杉咲花、美背中ざっくりドレスで登場 女優主演賞受賞も心境の変化は“あまり感じていない”理由とは<第78回毎日映画コンクール>
2024.02.14 18:58
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俳優の杉咲花が14日、都内で開催された「第78回毎日映画コンクール 表彰式」に出席。映画「市子」で女優主演賞を受賞した。
杉咲花、女優主演賞受賞
本作は、痛ましいほどの過酷な家庭環境で育ちながらも「生き抜くこと」を諦めなかった川辺市子の姿を描くヒューマンドラマ。美しい背中がざっくりと開いたブラックドレス姿で登壇した杉咲は「素敵な賞をいただき、大変光栄に思っております。何より劇場に足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございます」と受賞の喜びとともに観客へ感謝。「自分にとってかけがえのない出会いになった市子という作品に関われたことを誇りに思います」と胸を張った。ここで戸田彬弘監督から花束が贈呈された。戸田監督からのオファーは2枚ほどの手紙が始まりだったという。「『自分にとって 分岐点になる作品だと思っています』ということが書かれていて、やっぱりそれだけ勝負に出ようとしている作品で、自分自身のことを求めていただけたことを嬉しい」と振り返った。
受賞に喜びを見せた杉咲だが、その一方でこの受賞を通して女優としての心境の変化は「あまり感じていなくて」とコメント。「やっぱり評価っていうのは他者の中にあるものだと思っているので。私は引き続きこの先も粛々と作品に向き合っていきたいなという気持ちなんですけど、やっぱりこのような場所でこんな機会をいただけたことで、まだ細々と映画の上映も続いているので興味を持っていただけるのかなと思うと、それはやっぱりすごく嬉しいです」と謙虚な姿勢を見せていた。
「毎日映画コンクール」とは
毎日映画コンクールは1946年(昭和21年)、日本の映画産業の振興に寄与し、国民に映画の楽しさを広く伝えることを目的に、毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社によって創設された国内最高峰の映画賞。演技、作品はもちろん、撮影や美術、録音などのスタッフ、日本映画を代表する名女優田中絹代の名を冠する賞など、幅広い部門を設けていることが特徴だ。各賞は、第一線で活躍中の映画評論家やジャーナリスト、専門家など約70人が選考にかかわり、毎日映画コンクールはその歴史と伝統とともに、選考の厳正公明さによっても映画業界から高い評価を得ている。
第75回から表彰式の開催地は都内へと戻り、目黒区の協力を得て「めぐろパーシモンホール」で開催。今後も、一般にも開かれた映画賞として毎日映画コンクールは成長を続けていく。(modelpress編集部)
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