思い込みが激しい人の心理とは?性格を変えたい時にやるべきこと

2025.10.25 07:23
提供:恋学

「いつも無駄に考えすぎてしまってつらい」「思い込みとはわかっていても抜け出せない」そんなふうに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。実際に、学校や仕事、恋愛や家庭において、「思い込みが激しすぎ」などと言われてしまった方もいるかもしれませんね。はじめにお伝えしたいのは、思い込みの激しさは、あなたの生まれ持った性格ではないということ。これまで生きてきたなかで無意識に身に付いてしまった「思考の癖」といえるでしょう。思考の癖を直す方法は、まず「自分の持っている癖に気付くこと」。それから、「自分に自信をつけ、これまでの思考を手放すこと」が重要になってきます。この記事では、思い込みが激しくなってしまう理由と心理をご紹介し、具体的な対処法を4 ステップでご紹介します。これから先、あなたらしく、より楽に生きられるようになるため、ぜひ参考にしてくださいね。

思い込みが激しいとは?

思い込みが激しいとは?
恋学[KOIGAKU]

周囲から「思い込みが激しいね」と言われたことはありませんか? 「もう少し周囲の意見を聞いたら?」などと言われ、何を指摘されているのかわからない人もいるかもしれませんね。

一般的に「思い込みが激しい」と言う場合、頑固な人や妄想癖の傾向が強い人に対して使われます。事実とは異なる内容を勝手に思い込むことで、周囲と意見が食い違ってしまうのです。

また、ポジティブ・ネガティブ問わず、他に方法があるにもかかわらず、「こうなるに違いない」「これが唯一の方法だ」などと考えが揺るがない状態も、思い込みが激しいと表現されます。

あなたがもし「思い込みが激しい」と言われたのであれば、周囲の人から見て「あなたの考え以外にも方法がある」「あなたの意見は勝手な妄想で、事実と異なる」という意味です。現時点では理解できないかもしれませんが、それはあなたが思い込みによって自分の考えが絶対に正しいと思ってしまっているためでしょう。

周囲の人と和解しうまく付き合っていくためには、あなた自身が思い込みに気付き、抜け出す努力が必要です。


思い込みが激しい人の特徴5つ

思い込みが激しい人には、「ポジティブなタイプ」と「ネガティブなタイプ」がいます。ポジティブなタイプであればあまり悩むこともなく、ある意味、信念を貫いて成功できる可能性を秘めています。ただし、思い込みによって大きな失敗を経験することもあるでしょう。

一方、思い込みが激しいことに悩むのは、ほぼネガティブなタイプです。勝手な被害妄想で落ち込みやすい人などは、「思い込みが激しい」と評価されやすいでしょう。

ここでは、主にネガティブなタイプの思い込みが激しい人の特徴をご紹介します。

思い込みが激しい人の特徴としては、以下の5 つがあげられます。

【ネガティブで思い込みが激しい人の特徴】
・自信がない
・感情のコントロールが苦手
・他人からの評価が気になる
・他人に心を開けない
・他人の気持ちを妄想しがち

この5 つについて、以下に詳しくご紹介します。


1.自信がない

思い込みが激しくなってしまう思考癖は、「自信のなさ」がすべての根源といっても過言ではありません。ネガティブな思い込みが激しい人のほとんどが、自信のなさに悩んでいるのではないでしょうか。

自信がないことで、「嫌われているんじゃないか」「できないやつと思われているんじゃないか」という思いに囚われ、そこから抜け出せなくなります。

ひとつの考えに固執してしまう一方、自分の発言や考えにも自信がなく、他人に確認することもできません。他人の意見を自分から聞けないことで、自分だけの考えに閉じこもりやすくなってしまいます。


2.感情のコントロールが苦手

ネガティブに思い込んでしまう人は、感情のコントロールが苦手な傾向にあります。いつも思考が感情に左右されるため、「嫌われているかもしれない」と考えると、不安などのネガティブな感情に支配されてしまい、その考えから抜け出せなくなるのです。

ネガティブな感情に支配された状態では、他人の言葉も耳に入らず、「誰も理解してくれない」と考えるようになります。また自分だけが不幸で大変な思いをしているような感覚になり、悲劇のヒロイン的な思考に固執してしまいます。

さらに、このような思考は負の連鎖となり、ネガティブ思考から自信を失う⇒よりネガティブな思考に走るといった思考癖から抜け出せなくなってしまうのです。


3.他人からの評価が気になる

ネガティブな思い込みが激しい人は、他人からの評価を気にしてしまう特徴があります。自信がないため、他人からの「よい評価」でしかアイデンティティを保つことができないのです。

アイデンティティというのは、「私はこういう人間である」という認識のことです。この認識が揺らぐと、自分を保てなくなり、大きな不安や恐怖に支配されてしまいます。

他人からの評価が気になる原因は、自分の「マイナス面」を受け入れられていないためです。「ダメな自分」「できない自分」を受け入れられず、他人からマイナスの評価をされることに常に恐怖を感じているのです。

そのため、他人のちょっとした言動から「嫌われているのではないか?」と不安になりやすく、感情に支配され自分の中のネガティブ思考に走ってしまいます。

逆に自信がある人は、他人からどう評価されてもそれを受け入れることができ、ネガティブに思い込むことはありません。


4.他人に心を開けない

思い込みが激しい人は、相談が苦手であったり、アドバイスを聞き入れられなかったりする特徴があります。すなわち、「他人に心を開けない」状態です。

他人に心の内を見せることにどこか不安があり、「自分のすべてを見せたら嫌われるのではないか?」という恐怖をもっています。そのため、アドバイスを求めれば解決することでも一歩踏み出すことができず、自分
だけで解決しようとして、ひとりで思い悩んでしまうのです。


5.他人の気持ちを妄想しがち

思い込みが激しい人は、妄想しやすい特徴もあります。例えば、恋愛場面において、たまたま彼氏の機嫌が悪い日があったとしましょう。実際には職場でイヤなことがあっただけなのに、思い込みが激しい人は次のように考えてしまいます。

「彼の態度が冷たいのは、自分が何かしたせいかも」
「他に好きな人ができたんじゃ?」

さらに、「このあと彼を問い詰めて浮気が発覚する」など、勝手なストーリーを思い描いて妄想を膨らませてしまうのも、思い込みが激しい人によくある傾向です。

勝手な妄想ですが、このような頭の中の思考によっても人間はストレスや不安を感じてしまいます。結果として、自分の思考によって、思い込みの世界で苦しんでしまうことになるのです。


思い込みが激しくなってしまう理由3つ

思い込みの激しさを直したいのであれば、自分がネガティブ思考に陥ってしまう「理由(心理)」を理解しておく必要があります。自分自身を客観的に理解することで、思い込みから抜け出すきっかけになるでしょう。

無意識に思い込みが激しくなってしまう理由としては、以下の3 つがあげられます。

【思い込みが激しくなってしまう理由】
・妄想に気付いていない
・感情に囚われている
・固定観念に縛られている

無意識に思い込んでしまうときの心理状態を、上記3 つの観点からご紹介します。


1.妄想に気付いていない

物事をネガティブに思い込んでいる状態のときは、「妄想に気付いていない」ことがほとんどです。事実と妄想の区別がつかないために、自分自身の思考にストレスを感じてしまうのです。

例えば、先ほどの恋愛場面での例でいうと、事実と妄想は以下のように分けられます。

<事実>
・彼の機嫌が悪い
<妄想>
・自分が何かしたのかも
・浮気しているのかも
・このあとケンカして別れるかも

この状況を解決するには、「彼に話を聞く」だけでOK だと、すぐにわかりますよね。このように、自分自身の妄想に気付かず、勝手に妄想を膨らませてしまうことが、思い込みの原因となっているのです。


2.感情に囚われている
感情に囚われてしまうことも、思い込みの原因になります。 感情に囚われた状態とは、例えば彼と別れた「ショック(悲しみ)」など、その感情しか感じられなくなった状態です。
 
 
ひとつの感情、特にマイナスの感情に囚われてしまうと視野が狭まり主観的な思考しかできなくなってしまいます。すると、どうしても客観的視点をもつことができず、思い込みやすくなってしまうのです。

3.固定観念に縛られている

よく「頑固」や「融通が利かない」と言われる人は、固定観念に縛られている可能性があります。

固定観念とは、「父親なんだからこうするべき」「こういうときはこの対応が絶対正しい」などのように、「~すべき」という信念が凝り固まった状態です。固定観念は、価値観とも言い換えることができます。

価値観は文化や育った環境によって変わるものであり、人それぞれ違います。「~すべき」という考えも、実はあなたが思い込んでいるだけかもしれません。

縛られている固定観念が多い人は、「相手の言動を許せない」「アドバイスを聞いても納得できない」といった感情に陥ることが多いです。自分の固定観念に固執しすぎると、柔軟な考えができなくなってしまい、思い込みが激しくなってしまうでしょう。


思い込みが激しい人の印象

思い込みが激しい人の印象
恋学[KOIGAKU]
次に、思い込みが激しい人が、他人からどう見られるのかをご紹介します。思い込みの世界にいると他人からの視点を想像しにくくなるため、一度、相手からどう見えるのかを確認しておきましょう。
 
思い込みが激しい人の印象としては、以下があげられます。
 
・めんどくさい人
・他人を信用しない人
 ・融通が利かない人
・話が通じない人
・頑固な人
・悲劇のヒロインみたい
 
思い込みが激しいと、アドバイスやちょっとした注意すらマイナスに捉えられてしまい、注意した側としてはとても面倒に感じます。また相談もなく勝手に思い込んでしまうため、信頼してもらえていないんだな と感じられ、相手も心を閉ざしてしまうでしょう。
 
固定観念に縛られているタイプは頑固で融通が利かない、話が通じない人だと思われます。そのような人とは、話し合いたくない、なるべく距離を置きたいと思うでしょう。
 
ネガティブ思考に囚われて「彼氏がいつも冷たい」「他の人は誰もわかってくれない」など、自分の不幸自慢をしてしまう人は悲劇のヒロインのようで、聞いている人は「慰めるのが面倒」「こっちまでネガティブになる」と感じてしまうかもしれません。

「思い込みが激しい人」のよいところ

思い込みが激しい人は、深く物事を考えられ、想像力が豊かな側面をもちます。傷つきやすい側面があるかわりに、自分自身がネガティブに囚われていなければ、人の気持ちがわかる優しい人といえるでしょう。

固定観念に縛られやすい人も、自分の信念がある芯の強さは長所といえます。自信のなさや思考癖を改善し、囚われている固定観念に気付くことができれば、あなたの魅力をもっと引き出すことができ、今よりも楽に生きられるようになりますよ。

次章では、思い込みから抜け出すための方法をご紹介していきます。


6.思い込みが激しい「思考癖」を直す4ステップ

思い込みから抜け出すためには、思考癖を「自覚」することと、「自信」を付けることが大切です。そのためのステップを、以下に4 段階でご紹介します。

・【ステップ①分別】「事実」と「妄想」を分ける
・【ステップ②客観視】自分自身に「アドバイス」を考える
・【ステップ③放棄】考えない時間をつくる
・【ステップ④受容】ダメな自分も受け入れる


1.【ステップ①分別】「事実」と「妄想」を分ける

はじめのステップは、妄想に気付き無駄に思い悩まなくするための方法です。まず、何か悩んでしまったときは、現在悩んでいることを紙に書き出してみましょう。

そこで、「事実」と「妄想」に分けて考えることで、妄想から離れることができます。さらに、自分が今どのような「感情」や「固定観念」に囚われているのかも書いてみることで、自分の気持ちを整理しやすくなります。

例)
<事実>
・彼が冷たい

<妄想>
・浮気しているのかも

<感情>
・嫌われていないか不安
・構ってもらえなくて寂しい

<固定観念>
・彼氏ならどんなときも彼女に優しくするのが当たり前


2.【ステップ②客観視】自分自身に「アドバイス」を考える

次に、書き出した悩み(感情)に対し、他人になったつもりでアドバイスを考えてみましょう。このステップを取り入れることで、「主観」から「客観」に切り替えることができます。

例)

<感情>
・嫌われていないか不安
・構ってもらえなくて寂しい

<アドバイス>
そっか、それは寂しいし不安だよね。でもさ、たまたま今日が機嫌悪いだけじゃない? まずはなんで機嫌が悪いのか聞いてみたら?


3.【ステップ③放棄】考えない時間をつくる

もしも今すぐ答えがでない悩みなら、「放棄」してしまうことも大切です。ぐるぐる考えても苦しくなるだけですから、考えるよりも思考を手放すための工夫をしてみましょう。

好きなマンガや映画、ゲームなどに没頭してみたり気分転換に外に出かけてみてください。「今、妄想してるな~」「思い込んでるな~」と気付くことができるようになれば、かなりの進歩です。そのたびに、思い込まないようその思考から離れるようにしましょう。


4.【ステップ④受容】ダメな自分も受け入れる

思い込みの激しさは、自信のなさが根底にあります。しかし、いきなり自信をつけろと言われても難しいですよね。自信をつけるための重要なステップとして、まずは、「ダメな自分を受け入れる」ことから始めてみてください。

「人の気持ちを考えずに発言してしまう」「他人に相談できない」など、誰しも自分がマイナスだと感じている部分があると思いますが、それを「なんてダメなんだ」と否定してしまうと自信の低下につながってしまいます。

「こんな部分もあるよね」「人間なんだから完璧じゃないのが当たり前」と受け入れることで、それが根底の「自信」につながっていきます。

自分のダメなところを受け入れられるようになると、他人の評価も気にならなくなり、他人からのアドバイスも否定に聞こえなくなります。そのような状態になれば、視野も広がり、柔軟な思考ができるようになっていきますよ。


まとめ

ネガティブな思い込みが激しい人は、ネガティブ思考に陥りやすい思考癖をもっています。思考癖から抜け出すことができれば、柔軟な思考ができるようになり、思い込みにくくなりますよ。

思考癖から抜け出す第一歩は、自分の思考癖に気付くことです。この記事を読んでいただいたことで、第一ステップはすでにクリアしています。

あとは、妄想に気付くたびに手放すようにしていき、客観的・俯瞰的に考えるよう考え方を少しずつ修正していってください。考えても答えが出ないときは、一旦考えないようにすることも大切です。

根本の問題解決のためには、自信をもつ第一歩として、ダメな自分も受け入れていくようにしてくださいね。


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