

NEWS・加藤シゲアキ、ショートフィルムW主演のAぇ! group正門良規に感謝「彼でよかった」

2020年より始動した、伊藤主税、阿部進之介、山田孝之らがプロデュースする「MIRRORLIAR FILMS(ミラーライアーフィルムズ)」は、メジャーとインディーズを超えた多彩なクリエイターによる短編映画制作プロジェクト。同プロジェクトのSeason7では、NEWSの加藤シゲアキ、極楽とんぼの加藤浩次が監督として参加し、それぞれ「SUNA」「Victims(ビクティムズ)」を製作した。
この2作品の撮影が愛知県東海市で行われていたことから、5月1日(木)にオープンを予定している「東海市創造の杜交流館」のオープニングイベント「ミラーライアーフィルムズ東海市プレミア上映祭」で全国公開に先駆けて上映されることが決定した。2月25日には、加藤シゲアキ、加藤浩次、新施設の設計を担当した建築家・隈研吾氏による鼎談およびインタビューが行われ、撮影の振り返りや監督オファーを受けたときの心境などが語られた。
東海市役所からの協力を得て撮影
加藤シゲアキ監督作「SUNA」は、東海市で多発していた砂による窒息死事件を、刑事の狭川(加藤シゲアキ)と遠山(正門良規)が追っていく物語で、加藤浩次監督作「Victims」は、付き合いたてのカップルが路上駐車をきっかけにさまざまな騒動に巻き込まれていく様子を「誰が被害者なのか」というテーマで映像化したコメディ作品。
隈氏が「どこで撮ったのかすごく興味がある」と口にすると、加藤浩次は「本当は人が歩いているところでやりたかったんですけど、なかなか許可が降りなかったので、東海市役所の目の前にしたんです。市役所の方が協力してくれたので、車を止めて撮影できました」と明かした。
さまざまな場所で撮影をした加藤シゲアキも、東海市役所にはお世話になったとのことで「警察署に見せたかったところは市役所です。(犯人を)捕まえている取調室も、刑事の場面は全部市役所なんですよ。普通、市役所は映画の撮影を嫌がりますが、このプロジェクトに関しては官民一体なので、市役所の方が非常に協力的でした。普通ではない映画のプロセスというか、撮りづらい部分がクリアになりましたね」と充実した表情を浮かべた。
続けて「市役所では日曜日もマイナンバーの手続きなどができるそうで、(撮影は)日曜日を狙っていたんですけど『もしかしたらマイナンバーのお客さんが来られるかもしれません』っていう(笑)。ちゃんと市民の方も大事にしながら、非常に協力的でした」と裏話を披露していた。
「東海市創造の杜交流館」の特徴には、映画が上映できるスタジオが含まれていることや、映像の撮影、上映など一連で行えることがあげられる。隈氏は「今は若い人もおもしろい映像を作る。だから、古い映像をただ見せるのではなくて、もう作る場所にしようって。何かにフォーカスしようってときに、映像にフォーカスするのはすごくおもしろいと思いましたね」とにっこり。
加藤浩次から「隈さんも映像を撮ってみたらどうですか?」と振られると、隈氏は「だよね」と頷き、「2人の作品を見て、アイディアがシャープですごく感心したんです。だから、ちょっとやる気が……。東海市に頼んで撮ってみるか!」と冗談を交えて場を和ませていた。
鼎談後にはインタビューを実施 監督作の見どころを語る
――加藤浩次さんは初監督、加藤シゲアキさんは2作目とのことですが、「注目して見てほしい」というポイントはありますか?
加藤浩次 役者の皆さんの芝居ですね。完璧でした。台本を渡したらやってくれました……! あとはもうそれぞれの解釈で、好きに見て楽しんでいただければと思います。
加藤シゲアキ いろいろな現代的なテーマというか「何を信じて何を信じないのか」っていう部分もありますけど、撮影としては砂がきちんと映ってるのはすごいんじゃないかなと思います。やっぱりタイトルが「SUNA」なので、見どころは「砂」かなと思います。
――W主演ということで、Aぇ! groupの正門良規さんとご一緒されていました。共演されていかがでしたか?
加藤シゲアキ 正門は最初からきちっと脚本を読み込んで、役を掴んできてくれたので、すごく助かりましたし、彼でよかったなって思いました。あと、ホラー的な要素があるので、顔面力がすごく重要なんですけど、そこも「もっとやってくれ」と言ったら、どんどんやってくれて。僕を信じて演じてくれたので、新しい彼の一面を引き出せたかなって思います。
――監督に初挑戦し、何か発見はありましたか?
加藤浩次 めっちゃありましたよ。裏方になって初めて、スタッフの方がどれだけ頑張ってくれているんだってことがわかりました。何時間前から準備して、その後は編集もあってという、本当にスタッフの方々に対する気持ちが変わりました。今後、スタッフの方々に「こうやってくれ」と言われたら「はい!」と言って、何も文句言わずやります。いい勉強になりました。
――「東海市創造の杜交流館」のオープニングイベントではお2人の作品が上映されます。どういったお気持ちでしょうか。
加藤浩次 感慨深いですね。隈研吾さんが建築されたもので、そのこけら落としをさせていただく。本当に僭越ながらという感じですよ。素直にうれしいです。
加藤シゲアキ 僕も同じ想いです。隈さんが作られた新施設でこけら落としをやれるのは、とてもうれしいですし、実はこのオファーは、プロデューサーの方から「隈さんの新しい施設のこけら落としなんですよ! やらないわけないですよね!」という熱烈なオファーだったんです(笑)。だから、本当にその時期が来たんだなと思いますし、このプロジェクトで喜んでいるのは僕らだけではなくて、本当に多くの関係者、東海市民の方も喜んでると思うので、期待に応えられるように頑張りたいなと思います。
――最後に、隈さんにお聞きします。ご自身が設計された新施設のオープニングイベントとして、お2人の作品が上映されることへの想いを教えてください。
隈氏 建築設計するときに、この建物はお堅い公共の文化会館ではないものにしたいと思っていました。若い人のエネルギーだったり、現代を感じさせるものにしたかったので、この2人がこけら落としって最高だなと思います。それが全てを象徴していて、この文化会館はこれから未来に伸びていってくれるんじゃないかなと、そういった期待ができるような状態です。
◆取材・文=大野代樹
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