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重岡大毅、“芝居とは生き様” メンバーに嫉妬した20代と30代で成し遂げたいことを語る<ある閉ざされた雪の山荘で>
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重岡大毅が主演を務める映画「ある閉ざされた雪の山荘で」が1月12日(金)に公開する。物語は高原の山荘が舞台。そこに集められたオーディションに合格した劇団員たち7人は、“雪に閉ざされた山荘”にいると想定して芝居を続けるが、そこで殺人事件が発生。はたして、これは本当に芝居なのか?本当の殺人なのか?トリッキーな世界観を持つ今作で主人公・久我和幸を演じたのは、重岡。全員役者で全員容疑者。登場人物ひとりひとりを疑いたくなる行動を繰り広げる難役に挑んだ重岡に本作とどのように向き合ったのか、語ってもらった。
部外者である久我の気持ちは、僕に上手くハマった
――ある宿泊所に7人の劇団員たちが集められ、舞台の主演の座をかけたオーディションに参加することから始まる物語です。参加者たちはみんな、劇団「水滸(すいこ)」のメンバーで、重岡さんが演じる久我は、唯一の部外者という役を演じましたね。
全員が劇団「水滸」のメンバーの中で、唯一の部外者というのは、役を演じる上で良いとっかかりになりました。役者さんたちばかりの現場にアイドルをやっている自分が飛び込んでいくと、部外者みたいなものですからね。同じ劇団員ばかりの中で、役者として自分を出せたら、という久我の気持ちは、僕に上手くハマったなと思います。
久我にとって、「水滸」は、入りたい憧れの劇団なので、僕にとって、自分の力を試したい憧れの世界はどこなんやろうって考えて、役の環境や背景を“自分事”と重ねて行くというやり方で演じました。
――久我にとっては劇団「水滸」にあたる、重岡さんにとって憧れの世界は、どんなものをイメージしたのでしょうか?
音楽の世界ですね。自分よりも上の世界にいる憧れの存在って、音楽の世界には、もういっぱいいますからね。正直、歌い手として、すごいアーティストさんに認められたいなという気持ちがあるじゃないですか。例えば、「サザンオールスターズさんに認められたいな」とか(笑)。いろんなアーティストと同じ歌番組に出演した時は、「俺だって、できる!」みたいな気持ちがありますから。「水滸」のメンバーと同じ土俵で戦う中で、自分の持っている力を発揮しようとする久我の気持ちは分かります。
30歳前後になって“お互いのいい所を認め合える関係になった”
――間宮祥太朗さんをはじめとした同世代の役者が集結しての演技バトルの中で、自分も負けたくないというバチバチした気持ちはありましたか?
ライバル意識みたいなものは、なかったです。同世代だと比べられやすいですけどね。20歳の頃はあったかもしれないですけど、30歳前後になると、「この人にはこういう良い所があるよね」ってお互いのいい所を認め合える関係になりました。そもそも自分は、みんなと比べられる次元にいないですけど。
――とはいえ、この場面でこんな表情をするんだ…という演技合戦の中で、刺激を受けることはたくさんあったのでは?
それはもちろん、たくさんありました。宿泊所の中は群像劇でもあるので、突出した方が面白いじゃないですか。そんな中で、恋愛感情をこじらせたちょっと癖アリな田所を演じた岡山天音くんは、ビジュアルから突出していました。すごい前髪パッツンに短くしてきたから、僕もどういう風にしようかなぁと思いましたもん(笑)。みんなの写真を見て、髪型や服装は、こういう風がいいかもなって考えましたし。もう芝居をする前から、他の俳優さんたちを見て、「なるほどな」って思う部分がありました。
昔はメンバーと自分を比べて余裕のない時期もあった
――本当に8人のキャラクター、それぞれが魅力的でした。監督は各キャラクターの考え方や思想をせりふに加えていったそうですが、このせりふは久我の性格をよく捉えているなと思ったせりふは?
「あなたにとって芝居とは?」という問いに答えるシーンで、久我が言った「殺し合い」っていうせりふですかね。久我のキャラクターを象徴しているせりふで印象に残るせりふですよね。
――ちなみに重岡さんは「芝居とは?」と問われたら、どんな回答をしますか?
ひとことで言い表すのは、なかなか難しいですが…“生き様”ですかね。「まだまだ 30代じゃん」って、思われるかもしれないけど、自分なりに10何年やってきて、いろんなことを経験してきましたから。今までの生き様がお芝居に出るんじゃないかな、と。
僕は、久我みたいに「お芝居は殺し合いだ」とまでは思わないですけど、誰が生き残るか戦うっていう気持ちは分かります。若い時には、そういうところを通ってきましたから。だから、久我の余裕がない気持ちは理解できます。「このオーディションに受かんなかったら、どうしよう」って、にっちもさっちも行かない状況に立たされていたら、自分もそう思うかもしれないですからね。
――若い時に通ったということは、重岡さん自身も余裕がなかった時期があったんですね。
ありましたね。今は全然、ないですよ?でも、昔は、メンバーに対してや自分と横並びの人に対してあったな~。「俺は仕事ないけど、アイツはいいな。俺だって欲しいな」とか(笑)。そういう余裕のない時期は、ありました。
――嫉妬心があったんですね。
誰かがドラマが決まると、やっぱり羨ましかったです。楽曲で良いフレーズもらえて、「コイツ、楽しんで歌えているなぁ」って思ったら、羨ましかったですし。そんなことが、いっぱいあったんですけど、今はないなぁ。そういう気持ちがあった方が、切磋琢磨できるんでしょうけど、コイツには負けたくないっていう人は、今は思い浮かばないですね。
それは、自分が好きな自分でいるためにそうなったのかもしれない。大切にしたいものがいっぱいあるし、好きな自分の居方みたいなのが、今の自分なんです。
ライブなど、人生かけてずっとやっていたいと思うものを見つけている
――今は、ドラマも映画も出演作が続いていて、役者として順調にキャリア重をねられていますよね。その中でアイドルとしての活動もありますが、役者とアイドルの切り替えはどのようにされていますか?
切り替えというか、音楽と俳優業、どっちの活動もあるからこそ、良いバランスを取れているなと思います。例えば、お芝居ばっかりやっていると、しんどい時もあるんです。それこそ失敗した時に「大丈夫や、俺にはライブがあるから」って思うし。逆に「大丈夫、俺にはお芝居があるから」って思う時もあるし。自分にとって、どっちもいいガス抜きになっているのかもしれないです(笑)。
見方を変えれば、どっちに対しても斜に構えているように見られるかもしれないけど、それでも、まあ、なんとか頑張ってやれていると思います。両方、頑張ってます!(笑)。
――そうですよね。現在31歳ですが、40代で成し遂げたいことはありますか。
それをね、今考えているところなんですよ。後輩の藤原丈一郎の舞台を観に行った時、中井貴一さんに「40代になった自分が、10年後にどうなっていたいのかを考えればいいんじゃないかな」ってめっちゃいいこと言っていただいて、その通りだな、と。貴一さんに言われると、めっちゃ心に響きましたもん。
――そう考えると、10年後が楽しみですね。
そうですね。今、31歳なんで、まだまだすっごいキャピキャピな気持ちなんです(笑)。人生これからまだある…どうしてやろうかなぁって。振り返ってみると、20代はなんとか頑張って来られたのかなと思うので。ライブもそうですが、これを人生かけてずっとやっていたいと思うものをもう見つけているからね。
30代に成し遂げたいことは、仕事ではこんなことしたいなぁとか、いろいろありますけど。充実した良い人生を歩めるように頑張って行きたいです。
◆取材・文/福田恵子
ヘアメイク/井上ゆか
スタイリスト/内田あゆみ(creative GUILD)
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