北村匠海 (C)モデルプレス

北村匠海「ギリギリで戦っていました」東京国際映画祭オープニング上映に感慨<アンダードッグ>

2020.10.31 17:46

映画『アンダードッグ』に出演する俳優の北村匠海が31日、東京国際フォーラムにて行われた「第33回東京国際映画祭(TIFF)」のオープニングイベントに登壇した。

今年は新型コロナウイルス感染予防対策のため、同映画祭恒例の六本木ヒルズアリーナでのレッドカーペットイベントは実施せず、東京国際フォーラムでのレッドカーペットアライバル、オープニングセレモニーを実施。オープニング作品『アンダードッグ』からは北村、瀧内公美ほか、主演の森山未來も大阪からモニター出演した。

北村は「数年ぶりにこの栄誉ある映画祭に来させていただきました。オ-プニングに選ばれ非常に光栄です」と感謝。「ボクサー役のオファーを受けたときの心境について「格闘技をやったことはなかったけれど見るのは大好きだったので、率直に是非挑戦してみたいなと思いました」と説明した北村は、「監督や森山さん、勝地涼さんとリングに上がれる機会を逃すまいと必死に食らいつきました」と撮影当時を振り返った。

またボクサーの役のトレーニングについて「最初はウェイトトレーニングなど筋トレなどを考えていたのですが、とくかく家に帰ってボクシングをするようにした」と紹介。「ボクシング作品などよりリアルな試合を見るようにして、中には試合の中で踊る選手とかもいて、インスピレーションを受けた」と振り返った。また実際のボクサーが試合前に行うような食生活や、体を追い込むトレーニングもしたといい「僕たち3人ギリギリな顔で常に戦っていました」と回顧した。

リモートで参加した森山未來 (C)モデルプレス
リモートで参加した森山未來 (C)モデルプレス
森山はボクシングの魅力について、スパーリングのトレーニング時を振り返り「憎くもない相手を殴る、殴られるという気持ちがわからなかったのですが、そういうトレーニングを通して、何か自分の中でスパークするアドレナリンのようなものに病みつきになってしまうという気持ちが分かるようになった。ボクシングに取り憑かれてしまうみなさんの気持ちが少しでも分かった」と思いを語った。

セレモニーにはそのほかフェスティバル・アンバサダーの役所広司、「TOKYOプレミア2020」作品の『君は永遠にそいつらより若い』より佐久間由衣、特別招待作品の『10万分の1』より平祐奈、『フード・ラック!食運』より土屋太鳳、EXILE NAOTOらが登場した。


映画「アンダードッグ」

“アンダードッグ”とは、ボクシング界では“咬ませ犬”を意味する言葉。スターダムに駆け上がっていく選手たちの陰で“咬ませ犬”として、踏み台にされながらも這い上がろうともがく崖っぷちのプロボクサー・末永晃を森山が演じる。

また共演する北村は児童養護施設で育った経歴を持つ成長著しい若手ボクサー・大村龍太を担当。勝地涼がテレビ番組の企画でボクシングに挑戦する鳴かず飛ばずの芸人ボクサー・宮木瞬に扮する。

「第33回東京国際映画祭」コロナ禍で開催

今年は新型コロナウイルス禍ではあるが、映画の力で少しでも人々に上を向いてもらおうという願いも込め開催。映画業界全体の「映画館に行こう!」キャンペーンのアンバサダーを務める役所が映画祭のアンバサダーも務める。

今年度はコンペ部門をなくし、今年限りという形でワールド・プレミアやアジアン・プレミアの作品を中心に、内外の個性 豊かな監督による新作の披露をするショーケース部門「TOKYOプレミア2020」が設立された。日本、アジア、欧米といった地域のバランスは保ちながら、従来のコンペ3部門の選定視点も残し、30本程度のプログラムを予定している。

全体のラインナップとしては、全作品が監督のキャリアに関わらずフラットに並び、世界から集まった映画の多様性が持つ面白さを観客に味わってもらうことを目的としている。(modelpress編集部)
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