か月が経ちました。義姉とは以前のような緊張感のある関係ではなくなり、少しずつですが距離感が生まれつつあります。義姉自身も、あの日を境に私への態度が柔らかくなりました。
何より変わったのは夫です。あの日以来、「俺がもっと早く守るべきだった」と何度も謝ってくれました。義姉の旦那さんが声を上げてくれたことで、夫も自分の役割に気づいたのかもしれません。
帰りの車の中で、夫が言いました。「来年からは俺がちゃんと言うから。お前は何も悪くないんだから」。その言葉を聞いて、5年分の重荷がすっと降りたような気がしました。誰かが声を上げることで、変わる関係もある。そして、本当に見てくれている人は必ずいる。義姉の旦那さんの勇気ある一言が、私たち家族の空気を変えてくれた正月でした。
(30代女性・公務員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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