子供からはすべてお見通し…⁉ 子供に嫌われる大人の特徴5つ
「まだ子供なんだからわからないよ」「どうせ子供のすることだし……」子供の頃、周囲の大人にこんなふうに言われてショックを受けた経験はありませんか?成長過程にある子供たちは、大人が考える以上に敏感なもの。大人のふるまい次第で、子供が反発したり距離を置いたりすることも多いのです。そこで今回は、子供に嫌われやすい大人の特徴について深堀り。子供に好かれるためにできることや具体的な改善ポイントについてもあわせてお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。
子供に嫌われる大人の特徴5つ
まずは、子供に嫌われる大人の特徴や行動パターンについて詳しくみていきましょう。
約束を守らない
子供にとって、大人との約束は特別なもの。
たとえ「一緒に遊ぼう」「後でお菓子を買ってあげる」といった小さな約束であっても、子供にとっては心に残る大事な出来事に違いありません。
「小学生のとき、母が『参観日は必ず行くから』と言ってくれて楽しみにしていました。でも、当日になって『仕事が忙しいからやっぱり無理』と。
仕事なら仕方ありませんが、きちんと謝ってくれなかったことがショックで、ずっと忘れられません」(女性/20代/会社員)
特に幼い子供の場合、信頼している大人に約束を破られると「自分は大切に思われていないのかも……」と早合点しがち。
どうしても約束を守れない場合は、「どうして守れなかったのか」「埋め合わせに何をしてあげられるか」を誠実に伝えて信頼を回復するよう努めましょう。
子供を見下している
子供は、大人が思っている以上に繊細で感受性豊かです。
大人にとってはなにげなく口にした一言でも、子供にとっては深く心に残るもの。
「学生の頃、絵を描くのが好きだった私。親戚の集まりで『こんなものを描くより勉強した方がいいんじゃない?』と言われたことがあります。
自分が大好きで頑張っていることを否定されてショックで、それ以来、大人に自分の趣味や夢について話すのが怖くなりました」(女性/30代/会社員)
子供の頃に、大人から「どうせできない」と言われる経験は本当につらいものです。
年齢が低いからといって、相手を軽視する姿勢は絶対にNG。
子供に接する際は「一人の個人として尊重する」意識を持ちましょう。
笑顔が少ない
幼い子供からすると、笑顔が少ない無表情な大人は「なんとなく怖い」もの。
筆者自身も小学校低学年のとき、担任の先生がほとんど笑顔を見せない人だったことを思い出します。
子供に対して丁寧に接してくれるのですが、表情に乏しい大人ってどうしても冷たく感じてしまうんですよね……。
「怒っているのかな」「迷惑だったかな」と感じてしまい、次第に話しかけるのが怖くなってしまいました。
子供に安心感や信頼感を与えたいなら、口角を上げて穏やかな表情を心がけてみて。
感情的の起伏が激しい
感情の起伏が激しい大人とともに過ごす時間は、子供にとって大きなストレスのもと。
「母は普段は優しいのですが、ときどき急に怒り出すことがありました。ささいなことで怒ることもあれば、大きな失敗で全然怒らないことも。
いつ怒られるのかわからない不安から、学校の後でわざと友達の家に長くいたこともありました」(男性/20代/会社員)
このように、喜怒哀楽が読めない親の言動に悩んだことのある人も少なくありません。
逆にいえば、怒る基準や接し方が一貫してブレないことが、子供にとっては安心材料になります。
批判的な言動が多い
幼い子供は、自尊心や自己肯定感がまだ完全には育っていないもの。
そのため、大人の言葉をそのまま自分の価値と結びつけがちです。
「○○ちゃんは成績も良くて運動もできてすごいわねえ……」「あなたももっと頑張らないと」
努力を認めず、さらに他の子供と比べるような言動は、子供に「自分はダメな子なんだ」「他の子に比べて劣っている」という意識を植えつけます。
大人にとっては軽い指摘や冗談であっても、子供からするとまるで自分のすべてが否定されたような気分になってしまうんですよね……。
その結果、批判されるのが怖くなり、大人との会話を避けるようになる子供も少なくないのです。
子供に好かれるためにできること
それでは、子供に好かれるためにはどのような行動を取るべきなのでしょうか。
ここでは、子供との信頼関係を築くために大切なポイントをご紹介します。
目線を合わせて話を聞く
子供とコミュニケーションをとるとき、きちんと目線を合わせて話をしていますか?
目線を合わせることは、相手を尊重していることを示す大切なサインの一つ。
筆者も以前、アルバイトで子供と接する機会がありました。
あるとき、一人の子供が何か話したそうにしていましたが、恥ずかしいのか目をそらしてもじもじするばかり。
しかし、しゃがんで目線を合わせながら「どうしたの?」と聞いてみると、嬉しそうに話をしてくれました。
目線を合わせて話をすると「あなたの話を聞きたいんだよ」というメッセージが自然に伝わり、相手も信頼して心を開いてくれるようになります。
ポジティブな言葉を使う
子供は、大人のネガティブなコメントや態度にとても敏感なもの。
「幼稚園児の子供が、初めて描いた絵を見せてくれたんです。私は『背景がちょっともの足りないかな』と、なにげなくコメント。
すると子供は『せっかく頑張ったのに……』とポツリ。自分の一言の重みに気づいて、反省しましたね」(女性/30代/主婦)
子供が大人に何かを報告するのは、褒めてほしい、認めてほしいという気持ちの表れです。
小さなことでも「よく頑張ったね」「さすがだね」と努力や成果を認めてあげましょう。
「ありがとう」の言葉を伝える
子供がお手伝いをしてくれたときや、気遣いを見せてくれたとき、感謝の思いを忘れずに伝えていますか?
子供がしてくれることは、「大人の役に立ちたい」という愛情の表れ。
「手伝ってくれてありがとう! おかげで時間に余裕ができたよ」「あなたのおかげで助かったよ」
こうして感謝を伝えることで、子供自身も「自分の行動が誰かのためになったんだ」と自覚できます。
子供に寄り添う姿勢を心がけよう
子供の心を理解する第一歩は、子供の心に寄り添おうと努力することです。
人付き合いや経験の少ない子供たちは、大人のように言葉で自分の気持ちをうまく表現できない場合も多いもの。
そのため、大人が注意深く耳を傾け、気持ちを受け止める姿勢がとても大切です。
「この人は味方だ」「信頼できる」と感じてもらえる関係を築くためにも、まずは子供の感情に寄り添う言葉をかけることから始めましょう。
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