マユリカ、“友錠生活”第2弾で無人島へ「しんどさは計り知れないぐらいスケールアップ」

お笑いコンビ・マユリカの阪本と中谷が、5月18日に都内で開催された単独冠特番「マユリカの東京友錠生活　ディレクターズ・カット版」公開記念舞台あいさつ＆特別企画付き上映イベントに登場。番組同様に手錠につながれた状態で登壇し、観客の目の前で“生なかよしミッション”に挑んだ。

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• 【写真】手錠でつながれたままボウリングでターキーを狙う阪本
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トイレもお風呂も一緒！「手錠」につながれた共同生活

同番組は、2024年12月にCS放送「映画・チャンネルNECO」で放送されて話題を呼んだマユリカ初の単独冠特番。3歳からの幼なじみで30年以上の時間を共に過ごしてきた2人が、都内の一軒家で「友錠」と呼ばれるリング(手錠)でつながれたまま共同生活を行うことに。

家の階段を登るのも一苦労、トイレもお風呂も一緒。手錠を外す唯一の方法は、さまざまな「なかよしミッション」に挑戦して、「なかよしメーター」を“MAX=100％”に到達させること。全てが不便でフラストレーションが溜まり、とても仲良しではいられない状況の中、テーブルクロス引きやボウリングでターキー(3連続ストライク)を達成するなどのミッションに挑む――という内容だ。

このほど未公開映像を加えたディレクターズ・カット版(109分)として“映画化”し、東京の新宿バルト9、大阪のT・ジョイ梅田にて、5月16日より1週間限定ロードショーが始まったということで、トークイベントにマユリカの2人が登壇した。

イベントはヒロユキMc-IIのMCで進行。手錠につながれた状態で現れたマユリカの2人は「わざわざこれ(手錠)着けて出てこなくていいんですよ」「全然これで出てきたとき(観客が)沸かなかったですよ」とやや不服そうながら、大勢詰め掛けた客席を見渡して納得した様子で舞台あいさつに臨んだ。

“東京友錠生活”を振り返って大変だったことを聞かれ、中谷は「個人で言うと、お酒を飲みながらいっぱい泣いたとき。短期間でアルコールの酔い度もそうですし、『おまえの葬儀は(吉本興業本社の)会議室Bで行われる』とか、元カノのことを思い出さされたりとか、感情がかなりジェットコースターみたいになったんで」とこぼすと、阪本は「確かに。しんど過ぎてこれほんまにこのまま死んでしまうんじゃないかって」とした上で、「でも、もし死んだらどうなるんやろな…葬式の感じとか…」と、中谷を“泣かせ”にかかる。

すると中谷は「『すいませーん！(泣いているかスタッフに)確認お願いします～！』って言わへんよ(笑)」とツッコミつつ、「(涙を確認してくれた)あのおっちゃんともだいぶ仲良くなりましたからね」と懐かしそうに振り返っていた。

また、阪本は「お風呂とかも地味にきつかったですね。ゆっくり入りたいのに。ほんまにこれ(至近距離)なんで」と大変だったことを打ち明け、中谷も「相方とこの距離でいることってないじゃないですか。キツいですよ」と同調し、手錠でつながれているからこそのバグッた距離感に苦労したことを主張した。

普段から仲良しコンビとしても知られているマユリカだが、番組以外で最近の仲良しエピソードを聞かれると、阪本は「(2024年に)結婚したんですけど、ちょっとたってからすっごいぶ厚いご祝儀を(中谷からもらった)。中見たら33万円入っていて、僕ら大阪のNSC(吉本総合芸能学院)33期なんですよ。『えっ？こんなくれんの？33期やから？』って言ったら、『まあ、あと3歳からの幼なじみっていうのもかかってる』(三本指を立てるしぐさ)」と中谷のしぐさを再現すると、観客は大笑い。

たまらず中谷が「俺そんなキモい手してた？」とツッコむと、阪本は「自分でやったくせにむっちゃ恥ずかしそうにしてた」と暴露。これに中谷は「あと(33は奇数なので)割り切れへんっていうのもかかってます」と“ドヤ顔”をしながら三本指を立て、会場を沸かせていた。

“生なかよしミッション”でジェスチャーゲームに挑戦

そんな中、手錠を外すべく特別企画“生なかよしミッション”と題して、観客と共にジェスチャーゲームを行い、正解するごとに上がる“なかよしメーター”を100にするミッションに挑むことに。マユリカの2人は手錠につながれたまま「東京タワー」「無人島」「銀行強盗」「アメリカ」などの難しいお題をジェスチャーで表現し、勘のいい観客が見事に正解を重ね、協力プレーで「100％」達成。2人の手錠は外された。

そして“友錠生活”の第2弾となる「マユリカの無人島友錠生活　#1～5(完)」が6月27日(金)にCS放送「映画・チャンネルNECO」で放送されることも発表になった。

無人島での一泊二日のロケは既に終わっているそうで、大変だったことを聞かれた中谷は「家での一泊二日を見終わった皆さんやからどんだけこれがスケールアップしているか想像してもらいたいんです。家の中ですらこんだけしんどかったのに、今度はやらなあかんことまみれ。釣りをやったりとか」とライフラインもしっかりしていないからこそ、ミッション以外にも大変なことがたくさんあったことを打ち明けた。

一方、阪本も「無人島のサバイバルって別に手錠じゃなくてもむっちゃ過酷ですからね。山を歩くとかもホンマにしんどいですから」とロケーションの厳しさを強調し、中谷は「足場もやばいところを歩いたり、しんどさは計り知れないぐらいスケールアップしてます。むっちゃしんどいです。これは見てほしい」と実感を込めて語った。

最後にあらためて中谷は「パーティーグッズとかでも手錠は売っているので一回近しい人とやってみてください。トイレ行くだけでこんな大変なんや！ってなるんで。それを想像してもらえるとより楽しめるかなと思います」と話し、阪本も「たぶんさや香とかやったらどっちか死んでいると思います。(マユリカだからこそ)ギリ耐えてます」と、普段から仲がいいコンビだからこそ企画が成立したことを伝え、イベントを締めくくった。

◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT)