磯村勇斗 (C)モデルプレス

磯村勇斗、俳優オーディション落選時の“前向きな考え方”明かす「悔しいんですけど…」

2022.08.02 19:44

俳優の磯村勇斗が2日、都内で行われた映画祭「TikTok TOHO Film Festival 2022」授賞式に、女優の福本莉子と審査員を務めた樋口真嗣氏、佐久間宣行氏、首藤凜氏、山之内すず、しんのすけ氏とともに出席。俳優オーディション落選時の“前向きな考え方”を明かした。


磯村勇斗、俳優オーディション落選時の“前向きな考え方”明かす

「TikTok TOHO Film Festival 2022」授賞式の模様 (C)モデルプレス
「TikTok TOHO Film Festival 2022」授賞式の模様 (C)モデルプレス
ファイナリストや関係者の前に登場した磯村は総評にて、「まずは受賞されたみなさま、本当におめでとうございます」と称え、「今回、アンバサダーとしてノミネートされた作品を拝見して、僕たち審査会のときに本当に悩んで、テクニカル賞とサードアイ賞が2つになったもの『選べないから2つにしちゃえ』という話から2つ賞が生まれて、とにかく選ぶのが難しかったです。どれもバラエティの富んでいて、比べようがなかったんですけど、どうしても選ばないということで選びました」と審査が難航したことを告白。

磯村勇斗 (C)モデルプレス
磯村勇斗 (C)モデルプレス
加えて、「惜しくも受賞できなかった方も悔しかったりする思いもあると思いますが、今回はハマらなかっただけだと思うんです。僕、俳優をやっていてオーディションに行くと思うんですけど、落ちて悔しいんですけど、その役にハマらなかっただけと思うようにしていて、今回の『TikTok TOHO Film Festival』にはハマらなかったけど、そしてこの審査員に選ばれなかったけど、また審査員が変わっていれば選ばれているということもあるので、あまり重く捉えないでほしいです」と自身の“前向きな考え方”を明かし未受賞者に言葉を。

山口景伍、磯村勇斗 (C)モデルプレス
山口景伍、磯村勇斗 (C)モデルプレス
「せっかくここまでやってくるエネルギー量と仲間がいて、創作する意欲があったら、それをまた違うフェスティバルだったり、どんどん作品を作っていってもらえたら、僕らも嬉しいですし、今の映像界、映画界ってとても狭くなってきちゃっていると思うんです。鳥カゴの中にいるような現場で僕たちは作品を作っているので、みなさんのクリエイト力が起爆剤になったらいいなと思うので、これに限らずいろんな作品を作っていってほしいなと思います」と期待し、「そして現場で一緒に作品を作りたいと思いますので、みなさん、これからも頑張ってください」とエールを送った。

磯村勇斗 (C)モデルプレス
磯村勇斗 (C)モデルプレス

磯村勇斗&福本莉子、グランプリ作品の面白さ分析

磯村勇斗 (C)モデルプレス
磯村勇斗 (C)モデルプレス
福本莉子 (C)モデルプレス
福本莉子 (C)モデルプレス
また、磯村は「前回、北村匠海くんがアンバサダーを務めて、僕はそのバトンを受け取って今回、この場に立っているんですけど、ファイナリストのみなさんの作品を拝見しまして、僕自身もとても刺激的で勉強になるようなこともあって、とても楽しく見ました」と挨拶し、福本は「今回、この式に登壇するにあたって、みなさんの作品を拝見させていただいたんですけれども、私自身、縦型の映画を見るのが初めてで、どれもすごく個性が出ていて、とても面白かったです。私は今回、グランプリを受賞された方の作品に主演で出演させていただくんですけど、どんな作品になるのかワクワクしています」と期待に胸を躍らせた。

福本莉子 (C)モデルプレス
福本莉子 (C)モデルプレス
そして、厳選なる審査を経て選ばれた17点のファイナリストノミネート作品から、『僕の妹は螺旋階段が大好きだ。』(代表者:山口景伍)という作品がグランプリに輝くと、磯村は「グランプリを決めるのは、審査員のみなさんと悩んで悩んで、でも1番印象に残っている作品が『僕の妹は螺旋階段が大好きだ。』で、みなさんも面白かったと。そして何回も見たくなって、“どういう伏線なんだろう”、“どういうことなんだろう”ってすごく余白のある作品だというところも評価されていて、これが1番縦型の動画として面白い形なのではないかということで、高く評価しました」と明かし、「縦型は景色を捉えるのが難しいと思うんですけど、そこを螺旋階段という上に向かっていくものをステージにしていて、それがすごく縦型とマッチしたというところも評価が高かったです」と絶賛。

磯村勇斗 (C)モデルプレス
磯村勇斗 (C)モデルプレス
本作に出演することが決定した福本は、審査会には出席できず、家で見ていたそうで「ほかのどの作品よりも短いなというのが印象的で、でもその短い中にもいろんな伏線とかがあって、1回見たときに何がなんだかわからなくて、でもその謎を知りたいという気持ちで何回も見てしまって、それがこの作品の面白さなのかなと思いました」と分析した。

山口景伍、福本莉子、磯村勇斗、山之内すず (C)モデルプレス
山口景伍、福本莉子、磯村勇斗、山之内すず (C)モデルプレス

「TikTok TOHO Film Festival 2022」授賞式

(手前左から)磯村勇斗、山口景伍、福本莉子(後列左から)山之内すず、佐久間宣行、樋口真嗣、首藤凜、しんのすけ (C)モデルプレス
(手前左から)磯村勇斗、山口景伍、福本莉子(後列左から)山之内すず、佐久間宣行、樋口真嗣、首藤凜、しんのすけ (C)モデルプレス
ショートムービープラットフォーム「TikTok」と東宝は、新たなクリエイターを発掘し、映像・映画を共創する事で映画業界を盛り上げることを目的とした映画祭『TikTok TOHO Film Festival 2022』を開催。今回は公式アンバサダーに磯村が就任し、5月12日より動画作品の公募を開始。今回、決定したグランプリ受賞者には、第8回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリに輝いた福本を主演とする、東宝プロデュースによる新作短編映画の制作権利が贈られる。(modelpress編集部)

平瀬遼太郎、山之内すず (C)モデルプレス
平瀬遼太郎、山之内すず (C)モデルプレス

受賞作品

グランプリ
『僕の妹は螺旋階段が大好きだ。』(代表者:山口景伍)
テクニカル賞
『おま釣り騒ぎ』(代表者:本木真武太)
『LOVE』(代表者:大原位之)
サードアイ賞
『Steps』(代表者:山本篤子)
『娯楽』(代表者:平瀬遼太郎)
観客賞
『幼馴染』(代表者:伊藤優太)

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