トニー・ギルロイが“スター・ウォーズの生みの親”ジョージ・ルーカスへの想いを語る＜キャシアン・アンドー2＞

2025.04.24 15:00

「スター・ウォーズ」シリーズの映画「ローグ・ワン／スター・ウォーズ・ストーリー」に直結するオリジナルドラマシリーズ「スター・ウォーズ：キャシアン・アンドー」シーズン2が、ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で4月23日より配信中である。

帝国が支配する暗黒の時代を舞台に“反乱軍”の誕生を描く

「ローグ・ワン」そして「新たなる希望」へとつながる5年間が舞台となる本作。帝国軍が銀河を支配する暗黒の時代に、これまで「スター・ウォーズ」の歴史において常に要となる存在であった“反乱軍”の誕生が描かれている。主人公は、極秘チーム“ローグ・ワン”で究極兵器デス・スターを破壊するべく命懸けのミッションに挑んだ名もなき戦士たちの一人であり、反乱軍の情報将校として活躍したキャシアン・アンドー。

各地でくすぶっていた“反乱”の灯が宿るまでを描いたシーズン1を経て、シーズン2で描かれるのは、「ローグ・ワン」に直結するまでの最後の4年間の物語。市井に生きる一般市民でしかなかったキャシアンが“大義”のために自らを犠牲にし、デス・スターを破壊するべく決死のミッションに臨み、反乱軍のヒーローとなっていく過程が描かれる。

トニー・ギルロイが、「ローグ・ワン」に続き、本シリーズのエグゼクティブプロデューサー兼脚本を務める。

トニー・ギルロイ「大統領から電話がかかってきたようでした」

トニー・ギルロイは、「スター・ウォーズ」の生みの親である巨匠ジョージ・ルーカスについて「これまで存在したことのない美学で、とても驚くべき文化的功績です。彼の影響は本質的なものであり、(「スター・ウォーズ」の中に)常に存在するものだと思います」と話している。

「スター・ウォーズ」シリーズの一作である「ローグ・ワン」を手掛けたトニーは、ルーカス本人から絶賛されたといい、「彼が『ローグ・ワン』を見た後、私に電話をくれて45分間も話をしました。彼は本当に気に入ってくれていて、まるで大統領から電話がかかってきたようでした」と、当時の様子を明かす。

「ローグ・ワン」に直結する最後の4年間を描く本作でも、ルーカスへのリスペクトは至るところに込められている。トニーは本作の撮影を振り返り、「ルーカスに対する尊敬の念は、毎日撮影に行く人々の中にあると思います。スタジオに足を踏み入れて、小道具の部署に行ったり、セットに行ったり、どこに行っても彼の影響や彼の作品は、人々の行動すべてに細胞レベルで組み込まれています。撮影中、宇宙船の中にいてセットの装飾やプロダクション・デザインを見てみると、1977年に彼らが始めたことを忠実に再現しているんです。とても魅力的でした」と熱く語っている。