小栗旬、ハリウッドデビュー前に渡辺謙からアドバイス<ゴジラvsコング>
2021.06.28 20:56
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俳優の小栗旬が28日、都内で行われた映画「ゴジラvsコング」(7月2日公開)のジャパンプレミアイベントに、日本語吹替えキャストの芦田愛菜、田中裕二、尾上松也、笠井信輔とともに登壇した。
小栗旬、ハリウッドデビュー作がついに公開
ワーナー・ブラザースとレジェンダリー・ピクチャーズ、東宝が提携し、「GODZILLA ゴジラ」(2014)より展開してきた「モンスター・ヴァース」シリーズの最新作である本作。前作で怪獣たちとの死闘の末、王<キング>として覚醒したゴジラが今回対峙するのは、映画史に君臨する究極のモンスター・コング。かつて日本で制作された「キングコング対ゴジラ」(1962)以来となる夢のマッチメイクが、ふたたび実現。小栗はハリウッド版「ゴジラ」シリーズ前2作で渡辺謙が演じた芹沢猪四郎博士の息子・芹沢蓮を演じる。本作でハリウッドデビューを果たした小栗。ステージに登壇してゴジラの横に立つと「『ゴジラがいるので』と聞いていたんですけど、思ったよりも大きくてちょっとびっくりしています」と笑顔を見せ、公開延期を経て、ついに本作が日本でのお披露目となったことについて「本当に嬉しいです。撮影したのが2年前なので、そこから考えるとずいぶんと長い時間が経って、ここまでたどり着いたなと思うんですけど、海外で公開されての評判なんかも聞きながら、ついにゴジラの国・日本で公開できるのは非常に嬉しいなと思います」としみじみと語った。
また、ハリウッドから本作への出演オファーがきた際の胸の内を聞かれると「なかなかリアルに受け止める感じではなく、『現実の話なのかなあ』という感情がありましたね。でも、いざ撮影現場に行ったらすごいスケールの世界で、ひたすらワクワクしながら、だけど圧倒されながら過ごしたって感じですかね」と振り返り、具体的には「時間の掛け方がものすごくて、時間をかけられる現場というのはクルーのタフさもあると思うんですけど、日本では時間に追われている気分になりながら撮っているんですけど、その辺は大きく違うなと思いました」とコメント。
ハリウッド映画でおなじみのトレーラーハウスも用意されていたそうで「やっぱすごいですね。だって快適なんですもん。なんでもあるし…」と感心し、セットのスケールにも驚いたそうで「すごいシーンがあって、自分がよくいたところがあるんですけど、そのセットを現場で初めて見たときはびっくりしましたね。デカくて…」と語った。
小栗旬、渡辺謙からアドバイス
さらに、撮影前にシリーズ前2作に出演していた渡辺謙からアドバイスをもらったそうで、「撮影でオーストラリアに行く前に時間を作っていただいて、食事をさせてもらったんですけど、『あまり気負わず、自分がやりたいと思う表現を胸張ってやってらっしゃい』と言って頂いたので、そんな言葉を受け取って向かった感じですかね」と打ち明けた。加えて、小栗とプライベートでも親交が深い尾上は、小栗が初めてハリウッドに出て行くと聞いた際の心境を尋ねられると「めちゃくちゃ興奮しました。『嘘だろ!?』と。『これから行くんだ』と聞いていましたので、いつ公開されるんだろうって楽しみに思っていたので、まさかこういう形で一緒にここに立っているとは、そのときは思わなかったよね。オファーを頂いたときは嬉しかったですね」と、小栗と笑顔を交わした。
そして、英語でセリフを喋っている自身に日本語吹替えも行なった小栗は「すごく難しかったです。別で声の仕事をさせていただいたりするんですけど、自分に自分の声を当てなきゃいけないとなると、どういう風に声をやればいいのかよくわからなくて、結局、普通に喋っているんですけど…」と戸惑ったことを明かし、小栗は「(ダメ出しは)あまりなくて、『そのまんまで大丈夫です』って言われたんですけど、今回ほど不安な吹替えはないです(笑)」と吐露した。
笠井信輔、小栗旬を「小倉さん」呼び間違え
なお、同場面で、笠井が小栗のことを『小倉さん』と呼び間違える一幕もあり、すかさず田中が「小倉さんは(『とくダネ!』で)何十年も言い過ぎたでしょ!小倉(智昭)さんじゃないから」と突っ込んで会場を沸かせ、小栗も「『おぐ』までくると『ら』になっちゃうんでしょうね」と理解を示したが、笠井は「普通ここは流していいところなんです。突っ込まなくていいです」と話し、田中は「あまりにも面白かったから」と笑った。最後に、本作の内容にちなみ、“倒したい相手”や“やっつけたいこと”を質問されると、小栗は「刺す虫ですね」といい、「ここから外のロケとかが増えてくると、刺す虫は嫌ですねえ。やっつけたいという思いが強いですけど、返り討ちにあうことの方が多いですね」と苦笑。また、田中は相方の太田光、笠井は元同僚の軽部真一アナウンサーの名前を挙げると、小栗は「そういう相手がいるっていいですよね」と羨ましがった。(modelpress編集部)
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