週1回は少ない!? 遠距離恋愛中の「ベストな連絡頻度」

週1回は少ない!? 遠距離恋愛中の「ベストな連絡頻度」

2021.03.01 11:10

「離れた相手との連絡の取り方や頻度はどうすればいい?」なんてことで悩むのは遠距離恋愛カップルのあるあるでしょう。

今回は「恋が続かない」「結婚にたどりつかない」など、恋愛初心者から上級者まで、あらゆる恋のトラブルにフォーカスしてきた神崎桃子が「遠距離恋愛での連絡のコツ」をレクチャーするよ。

■遠距離恋愛中のベストな連絡頻度ってどのくらい?

遠距離であればなおさら相手からの連絡は、安心できたり心癒やされたりするもの。

離れている2人にとって特に大事なコミニケーションツールはなんといってもLINEだよね。

そこで、問題になってくるのがLINEを送る量や頻度。

いくら遠距離とはいえ、自分の送りたいタイミングで送ってしまっていいのか、はたまた相手に合わせてこちらも間をあけるかは悩みどころ……。

「毎日」「週2~3回」「週1回」、それぞれの連絡頻度のメリットとデメリットを紹介するから、あなたなりのLINEの頻度をここで探ってみて!

◇「毎日連絡する場合」のメリット・デメリット

好きな相手とやり取りできることでカップルは幸せを感じるもの。

LINEが頻繁だとうれしいのは「いつでも相手が自分のことを気にかけてくれている」と感じられるからだよね。

相手のことを「どうでもいい」と思っていたら毎日のLINEなんてとても面倒くさいもの。

ただ、それが日課になってしまうと返信が遅れただけで「心配するじゃないか」「ちゃんと返してくれないと」なんて責められてしまうなんてこともあり得る。

“毎日LINE”だとそのLINEを介して「相手に依存してしまう」のが心配ね。

◇(2)「週2~3回連絡する場合」のメリット・デメリット

カップルが長続きする秘訣は「何事もほどほど」が基本。週2~3回の連絡は、ちょうどその“ほどほど”のペースに当てはまるの。

破局するカップルの多くは「最初はめちゃくちゃ盛り上がっていた」っていう共通点があるのよ。

盛り上がるのは悪いことじゃないけど、飛ばしすぎると飽きがくるのも早く、後が続かない。

「今日は何してたの?」「早く会いたい」みたいなLINEをバンバン送りまくっても、しばらくすればその情熱は収まる……。

すると相手からは「前はもっとくれてたじゃん」「いつも寝落ちするまで話てくれてたのに……」なんてことになる(笑)。

遠距離になったからってLINEがオーバーペースにならないようにあえて制することも大事。マラソンだけでなく恋愛だって完走するにはペース配分を考えなきゃ。

週2~3回くらいの連絡なら、お互いのライフスタイルを邪魔しないで済むから、デメリットはないはず。

仕事に家事、趣味、恋愛とバランスよく回せるにはベストな頻度じゃない?

◇「週1回連絡する場合」のメリット・デメリット

連絡の間隔が空いてしまうと「相手の気持ちを疑い出す」……なんてカップルが出てくるよね。

LINEが週に1回しかないと「もう、自分のことあまり好きじゃなくなったのかな」と自信をなくしてしまう人も。

相手から「今日は○○する」「どこに出かける」なんて報告がないせいで「もしかして浮気?」な~んて余計なことを考えてしまい、心がざわつくかもしれない。

誰でも好きな相手と連絡が取れないと不安になるもの。それが遠距離では愛情のバロメーターになるから……。

だから週1回LINEにするなら、お互い「相手に疑惑心を持たせてはダメ」ということを心に刻んで。

相手が「何してるんだろう」と待つことがないように、勝手に想像して不安が膨らまないよう事前に自分の予定を教えてあげるのが優しさでしょう。

遠距離ならなおさら、安心させてあげる必要があるよね。

■遠距離恋愛中、不安にならないためにできること

そもそも、恋を長続きさせるためにはLINEや連絡の頻度には神経質にならないことが大切。

連絡やLINEの頻度で相手の愛情を推し量ってはダメ。

LINEの回数にとらわれないスタイルでお付き合いしていけるよう、以下のことを心に留めておいてね。

◇(1)お互いに連絡が欲しい頻度を確認する

付き合う前や付き合い出した頃であれば、連絡を頻繁にすることは当たり前だったかもしれない。

でもしょっちゅう連絡がきたのも、LINEのラリーが長く続いたのも、その時はお互いに相手のことをもっと知りたかったからマメだっただけ……。

付き合い出して時間が経てば、どんなカップルでも落ち着いてきてマイペースになるもの。

だから用がなければ連絡頻度は落ちるし、毎日連絡しなくともむしろ平気になるのが普通。

「ある程度放っておいても大丈夫」「連絡が減っても気にしない」のは信頼関係があればこそ。

「毎日連絡取らなきゃ気が済まない」「返信回数にこだわる」のはそれだけ相手を信用していないってこと。

◇(2)お互いの仕事の状況から決める

LINEは簡単で便利なツールだけど、仕事が忙しかったり、疲れがたまったり、または体調の変化によっては、すぐに返信できないことも出てくるもの。

そんな時に、「返信できないくらい忙しいの?」「一言返すのに時間掛かんないでしょ」などと自分の価値観を押し付けるのはNG。

誰にでもその人の生活や仕事のリズム、また体調のリズムがある。

相手の仕事や作業を中断させる、さらには夜中のLINEで相手の睡眠を妨害………な~んてことは絶対にしないで!

付き合っている相手の仕事の効率や健康を一番に考えてあげることこそ、本物の彼氏彼女でしょう。

状況によってLINEのやり取りは一時休止して、電話に切り替えたり、連絡取り合う日程を決めたりするのも手。

なかなか返信がこないLINEでイライラするより、時間を改めて作って電話で互いの声を聞いたほうが、意思疎通が図れるってものじゃない?

◇(3)お互いに手が空いた時に連絡する

「おはよう」「おやすみ」の挨拶LINEを必ずし合うとか、週に何回連絡を入れるとか、そういうルールを作るのはあまりおすすめしないわ。

だってそれをやると、うっかり忘れた時「それが原因で喧嘩に発展」なんてことになったら本末転倒だもの!

それに、ルールを決めるとそれが繰り返されることで最終的に機械的なやり取りになるし、当然義務化されたら楽しくなくなる……。

恋愛ってものは決め事があればうまくいくわけでなく、ルールがあればあるほど生き苦しくなって逃げだしたくなるもの。

「手が空いた時に連絡する」「お互い返せる時に返せる範囲でする」というスタンスのほうが、お互い負担にならないで済むよね。

大切なのは、「返信は気にしないで」「できる時で構わないからね~」という思いやりの言葉でしょう。

■遠距離恋愛中の連絡で注意したいこと

これまで連絡のペースについてレクチャーしてきたけれど、遠距離だからこそもどかしさが募って、やってはいけないことをやらかしてしまうケースは否めないね。

「連絡こなくて寂しいな~」「返信がなくて不安だな」って気持ちを相手に表現するつもりでも、知らず知らずのうちに別れにつながるようなとんだ落とし穴があるの。

遠距離恋愛中の連絡では、こんなことを注意してみて!

◇(1)不平不満を文字にしない

どんなカップルでも付き合っていれば意見が食い違うこともあるし、相手に対して「え? なんで分かってくれないの?」と違和感を持つこともあるもの。

でも、それをLINEで打ってしまうのは超危険。文字だからこそ誤解を招くリスクがある。

相手にとっては「なんだよ、それ」と受け取られてしまうこともあるだろうし……逆に、相手には何でもないことが自分にはカチンとくることも。

送った方は悪気のない一言でも、受け取る側はそうは取ってくれない。

電話で声を聞いたり、顔を見て話したりすればなんでもないことなのに、むしろ文字やスタンプだと「かえって気持ちが伝わらずこじれてしまう」というケースは多いの。

だから、自分の負の感情をそのままLINEやメールにぶつけてはダメ。

愚痴や不満、大事な話は会った時にするのがベスト! どうしても伝えたいならせめて電話で説明して。

◇(2)返信の催促はダメ! 追撃ラインは避ける

LINEには既読という機能があるから、「相手は見てくれた」という安心感が生まれるのと同時に、返信がないと「なんで?」「どうして?」という不安が生まれるもの。

そこでやってしまいがちなのは追撃LINEでしょう。

返信がこないからって、つい催促を匂わすようなスタンプを連投しちゃうなんてことも。

決して嫌がらせではなく、ただ自分の寂しさを表現したつもりが、相手にはそれがめちゃめちゃストレスだったりするんだよ。

そうそう、こんなこともありそう。

相手から「今日飲みに行った」なんてLINEが入った後で「え? 誰と?」「え? なんでなんで?」「どういう関係?」なんて、間髪入れずにどんどん連投したりして……。

LINEはチャット感覚でできちゃうから、深く考えずに自分の言いたいことを続けざまに

送ってしまう。

でも、ね。相手がいくら恋人だとしても、自分の感情優先で無作法にLINEを送るのは大人のすることじゃない。

メッセージを見た時、相手がどんな思いをするかを常にちゃんと考えて!!

簡単に送れてしまうLINEだからこそ不愉快にさせてしまわないよう気を付けてね。

■会えない時間も「恋愛」の一部

遠距離はどうしたってネガティブになったりしやすいもの。

でも、会えないからこそできることもある!

物理的に離れていたって相手の状況を想像したり、相手の気持ちを理解しようと務めることはできるはず。

自分の寂しさだけにとらわれていてはいけないの。

好きな相手と会えない時も含めて、「恋愛」なのだということをお忘れなく!

(神崎桃子)

※画像はイメージです

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