伊藤万理華、役と共鳴 ボーダーレスに生きる道語る<息をするように>
2021.09.18 23:33
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女優の伊藤万理華が18日、都内で行われた短編映画『息をするように』の初日舞台あいさつに枝優花監督、Karin.(主題歌)と登壇。同作出演にあたっての意外なオファーや、少年役を通して自問自答の日々から抜け出せたことなどを明かした。
同作は、映画『少女邂逅』のほか、ドラマ制作やアーティストのミュージックビデオ制作などを行う枝監督が、シンガーソングライター・Karin.の楽曲にインスパイアされて手掛けた青春短編映画。アイデンティティーも性自認も定かでない思春期の少年アキ(伊藤)が、転校先で出会ったキイタ(小野寺晃良)と過ごすことで、心の奥に澱のように溜まっていた屈託を、静かに前向きに受け入れていく姿が描かれる。
出演するに至った経緯を尋ねられた伊藤は、「最初、Karin.さんから楽曲を含めてMVなどのプロデュースをお願いしますと言われました。そんなオファーはもらったことがなかったし、そんな風に言っていただけてうれしかったんですけど、結局できないから、わたしがご一緒したいと思っていた枝さんにお願いして、こういう形になりました」と説明。少年役については「役が男の子というのは話題としてはあると思うけど、自分が変に男の子としていないでいられたのは、この楽曲と枝さんが作る空気感が自分と近かったからだと思いました。男の子だけど、あまりそんなつもりで演じていなかった気がします」と振り返った。
さらに、「今は役者としてやらせてもらっていて、その前はアイドルで、その肩書やフィルターを通して(他人は自分を)見るし、そういうのはこれからも消えないのかもしれないけど、そこで立ち止まる必要がないというか、境界線がないものだと思えるようになりました。(アキにとっての悩みである)男女で(性を)決める必要があるのかとか、カテゴリーにはまる必要があるのかということに共鳴できた気がして、うれしかったです」と晴れやかな表情をのぞかせた。
そして「この作品は、自分が辛いときに、アキとして演じたものだったので、その記憶が残っていることがうれしいです。みなさんに観てもらって、自分って何だろう?と思ったとしても、自分は自分でしかないとプラスに捉えてほしいです」と呼びかけた。(modelpress編集部)
出演するに至った経緯を尋ねられた伊藤は、「最初、Karin.さんから楽曲を含めてMVなどのプロデュースをお願いしますと言われました。そんなオファーはもらったことがなかったし、そんな風に言っていただけてうれしかったんですけど、結局できないから、わたしがご一緒したいと思っていた枝さんにお願いして、こういう形になりました」と説明。少年役については「役が男の子というのは話題としてはあると思うけど、自分が変に男の子としていないでいられたのは、この楽曲と枝さんが作る空気感が自分と近かったからだと思いました。男の子だけど、あまりそんなつもりで演じていなかった気がします」と振り返った。
伊藤万理華、撮影を回顧
また、撮影の合間に「写ルンです」で写真撮影をして楽しんでいたそうで、伊藤は「(劇中に)自分が撮っているのもあったりして、使える写真があってよかったです」と安堵すると、「撮っている間、小野寺くんと、コミュニケーションがとれたので、やりやすい空気感で楽しかったです」と笑顔を見せた。伊藤万理華、役と共鳴「境界線がないもの」
伊藤は、枝監督と初対面したときも回顧。「ちょうど自分と向き合う期間で、何かに打ち込むのではなく、自分はどうあるべきか、自分はなんだと思っていた時期で、いつものテンションより低かった」のいい、そのため「アキが人と比べたり、自分は特別じゃないと思う感情」とリンクし「アキとして成立した感じがした」と打ち明けた。さらに、「今は役者としてやらせてもらっていて、その前はアイドルで、その肩書やフィルターを通して(他人は自分を)見るし、そういうのはこれからも消えないのかもしれないけど、そこで立ち止まる必要がないというか、境界線がないものだと思えるようになりました。(アキにとっての悩みである)男女で(性を)決める必要があるのかとか、カテゴリーにはまる必要があるのかということに共鳴できた気がして、うれしかったです」と晴れやかな表情をのぞかせた。
そして「この作品は、自分が辛いときに、アキとして演じたものだったので、その記憶が残っていることがうれしいです。みなさんに観てもらって、自分って何だろう?と思ったとしても、自分は自分でしかないとプラスに捉えてほしいです」と呼びかけた。(modelpress編集部)
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