吉岡里帆(C)日本アカデミー協会

吉岡里帆「正体」で最優秀助演女優賞 能登からリモート参加で喜び語る「藤井組に出会えて私は幸せです」【第48回日本アカデミー賞】

2025.03.14 22:02

女優の吉岡里帆が14日、東京・グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールにて行われた「第48回 日本アカデミー賞 授賞式」にリモートで出席。「正体」で最優秀助演女優賞を受賞した。


吉岡里帆「正体」で最優秀助演女優賞

吉岡里帆(C)日本アカデミー協会
吉岡里帆(C)日本アカデミー協会
同作は、藤井道人監督が手掛けたサスペンスエンタテイメント。吉岡は脱走した死刑囚・鏑木(横浜流星)を信じる記者・安藤沙耶香を演じた。

授賞式当日、石川県の能登演劇堂で上演中の舞台「まつとおね」に出演していた吉岡は、役衣装のままリモートで参加。プレゼンターの安藤サクラから名前を呼び上げられると、口を覆い驚いた様子を見せた。なお、トロフィーは同作の藤井道人監督が代理で受け取った。

心境を聞かれた吉岡は「ありがとうございます。とても嬉しいです」と喜びをあらわに。「この作品は、私にとっては、とてもとてもとても重要な作品になりました。というのも、自分がこの世界に入りたいと思ったのがエキストラで、本当に多くのスタッフの方、キャストの方が力を合わせて撮影されている映画の現場を見たその感動に引き寄せられて、この仕事をしたいととても思った」と芸能界入りのきっかけとなった経験と、同じく多くのキャスト・スタッフが気持ちを一つにした同作を重ね合わせ、同作が最多の12部門での優秀賞受賞となったことについて「全員が心からいい作品を作りたいと思って一致団結した時、全員が手を取り合った時にものすごいパワーを発揮する」と改めて噛み締めた。

また、リモート参加のためお茶の間の目線で授賞式を楽しんでいたと話し、「やはり遠く離れていたとしても、映像というのはその場所その場所にエネルギーを残していく、そして時代を超えて残していくものだと思っています。そんな1人として、少しでも観ていただける方のパワーになるように、これからも精進していきたいと思っています」とコメント。「会場に行けないのが本当に残念なんですけど、そして皆様の座席のすごく高い場所から大きい映像で本当に失礼します」と会場への気遣いも見せつつ「藤井組に出会えて私は幸せです」と話すと、藤井監督も「この役で吉岡さんに出会えて、僕も非常に幸せ物だなと思っております。これからも一緒に面白い作品作っていきましょう!」と応えていた。

吉岡里帆、横浜流星の意外な一面明かす

羽鳥慎一、安藤サクラ、芦田愛菜、清原果耶、土屋太鳳、山田杏奈(C)日本アカデミー協会
羽鳥慎一、安藤サクラ、芦田愛菜、清原果耶、土屋太鳳、山田杏奈(C)日本アカデミー協会
同作で初共演となった横浜の印象を聞かれると「1つだけ苦手なことが流星くんにもあって。2人で餃子を作るシーンがあったのですが、餃子を包むのが意外と苦手そうで。すごい人間味を感じて、面白かったです」と告白。「劇中では私が全然料理しないタイプの女性を演じていたので、餃子(の作り方)を教えてもらうんですけど、休憩中とかに『もうちょっとこうしたらいいんじゃない』みたいなやり取りはした記憶あります」と明かした。

また、同じく同作で共演した山田孝之については「直前に演じていた役柄でも追い込まれる役をしていまして」といい、「山田さんから発せられる圧というか、気迫みたいなものに、こちらが参っちゃうぐらいものすごい追い詰められていて。もうずっと心臓がバクバクしてて」と回顧。「それを山田さんも気付かれていたのか、撮影が全部終わった後に『いつも追い詰める役でごめんね』ってすごい優しい顔でおっしゃってて」「終わった後のあの可愛い山田さんの笑顔が私はもう忘れられないです」と笑顔を見せていた。

ほかにも優秀助演女優賞には、「はたらく細胞」から芦田愛菜、「碁盤斬り」から清原果耶、「八犬伝」から土屋太鳳、そして同じく「正体」から山田杏奈が選ばれた。


第48回日本アカデミー賞

同賞は2024年1月1日から12月31日までに東京地区において有料で初公開された40分以上の劇場用映画及びアニメーション作品(劇場公開を目的に製作された新作で、東京地区の同一劇場で1日3回、かつ2週間以上映画館のみで連続して上映された作品)が対象。

司会は、6年連続となる羽鳥慎一アナウンサーと、「怪物」で第47回最優秀主演女優賞を受賞した安藤サクラが務める。(modelpress編集部)

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