

MEGUMI、風間俊介演じる“ダメ夫”を罵倒する役で視聴者からDM「『風間くんをいじめないで』って」

俳優の風間俊介とMEGUMIが、4月14日に都内で開催された「劇場版 それでも俺は、妻としたい」完成披露上映会に登場。原作者であり脚本・演出を務める足立紳監督と共に、今作に寄せられた反響などを語った。
笑って泣ける夫婦の痛快エンターテインメントが映画化
同作は、連続テレビ小説「ブギウギ」(2023-2024年、NHK総合ほか)の脚本などを手掛けた足立の同名小説が原作。売れない脚本家の夫と、そんなダメ夫を罵倒する妻の夫婦“性”活を描くエンターテインメントドラマとして2025年1月期に放送され、大きな反響を受けて5月30日(金)に劇場版の公開も決定した。
収入なしのダメ夫・柳田豪太を風間が、ヒモ同然の夫と息子との生活を支えながら、夫からの夜の誘いは拒絶する恐妻・チカをMEGUMIがそれぞれ演じる。
同作はテレビ大阪制作史上最高のTVer総再生数1400万突破、最終回ではTVer総合ランキング・ドラマランキングで1位を獲得するなど、ドラマ放送時も大きな注目を集めたが、劇場版が公開されるということで、風間は「この大きなスクリーンで豪太の情けない顔、チカのバチギレを皆さんに見ていただけるということで。素晴らしい音響でのチカの罵声がどうなるか楽しみなところです」と率直な感想を。
一方、MEGUMIは「これはドキュメンタリーみたいな感じの作品です。大きな事件が起きたり、いきなり宇宙人がきたりとか、SFみたいに揺さぶられる物語ではないんですが、家族という社会の中でたゆたいながらも個人が葛藤して、家族だからこそのコミュニケーションがあって。『家族ってこうよね』というのを皆さんに突き出したような作品です」と物語の魅力を伝えた。
ドラマのスタート前には「視聴者の皆さんからどんな反響があるか気になる」と語っていた風間だが、実際に放送されて好意的な反応を受けて映画化まで至ったことについて「ここまでたどり着いたということは、多くの人たちが応援してくれて、作品だけじゃなくて出てくるキャラクターたちの家族となって見守ってくれたおかげだなとヒシヒシと感じています」と感慨深い表情を浮かべた。
MEGUMI「書かれたことを言っているんですけど…」
風間の言葉にうなずきながら、MEGUMIは「ドラマの3話オンエアぐらいのときにSNSで『風間くんをいじめないで』というダイレクトメッセージが届きまして。私はそういうつもりじゃなく、(台本に)書かれたことを言っているんですけど…」と打ち明け、会場からは「え~!」と驚きの声が。
続けてMEGUMIが「最初は私を非難するようなコメントを見ていましたけど、だんだんだんだん『あれは風間が悪い』と(笑)」とすぐに“風向き”が変わったことを付け加えると、風間は慌てて「本当に社会に訴えかけたいんですけど、『風間が悪い』というとちょっと語弊が生まれるんです。あれは豪太が悪いんです」とあくまでも“役”であると強調。MEGUMIは「ごめんなさい(笑)。豪太が悪いということで、冷や冷やしながらも、安堵(あんど)を浮かべました」と、視聴者の反応の変化を振り返った。
そしてその上で「奥さんは奥さんで『めちゃくちゃ分かる』と、ご主人はご主人で『めちゃくちゃ分かる』と、『お互いの言い分をこのドラマを見ながらブツブツ言って見てます』という方も多かったので、総じて世の中の家族の皆さまお疲れさまです!というような気持ちになりましたし、自分と重ねて見ていただけたらいいんじゃないかなと思います」とアピールした。
ちなみに今作は、足立監督の“ほぼ実話”がベースの小説を映像化した作品ということで、風間から「監督のもとにはどういう反響が?」と聞かれると、足立監督は「特にないんですけど(笑)」と濁しつつ、「9割がた非難です(笑)。僕自身は、どこかのタイミングで『豪太って結構いい夫なんじゃないか?』っていう声がSNSから上がり始めるんじゃないかって期待していたんです。最終回が終わるまでエゴサーチを続けましたけど、そういう声は本当になくて…。世の中の皆さんは割と厳しいんだなっていうのはちょっと感じちゃったんですよね」と力なくポツリ。
その言葉に引っ掛かるものがあったのか、MEGUMIは「っていうか、私も『豪太ってめちゃくちゃいい男でいい旦那ですよね』って言われたときに、ちょっとやっぱり何言っているのか分からなかった(笑)」とバッサリ切り、「ねっ?女性の方そうですよね?」と観客と通じ合っていた。
◆取材・文・撮影=月島勝利(STABLENT)
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