

“元宝塚トップスター”月城かなとが“邪悪な女王”を怪演「聞きほれる」「カッコイイ…」圧巻の歌声でファンを魅了<白雪姫>

ディズニー長編アニメーション作品の原点として長く愛されている同名アニメーション作品をミュージカル作品として実写映画化した「白雪姫」が、6月11日に配信された。同作は誰もが知る物語とミュージカルの融合ということもあり、オリジナル版のみならず“プレミアム吹替版”でも演技力と歌唱力の高さが魅力の日本人キャストが多く登場。中でも白雪姫に嫉妬する今作の“ヴィラン”女王の声を演じた元宝塚歌劇団月組トップスター・月城かなとが見せた表現力に魅了された人も多いはず。今回は月城のこれまでのキャリアを交え、声優初挑戦となった本作での魅力に迫る。
数々のトップスターを輩出した華の95期生出身
月城は、2009年に95期生として宝塚歌劇団に入団。同期には宝塚歌劇団の“トップ・オブ・トップ”として活躍してきた礼真琴をはじめ、柚香光、朝美絢、愛希れいか、桜木みなとらがおり、“華の95期”と呼ばれている。月城は雪組から月組への異動を経て、2021年に月組のトップスターに就任し、退団した2024年の7月まで15年にわたり活動。高身長と端正なルックスを生かし、幅広い役柄を演じてきた。
そんな彼女は、宝塚で活躍していた当時から確かな演技力と伸びやかで力強い歌声、そしてスター性で多くの人を魅了。2024年7月7日に東京宝塚劇場で行われた「Eternal Voice 消え残る想い」「Grande TAKARAZUKA 110!」の公演をもって退団し、その後は大手芸能事務所・スターダストプロモーションに所属して新たなキャリアをスタートさせた。
俳優として新たな一歩を踏み出した月城は、2025年4月期の日曜劇場「キャスター」(TBS系)で、阿部寛が演じるメインキャスターの進藤壮一と同じ報道番組に出演する局アナウンサー・小池奈美役として連ドラデビュー。
舞台の世界から映像の世界へと飛び込んだ彼女は、役作りとしてアナウンス指導を受け、発音の基礎から原稿の読み方などの技術を徹底的に学び、劇中では見事に“サブキャスター”としての力を発揮している。視聴者から「キャスター役がハマり過ぎ」「本物のアナウンサーさんかと思った」「ドラマで見られて幸せ」といった声が多数上がっている。
圧巻の歌声で白雪姫を妬む“ヴィラン”女王を熱演
そんな月城が初のディズニー日本版声優に抜てきされたのが、2025年3月20日に劇場公開された実写版「白雪姫」だ。
同作はグリム童話「白雪姫」を原作に、1937年にウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが初めて製作した長編アニメーション作品の実写版。そんな不朽の名作を新たにミュージカル映画として製作するということで公開前から大きな話題を呼んでいた。
「白雪姫」といえば、プリンセスが主役なことは言わずもがなだが、白雪姫に強い嫉妬心を抱き、美と権力のためには手段を選ばない恐ろしい“ヴィラン”女王のインパクトも大きい。
日本人キャストによるプレミアム吹替版では、月城の声を通して表現される女王から醜いプライドや白雪姫への嫉妬心があふれており、邪悪な心の声が伝わってくる迫力を感じる。
「美しければ何でもあり」という、ゾッとするような女王の言葉通り、劇中歌「美しさがすべて」の歌唱シーンでは、女王の高ぶる感情が月城の圧倒的な歌声で表現されている。プライドまみれの女王が権力を行使しようともがく様を怪演する月城の姿から、表現者としてのポテンシャルの高さをまざまざと見せつけられた。
劇場公開時もそうだったが、6月11日にディズニープラスで配信されてからも、ファンから「あまりにもハマっていて驚いた」「歌声に聞きほれる」「カッコイイ…!」「完全に支配している」など称賛の声が多くSNS上に寄せられている。
月城自身も声優初挑戦に「“このせりふで表現しようとしたことは何だろう。せりふ以上に込めたかった思いは何だろう”と、普段映画を見ているだけじゃ考えないような深いところまで自分なりにかみ砕いて演じました。難しかったですが、やって良かったと思います。俳優人生の中で今後も生かせる経験になったと思います」と、振り返っている。
月城の新章はまだ始まったばかり。今後もさまざまなフィールドで活躍する彼女と出会えることが楽しみだ。
◆文=suzuki
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