竹内涼真・横浜流星 (C)2022「アキラとあきら」製作委員会

竹内涼真&横浜流星、初タッグ&W主演で池井戸潤「アキラとあきら」映画化<本人コメント>

2021.11.24 05:00

俳優の竹内涼真横浜流星が、2022年夏に全国公開される映画「アキラとあきら」でW主演をつとめる。


池井戸潤「アキラとあきら」映画化

「半沢直樹」「陸王」など数々の大ベストセラーを生み出してきた日本を代表する作家・池井戸潤。骨太なストーリーと多彩な感情表現で世代問わず多くのファンを魅了する池井戸作品の中で、対照的な宿命を背負った二人の若者が、情熱と信念だけを武器に社会に立ち向かう異色の感動巨編として注目を集めたのが「アキラとあきら」だ。

2017年に徳間書店から文庫が発売されるや否や、全国書店・ネット販売にて小説部門売上1位を記録。50万部を突破し、2017年を代表する一冊に。同年、WOWOWにて映像化された連続ドラマ版は、第34回ATP賞テレビグランプリを受賞し高い評価を得た。さらに、2020年8月には集英社から文庫(上下2巻)が再販され、現在の累計発行部数約70万部を突破。その勢いはとどまる所を知らず、満を持しての映画化が決定した。

竹内涼真×横浜流星が初タッグ“アキラとあきら”に

原作書影 (C)2022「アキラとあきら」製作委員会
原作書影 (C)2022「アキラとあきら」製作委員会
そして今回、W主演として、若手ながら実力も兼ね備えた竹内と横浜が決定した。

日本を代表するメガバンク「産業中央銀行」に、新入社員が入社。同期の中でもズバ抜けて優秀な2人だが、その性格は正反対。自らの過去から「人のために金を貸す」という熱き信念を持つ【瑛:アキラ】と、大企業の御曹司に生まれ冷めた目で仕事に取り組む【あきら】。

ライバルとして、日々しのぎを削っていたが、とある案件で自らの理想と信念を押し通した結果、【瑛:アキラ】は左遷されることに。一方、順調に出世していた【彬:あきら】の前にも、血縁というしがらみが立ちはだかる。やがて、何千人もの人生が懸かった巨大な危機が巻き起こる。

この過酷な試練を、2人は乗り越えることができるのか。絶望的な状況を前にした時、2人の宿命が重なり合い、【アキラとあきら】の奇跡の逆転劇が始まる。

原作書影 (C)2022「アキラとあきら」製作委員会
原作書影 (C)2022「アキラとあきら」製作委員会
父の町工場の倒産、夜逃げと貧しく辛い幼少時代を過ごし、人を救うバンカーになるという理想を胸にどんな融資先にも全力でぶつかる熱き銀行員・山崎瑛を演じるのは、舞台・ドラマなど幅広く活躍し、多彩な演技で人々を魅了し続ける竹内。池井戸作品は『下町ロケット』(2015・2018)・『陸王』(2017)に続き3作目の出演にして初主演となり、これまで企業側の役柄を演じてきた竹内が初のバンカーに挑戦した。爽やかな好青年からシリアスな役柄までこなす実力派が、今作ではひたむきで人情味あふれる銀行員を熱演する。

そして、冷静沈着で頭脳明晰な銀行員であるが、老舗海運会社・東海郵船の御曹司で親戚との軋轢や足の引っ張り合いに嫌気がさし、自ら後継ぎの座を退いた過去を持つ階堂彬を演じるのは、ドラマ・映画への出演が後を絶たない、今最もブレイクしている若手俳優・横浜。飛ぶ鳥を落とす勢いで圧倒的な人気を誇る横浜が、初出演となる池井戸作品で、御曹司ゆえの葛藤を抱える複雑な役柄を堂々たる存在感で演じる。

監督は、『ソラニン』(2010)、『僕等がいた』(2012)など爽やかな青春映画や恋愛映画の名手として数々の作品を手がけ、大ヒットに導いてきた三木孝浩監督。その一方でWOWOW連続ドラマW『闇の伴走者』(原作:長崎尚志)ではミステリー・サスペンスの緊迫感を見事に表現し、その幅広い演出力で高い評価を受けた。竹内とは『青空エール』(2016)、横浜とは『きみの瞳が問いかけている』(2020)以来、それぞれ2度目のタッグとなり、信頼関係が築かれた強力な布陣で魅せる、熱い男たちの姿に注目だ。

さらに、W主演を務める竹内と横浜が劇中衣装を身に纏ったティザービジュアルも解禁。華麗にスーツを着こなし、鋭く、力強い目線で銀行員としての威厳を感じさせる2人の姿。宿命に抗い、過酷な運命に立ち向かう男たちの熱い人生を、高い演技力と圧倒的な人気を誇る竹内と横浜が力強く演じる。(modelpress編集部)

竹内涼真コメント

池井戸さんの作品に出演させて頂くのは3度目で、ご縁があるなと感じています。過去2作では企業側の立場でしたが、今作で初めて銀行マンを演じさせて頂きます!

大きな壁にぶち当たり、苦しんで、時にぶつかり合って奮闘するリアルな姿を表現することにこだわり、現場で三木監督や流星君と話し合いながら、気持ちを込めて撮影しました。

全国の働くみなさんにエールを送れるような映画になっていると思います。是非スクリーンでご覧いただけたら嬉しいです!

横浜流星コメント

池井戸さんの作品は以前から好きだったので、参加することができ、嬉しいです。

大企業の御曹司でありながら銀行員ということで、姿勢や立ち振る舞い、堂々とした存在感を意識していました。銀行員としても一から学びました。竹内くんとは見つめ合うシーンが多く、『照れるね』と笑いながらも熱く意見を交わし合い、2人の関係性を作っていきました。

生まれも育ちも違い宿命を背負い、運命に抗って生きてきた2人が出会い、お互いを認め合い、刺激しあいながら苦悩と向き合い、手を取り合う。そんな2人のライバルでもあり硬い絆で結ばれている関係性は台本を読んで、素敵だなと思ったし、心が熱くなりました。スピード感がありラストにかけて高揚感を感じてもらえると思いますのでお楽しみに。

監督 三木孝浩コメント

この作品は、出自の異なる二人の青年がそれぞれの宿命を背負いながらもお互いライバルとして認め合い、意識し合い、トップバンカーを目指して成長していく物語です。矜持の違いを火花を散らしながらぶつけ合う姿は、竹内涼真横浜流星という今まさに勢いある二人の俳優の熱量とシンクロして現場で何度も心滾る瞬間がありました。この熱きカタルシスをぜひ映画をご覧になる皆さんにも味わっていただけたら嬉しいです!

原作 池井戸潤コメント

これは、良きライバルであり、友人でもあるふたりの青年が、それぞれの運命にあらがい、様々な試練に立ち向かう青春の物語です。貧しい家庭で育ちながら愛情深く真っ直ぐで力強い「アキラ」を竹内涼真さんが、裕福な一族の御曹司ゆえに過酷な運命を背負う「あきら」を横浜流星さんが、どのように演じ魅せてくれるのか楽しみでなりません。人生の荒波に漕ぎ出す「アキラとあきら」に、スクリーンで出逢える日を心待ちにしています。

企画・プロデュース 青木泰憲コメント

対照的な宿命を背負った二人の青年の試練と成長を描いた本作は、銀行を舞台にしながらも“青春小説”としても楽しめる作品だけに映像化にあたってはキャスティングがとても重要でした。父の会社の倒産、夜逃げなど“運命”に翻弄され続けながらも理想を捨てなかった男、山崎瑛役については、ひたむきな情熱、真っ直ぐな誠実さ、正義感。名家の御曹司ゆえ約束された次期社長という“宿命”に抗い続ける男、階堂彬役については、クールな中に秘めた優しさ、聡明さ、清潔感。それらを意識しながらキャスティングしました。

また二人に共通しているのは、最後まで諦めない芯の強さだと思います。熱い感情を持った役柄を数多く演じ、内から溢れ出る情熱を感じさせる竹内涼真さん、武道で身に着けた美しい所作に加え、醸し出す雰囲気に芯の強さを感じる横浜流星さんなら間違いなく山崎瑛と階堂彬を体現し、池井戸さんがこの作品に込めた思いを観客に届けてくれると確信しました。人はなぜ生きるのか。何に情熱を傾け、何を成し遂げるのか――。二人の主人公が苦悩しながらも成長していく過程を見守ってほしいと思います。

「アキラとあきら」ストーリー

父親の経営する町工場が倒産し、幼くして過酷な運命に翻弄されてきた山崎瑛。大企業の御曹司ながら次期社長の椅子を拒絶し、血縁のしがらみに抗い続ける階堂彬。

偶然同じ名前を持った二人は、運命に導かれるかのごとく、日本有数のメガバンクに同期入社する。

だが、人を救うバンカーになりたいという熱き理想を持つ山崎と、情を排除して冷静沈着に仕事をこなす階堂は、銀行員としての信念が真っ向から対立する。ライバルとしてしのぎを削る二人だったが、山崎は立ちはだかる<現実>という壁を前に、自らの信念を押し通した結果、左遷される。一方、順調に出世していた階堂の前にも、親族同士の骨肉の争いという試練が再び立ちはだかる。階堂は<現実>から眼を背け続け、ついに階堂家のグループは倒産危機に陥る。

グループの全社員とその家族4800人の人生が掛かった危機的状況の中、山崎と階堂の人生が再び交差する———

乗り越えられない“宿命”などない。絶望的な状況を前に、【アキラとあきら】の奇跡の逆転劇が始まる。
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