ディズニー「白雪姫」“白雪姫”声優が吉柳咲良に決定 「ブギウギ」「御上先生」など出演「ホリプロタレントスカウトキャラバン(2016)」でグランプリ
3月20日(木)より全国の劇場で公開されるディズニー映画「白雪姫」。このたび、俳優の吉柳咲良(きりゅうさくら)が本作の主人公である白雪姫のプレミアム吹替版声優を務めることが発表された。あわせて、吉柳の声が入った特別映像が公開となった。吉柳はホリプロタレントスカウトキャラバン「PURE GIRL 2016」でグランプリを受賞、2023年度後期の連続テレビ小説「ブギウギ」(NHK総合ほか)や、放送中の日曜劇場「御上先生」(TBS系)などに出演している。
「白雪姫」を実写映画化
ディズニー初の長編映画であり、世界初のカラー長編アニメーションでもある「白雪姫」(ディズニープラスで配信中)を新たなミュージカル版として実写映画化。1937年に発表されてから今日に至るまで、ヒロインの白雪姫は“世界で最も長く”愛され続けているディズニープリンセス。
雪のように純粋な心を持つ白雪姫の願いは、かつてのような人々が幸せに暮らす希望に満ちた王国。だが、外見の美しさと権力に執着する邪悪な女王によって、王国は闇に支配されていた。女王は、白雪姫の“本当の美しさ”に嫉妬し、彼女の命を狙うが、不思議な森で出会った7人のこびとたちや、城の外の世界へいざなってくれたジョナサンに救われる。誰もが希望を失いかけた時、仲間たちと力を合わせ、白雪姫の優しさが奇跡を起こす。
白雪姫役を演じるのは、「ウエスト・サイド・ストーリー」でゴールデングローブ賞主演女優賞に輝いたレイチェル・ゼグラー。ディズニーヴィランズの中でも人気を誇る女王は、「ワイルド・スピード」シリーズや「ワンダーウーマン」シリーズのガル・ガドットが務める。
また、監督は「アメイジング・スパイダーマン」「(500)日のサマー」のマーク・ウェブ、脚本は「バービー」を監督したグレタ・ガーウィグが務める。そして、アニメーション版の楽曲に加え、「ラ・ラ・ランド」「グレイテスト・ショーマン」の作曲家であるパセク&ポールが新曲を担当する。
吉柳咲良「本当ですか!?と思わず声が出てしまいました」
幼いころから歌手になることが夢だったという吉柳は、12歳のときにホリプロタレントスカウトキャラバン「PURE GIRL 2016」でグランプリを受賞。ミュージカル「ピーター・パン」の10代目ピーター・パン役に抜擢され、女優デビュー。ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」でのジュリエット役や、NHK連続テレビ小説「ブギウギ」での歌唱、そして現在放送中の日曜劇場「御上先生」の出演など多方面で活躍中。また、ソロアーティストとしてもデビューするなど高い歌唱力が評価されており、今回オーディションの結果、白雪姫役を射止めた。
今作が吹替声優の初挑戦となる吉柳は、白雪姫役決定を知った時の気持ちについて、「本当ですか!?と思わず声が出てしまいました。やっぱりどうしても受かりたかったので、素直にとても嬉しかったですし、すごくほっとしました」と喜びと同時に、安堵もしたそう。
念願の白雪姫役ということで、吉柳は「歌がとても重要になってくると思っていたので、ボイストレーニングをして音域を自分で色々試しました」と歌のトレーニングを重点的に行い、オーディションに臨んだことを語った。
今回の実写版の楽曲も「全部好きで歌を聴いていますけど、やっぱりメイン曲(「Waiting On A Wish(原題)」)は白雪姫の心の葛藤とか、大きく成長するための想いみたいなものが曲にも表れていて、音楽的にもすごく素敵に作られているので、初めて聴いたときは感動しましたし、聴いていて勇気をもらえるので、一番好きです」とコメント。
そして、「お部屋を掃除する時、動きたくないなと思った時に、『白雪姫』の楽曲を一回口ずさんでみるとちょっとやる気になって、楽しい気持ちでお掃除できる」と、劇中歌「口笛ふいて働こう」のワンフレーズを口ずさみながら、「白雪姫」の楽曲はすでに生活の一部になっている、ということも笑顔で明かした。
レイチェル・ゼグラーの歌声に驚き「一瞬で心奪われました」
また、白雪姫を演じるレイチェル・ゼグラーの歌声について、吉柳は「どう表現していいのか私の語彙力ではちょっと表せないぐらい凄くて、初めて聞いたときに一瞬で心奪われました」と素直な思いを語った。
続けて、「力強さから柔らかさまで繊細に表現されていて、絶対に楽曲を映画館で聴きたいって思ったくらい歌声が心に響いたので、レイチェルさんの声量や表現を汲み取れるように、めちゃくちゃ聞きました」と打ち明けた。
さらに、世界で最も長く愛されてきたプリンセス白雪姫の魅力について、吉柳は「かわいらしくて優しくて他人想い、心が綺麗でピュアなところに加えて芯がちゃんとある。かわいらしさと凛とした姿どちらもある人物だからこそ、皆が愛すべきキャラクターになっているのかなと思います」とコメント。
そんな白雪姫を演じるにあたり、「白雪姫の中の成長や優しさから強さまで、すごく繊細に表現していかなければいけないという覚悟を持って、沢山考えていっぱい練習もしてきました。なにより歌が全曲すごく素敵だと思うので、シーンごとに使われている音の違いをぜひ楽しんでいただきながら、この白雪姫の世界を堪能してもらえたらと思います」と強い覚悟と意気込みを明かした。
吉柳咲良が白雪姫役に決定するまでのプリンセスストーリーを表現した映像が公開
また、初公開された特報映像では、アニメーション版でお馴染みの楽曲「口笛ふいて働こう」のワンフレーズを歌う、吉柳の歌声も披露されている。
今回公開される発表映像は、スポットライトに照らされ、座る白雪姫のドレスに身をまとった吉柳の姿から始まる。やがて立ち上がり、目を閉じると、自身がここまで歩んできた道のりを思い起こすかのように、吉柳の幼少期や事務所オーディション、過去に出演したミュージカルのシーンが次々とフラッシュバックする。
そして、これまでの経験を勇気に変え、何かを決意したかのようにゆっくりと正面を向き力強く瞳を開け、「白雪姫」として力強く歩き出す吉柳の姿がドラマチックに描かれている。吉柳が白雪姫役に決定するまでのプリンセスストーリーを描いたような映像となっている。
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