

婚活の費用はどれくらい?男女別の相場や内訳、結婚相談所の選び方を徹底解説
近年、晩婚化の影響によって結婚する年齢層が幅広くなってきました。特に都市部では平均婚姻年齢が高い傾向がありますが、2022年に厚生労働省が公表した「人口動態調査」では、全婚姻で男性33.5歳、女性31.4歳という結果もあります。これらの内容から、結婚する平均年齢が高くなってきたこと、婚活のスタート年齢が高くなっていることも予測でき、さらに資金に余裕が出始めた年齢で婚活をスタートさせる方も増えてきた印象です。そこで、この記事では婚活費用の相場や内訳に加えて、結婚相談所の選び方についてもご紹介します。
婚活にかかる費用はどれくらい?

そもそも、婚活にどれくらいの費用をかけている方が多いのでしょうか?
2023年に婚活を行っていた男女1057人に対して行われた「婚活に関するアンケート調査」の結果では以下の内容が出ています。
【婚活にかかった年間費用】
1年間の平均:104,807円
男性の平均:117,041円
女性の平均:94,884円
この結果から、女性に比べて男性の方が婚活費用もかかっていることが明らかになりました。
婚活費用の内訳【男女別】
続いて、婚活費用の詳しい内訳についてみていきましょう。
婚活サービスの利用料金
最初に婚活サービスの利用料金についてみていきましょう。
婚活サービスには、婚活パーティー、結婚相談所、マッチングアプリの利用などの料金が含まれます。
【男性】
◎婚活パーティー:1回の参加費 約5,000円~
◎マッチングアプリ:1ヶ月 3,000円~、1年プラン 15,000円~20,000円
◎結婚相談所:登録料 約10万円、月会費 約5,000円~20,000円、成婚料 約20万円~30万円(お見合いの回数によって別途お見合い料がかかります)
【女性】
◎婚活パーティー:1回の参加費 約1,000円~4,000円程度
◎マッチングアプリ:基本的に無料が多い
◎結婚相談所:登録料 約10万円、月会費 約5,000円~20,000円、成婚料 約20万円~30万円(お見合いの回数によって別途お見合い料がかかります)
その他準備に関する諸費用
その他の準備に関しての費用は以下のようになります。
【男性】
婚活中にデートするなら、その準備として洋服代や美容院代が必要になります。
毎回同じ洋服を着ることもできないので、うまく複数パターンで着回しできるものや複数枚用意することをおすすめします。
パーティーなどに参加する場合は、アウターやジャケット、スラックス、シャツ、ベルト、バッグ、靴などを揃えます。
これらを揃えた場合、10万円程度が必要になるだけでなく、スーツを購入すればそれ以上にかかるケースもあるでしょう。
スーツなどでも問題ありませんが、ジャケットとパンツの少しカジュアルなものを着用しても良いです。
ファストファッションなどで揃えると、比較的リーズナブルに揃いやすいでしょう。
【女性】
女性の服装も男性と同様にジャケットやスカート、パンツなどのアイテムが必要です。
デートに使える服がない場合は、バッグ、パンプス、スカートなどを数点揃えておくのがおすすめです。
ファストファッションブランドなら比較的安価で手に入りやすく、5万円程度から揃えることができます。
他にも女性は美容院にいく頻度も頻繁なので、洋服よりも美容院にお金がかかりやすいです。
特に婚活イベントやお見合いがある時は、事前に美容院に行くことが多いので費用もかかりやすいでしょう。
デート費用

デートにかかる費用は、行き先によっても金額が異なります。
【男性】
婚活中に女性とデートする場合、主に食事代、交通費、プレゼントを渡す際にはその費用もかかってきます。
デート時の食事に関する費用ですが、ランチなら1,000円~2,500円、ディナーなら5,000円~10,000円程度必要です。
場所によりますが、できるだけ女性の住んでいる地域から近い位置でデートすることが多いので、交通費も1,000円~2,000円程度かかります。
プレゼントした場合はその分の価格もプラスされるので、1回のデートで最低でも5,000円はかかるでしょう。
婚活の際には見える部分の費用のみを計算するのではなく、交際費に関しても必要だと覚えておいてください。
【女性】
婚活中に男性とデートする場合、主に主に食事代、交通費、プレゼントを渡す際にはその費用も必要です。
デート時の食事は男性が出すものと考えているか、割り勘にすべきかで金額も変わってくるでしょう。
昔は、デート=女性はおごられるという意識が根付いていたかもしれませんが、現在はそのような風潮は薄れています。
そのため、デートでも自分の食べた分は自分で払うのがマナーです。
男性がごちそうすると言ってくれた場合、男性を立てるためにごちそうになるのも良いのですが、基本的には自分の分は自分で支払うと考えておきましょう。
また、交通費に関してもデートの行き先によって費用が変わります。
婚活にかかる費用を抑える方法
婚活には様々なサービスや方法がありますが、自分に合った婚活をしなければ無駄な費用を支払うことになるでしょう。
少しでも婚活にかかる費用を抑えるには、自分に合った婚活を見極める必要があります。
ここでは、婚活にかかる費用を抑える方法をみていきましょう。
①自分に合う婚活サービスを利用する
婚活を行う際には、自分に合う婚活サービスを利用しましょう。
手あたり次第「婚活」と名の付くサービスを利用しているだけでは、賢い方法とは言えません。
自身の状況、予算、利便性の高い婚活サービスを判断して選ぶと婚活にかかる費用を抑えられます。
例えば、同じ婚活サービスでも結婚相談所は条件に合った相手を見極めて進めてくれる反面、料金も他のサービスに比べて高い傾向です。
一方のマッチングアプリは、価格は低いものの積極的に動かなければ誰ともマッチングできない状態が続きます。
その一方で費用は比較的安価です。
このように、自身の性格などから合った婚活サービスを活用できれば、費用を抑えられるだけでなく、モチベーションを保ったまま婚活を進めていけるでしょう。
②婚活を行う期間を決める
婚活費用を抑えたいなら、婚活期間を決めて活動しましょう。
婚活を長く続けている場合、ダラダラしていると婚活期間だけが過ぎていき、費用もその分かかってしまいます。
結婚に関する目標を自分で決めておき、それに向かって結婚を前向きに考えることができれば費用も抑えやすいです。
③交際費を抑える
婚活をしている最中は、交際費についても意識してみましょう。
婚活相手とのデートは毎回高級料亭やレストランでなくても問題ありません。
また、プレゼントに関しても必ず渡す必要もありません。
特に真剣交際に発展していない間は無理なデートをするのではなく、自分らしくいられるデートにしましょう。
長く交際していくためにも、予算を考えたうえで無理のないデートがおすすめです。
婚活の費用を抑えたい場合でも清潔感は重要視しましょう
婚活に関する費用を抑えたい気持ちが強くなると、身だしなみも手抜きになってしまうケースがあります。
しかし、身だしなみや清潔感については手を抜かないように意識してください。
同じ服を着ていたとしても、身だしなみを意識していれば服装が同じことに意識が向きにくいです。
また清潔感があると印象も爽やかなものとなります。
男性の場合は、髭が丁寧に剃られているかどうかでも変わるので、顔周りや髪型をきちんと整えておきましょう。
女性も同じように、自分に似合う髪型やパーソナルカラーを知り、メイクに使う色合いを変えてみてください。
流行のコスメやメイク方法であっても、必ず自分に合っているとは限りません。
また、自分の年齢に合ったメイクでないと違和感があります。
デパートなどの化粧品売り場では、美容部員やビューティーコスメアドバイザーが常駐しています。
プロに似合う色やメイクのポイントを聞いて、自分に合った色やメイクを心掛けてみましょう。
婚活で結婚相談所を利用する場合の費用に関するチェックポイント
婚活で結婚相談所を利用する場合、独自の料金設定が取り入れられています。
そのため、他の婚活に比べて料金がかかってしまうものの、その分目標を達成しやすいのが特徴です。
ここでは、結婚相談所の費用に関するチェックポイントをご紹介します。
入会金が必要
結婚相談所では、入会時に入会金が必要になります。
マッチングアプリなどでは登録料の支払いがありませんが、結婚相談所では入会するにあたって費用がかかります。
スポーツジムやクラブなどと同じ意味であると覚えておきましょう。
入会金は結婚相談所によって異なりますが、約1万円~30万円程度かかるところもあります。
入会金が高いと月会費が安かったり、お見合い料金やオプション料金がかからなかったりなど、バランスを取っているところが多いです。
その反対に入会金が無い反面、婚活サービス一つひとつに料金がかかるケースもあります。
入会する際には、入会金の価格に加えてサービス単体の価格や内容などを確認して、バランスが取れているかどうかをチェックしてみましょう。
活動に関する初期費用
結婚相談所に登録した場合、婚活開始時の手続きにも費用がかかります。
例えば、個人データに必要な写真の撮影、プロフィール作成、掲載料、会員情報登録料などが初期費用に含まれます。
婚活サポート費用を初期費用に含めているケースもあるので、詳細については各結婚相談所に確認しておきましょう。
これらの活動費用の相場は2万円~15万円程度となります。
価格と初期費用でサポートできる内容を比較して判断材料にしてみましょう。
月会費

結婚相談所に登録後、毎月必要になるのが月会費です。
月会費の支払いによって、専任担当者からの紹介、継続的に相手探しの検索システムの利用、婚活パーティーの参加などができます。
中には、お見合い料を月会費に含めているところもあるので確認しておくと安心です。
月会費の相場は1万円~2万円程度が中心ですが、中には若い女性に限り月会費0円でサービスを提供していたり、成婚料を高く設定したり、お見合いが成立した場合のみ費用がかかったりする結婚相談所もあります。
月会費でどこまで含まれるのか、どのようなケースは対象外になるのかなど、気になることは事前に結婚相談所のホームページなどで確認し、わからないことは聞いて解消するようにしましょう。
成婚料
結婚が決まった時に支払うのが成婚料です。
成婚すれば、結婚相談所は退会となります。
この時に発生するのが成婚料で、相場は5万円~30万円です。
成婚料は簡単に説明すると、結婚相談所に対しての成功報酬のようなものなので、成婚率の高い結婚相談所はこの料金も高くなる傾向にあります。
しかし、成婚料が高いからといって誰もが結婚できるとは限りません。
料金に左右されることなく、サービス内容や料金のバランスが整った結婚相談所を選ぶようにしましょう。
中には、婚活を進める中で費用の心配をして欲しくないという理由で、成婚料を設定していない結婚相談所もあります。
内容を確認して比較してから決めると良いでしょう。
婚活には費用が必要
婚活を行う際には、何かしらの費用が必ずかかってきます。
婚活の方法によって費用を抑えることもできますが、費用で比較するよりも自分に合った婚活を選ぶのがおすすめです。
自分から積極的に婚活を進められない場合は結婚相談所が適していますが、それぞれのサービスに対しての費用がかかります。
このような場合は、結婚相談所ごとのサービスを比較し、利用しやすいところを登録してみましょう。
きっと素敵な出会いが待っています。
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